ベトナム経由の乗り継ぎ。トランジットでお手軽ホーチミン観光を♪
こんにちは、ベトナムナビです。東南アジア、インドシナへ旅行へ行く際は玄関口としてホーチミンのタンソンニャット国際空港を経由する可能性があります。チケットの購入の際にうまく乗り継ぎ時間を調整できればいいのですが、あいにくホーチミンで数時間の滞在、もしくは1泊余儀なくされるケースもあるでしょう。また、旅慣れた方であれば、ちょっと立ち寄ってみたいとトランジットをする方も多々いらっしゃいます。今回はホーチミンを中心にトランジットの方法と滞在の過ごし方をご紹介したいと思います。
★トランジット(乗継)で一時立ち寄りのベトナム・ホーチミンで煩わしいことはしたくない!という人には空港から日本語ガイドがついてホーチミンの街を案内してくれるトランジット専用ツアーをご用意しています~。
入国カウンターへ
トランジットをご希望の方は、まずは入国カウンター(イミグレーションカウンター)へ行きます。タンソンニャット空港は狭いので迷うことはありませんのでご心配は不要です。日本人の方は「All Passport」の列に並びます。ここでパスポートを出してトランジットの旨を告げます。その際ホーチミンの滞在時間を尋ねられるので、お答え下さい。数年前までは怠慢な係員がいて、数時間の入国は拒否する事態もありましたが、最近はそんなこともなくなってきているようです。
ビザは必要?
社会主義国であるベトナムへの入国は本来ならばビザは必要です。ただし、トランジットの場合は最大でも24時間なのでビザは必要ありません。ただし、数時間(平均4時間以内)の滞在の場合は入国できない可能性もありますので、その際は粘るしかありません。またビザを取得すれば問題なく入国スタンプは押してくれます。ビザの取得はカウンターの横にあります。
荷物を預けよう
荷物を飛行機に積んだまま乗り越すことができるかは空港会社によって異なるので、確認しておきましょう。もし一時荷物を引き取らなければならないようでしたら、到着ロビー(出口付近)にロストバッゲージの窓口があります。本来は紛失した際に問い合わせる場所ですが、ここで預けることもできます。ただし、内部及び外部による盗難事件も発生していますので、貴重品は必ず持参することに加え、バッグは鍵を必ずしましょう。
まずは両替を
空港内出口付近の到着ロビーには両替所があります。どこもレートはほぼ同じなので、それほど迷う必要はありません。2013年初頭から円安が続いておりますので、お手持ちのガイドブックとは為替が異なるかと思いますのでご注意ください。
また、ベトナムではショップ、レストラン、ホテルと幅広くアメリカドルの使用が可能です。使いきれないことを考えた場合、半分はアメリカドルに換金することもおすすめです。両替はホテルや中心市街地でもできるので、都度両替もいいでしょう。
両替金額の目安は?
【半日滞在】
約5千円から1万円程度換金すれば問題ありません。観光スポット巡りであれば5千円程度で食事代込みでお釣りがきますし、市場やショップでお土産を検討されているのであれば1万円あれば問題ありません。
【1日滞在】
宿泊料金込みで1万5千円から2万円で問題ないでしょう。※ホテルのグレードによって異なります。
【オーダーメイド】
アオザイや洋服のオーダーメイドを考えている方は滞在費用含めて2万円から3万円程度を両替しましょう。
空港から市内へ
ホーチミンにはトランジットホテルがありませんので、宿泊される方は市内のホテルを手配することからはじめます。空港から市内まではバス、もしくはタクシーの二通りがあります。バスはベトナム語のみですし、どこで降りればいいのか分からないかと思いますので、タクシーがおすすめです。市内中心までどんなにかかっても20万ドン以内(千円程度)です。また、タクシーの場合はメーターの料金とは別に空港の通行料(1万ドン)も取られます。これはぼったくりではありませんのでご確認を。
空港から市内:所要時間は約20分(朝夕のラッシュ時は倍程度かかります)。
空港に来れるタクシーは大手企業経営です
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バスの乗り方は非常に難しいです
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タクシーの場合は乗車した際にメーターが動いていることを必ず確認してください。 |
半日滞在コース
プランA:欲張り観光巡りコース
予算:100万ドン(交通費・各種スポット入場料・食事)
所要時間:6時間
プランAではホーチミンの主要観光スポットを巡ります。フランス統治時代の西洋風ゴシック建築を愛で、ベトナム戦争の歴史を知る。インテリジェンスの方にはもってこいの観光巡りであり、ベトナムという国を半日で知ることができます。料理はベトナム名物を食べましょう。
<スケジュール>①空港からタクシーでホーチミン市内中心1区へ(約20分)
②ホーチミンの象徴「統一会堂」を観光(約40分)
③歩いて聖母マリア教会へ(約20分)
④向かいの中央郵便局へ(約30分)
⑤歩いてドンコイ通りへ(約10分)
⑥ドンコイ通り沿いのカフェでまったり(約30分)
⑦タクシーにて戦争証博物館へ(約70分)
⑧タクシーにてベンタイン市場へ(約60分)
⑨市場周辺もしくはドンコイ通りにて名物料理を(約60分)
⑩タクシーにて空港へ帰路(約20分)
プランB:異国情緒を感じようショップ&カフェ
予算150万ドン(交通費・お土産代・カフェ代)
所要時間:4時間
プランBは4時間未満の短時間のトランジット旅行者向けに組んでいます。ベトナムと言えば雑貨天国。ホーチミンと言えばカフェ天国。というわけで、雑貨ショッピング&カフェでお洒落な時間を過ごしちゃいましょう♪
ベトナムは交通状況はかんばしくなく、ラッシュ時は大量のバイクで渋滞します。移動時間には余裕をもっておくことを強くおすすめします。
<スケジュール>①空港からタクシーでホーチミン市内中心1区へ(約40分)
②1区中心ドンコイ通り周辺にてお洒落雑貨ショップへ(60分)
③休憩はキュートなカフェで(30分)
④ベンタイン市場でショッピング(約70分)
⑤タクシーにて空港へ帰路(約40分)
1日滞在コース
プランA:ホーチミン観光&ショッピングコース
予算200万ドン~(交通費・宿泊代・各種スポット入場料・食事代・お土産代)
1日滞在ではホーチミンを丸ごと楽しめちゃいます。ホーチミンを満喫する醍醐味は観光とショッピング。観光は1区を中心に主要観光スポットを回り、郊外であればチョロン(中華街)もおすすめ。その後はショッピングが定番。雑貨ショップを梯子してもよし、最近オープンした大型ショッピングセンターを周るのもおすすめです。もちろん東南アジアの雰囲気を味わうための市場も。食事は予算に応じてベトナム料理を堪能しましょう。また夜はベンタイン市場周辺にてナイトマーケットが開かれますので、そちらも楽しんでください。
<スケジュール>①統一会堂・中央郵便局など主要観光名所巡り
②1区中心にて雑貨ショップでショッピング
③ショッピングセンターで一息&ショッピング
④ホーチミン郊外5区チョロンにて中華の雰囲気を味わおう
⑤ベンタイン市場でお土産物選びを。値段交渉はお忘れなく!
⑥夜はベンタイン市場周辺のナイトマーケットを楽しもう
プランB:エステ&アオザイオーダーメイド。女子力を磨いてサイゴンっ子に
予算:500万ドン~(交通費・宿泊代・エステ代・オーダーメイド代・食事代)
1日滞在のもう一つのおすすめプランがこちら。アロマオイルをふんだんに使った極上エステにアオザイのオーダーメイド。どちらも女性ならば捨てがたいはず。どうせなら一度に満喫してしまいましょう。エステはガイドブックに掲載されている有名どころもおすすめですが、ホーチミンを歩けばマッサージ・エステと表記された看板がいたるところにありますので、自分で探し歩いてみるのもおすすめです。
アオザイのオーダーメイドの注意点は仕上がり時間です。フライトまでに仕上がらなければ国際便を手配してもらわなければなりません。スタッフが大丈夫だと言っても、当日取りに行ったらまだ仕上がっていない、なんてことも多々あります。心配な方は日系のオーダーメイドショップ、雑貨ショップに足を運びましょう。
ホテル選び
トランジットの場合は宿泊も一泊程度なので、ファイブスターホテルに泊まるのもちょっともったいない気がしますね。立地から選ぶと、おすすめなのは1区中心のドンコイ通り、もしくはバックパッカーが集うファングーラオ通りです。ドンコイ周辺は三ツ星から五ツ星ホテルが軒を連ねています。歩いて探せば三ツ星の中級ホテルがいくつか見つけることができます。ドンコイ通りは1区中心にあるので、聖母マリア教会や大型ショッピングセンターまでは目と鼻の先です。有意義なトランジットを贈りたい方におすすめです。
ファングーラオ界隈は予算を切り詰めたい人向けです。一泊2千円弱の安ホテルがたくさん並んでいますので、最初に寝室を見せてもらったのちチェックインしましょう。この周辺は夜になるとレストランバーやクラブがオープンして欧米人で賑わいます。ただし多国籍旅行者が集うので、治安に少し不安があります。女性の一人歩きはやめておいた方が無難でしょう。また、ベンタイン市場まで歩いて行ける距離なのも嬉しいところですね。
トランジット専用ツアーもあります!
初めてのベトナム、しかも今回は乗り継ぎでホーチミンに一時立ち寄るだけという方は、いきなり単独市内観光は不安ですよね?そんな方のためにベトナムナビではトランジット専用の市内観光ツアーもご用意してますよ~。
空港出口から日本語ガイドがしっかり案内してくれるので安心です。また、観光ツアーなので時間配分は気にせず、もれなくホーチミン観光をお楽しみいただけます。
いかがでしたか。ホーチミンにおけるトランジットの唯一の弱点は空港から市内までの移動時間です。渋滞に巻き込まれると大変なので、予定よりも早くに空港に向かうようにしましょう。ホーチミンは半日でも十分楽しむことができますので、是非お立ち寄りください。
以上、ベトナムナビがお届けいたしました。
他のエリアもトランジット(乗り継ぎ)できますよ~。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-06-12