【2019年】ベトナム3都市の治安と現地情報

ベトナム三大都市の治安とリアルな現地情報をお届けします!

こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムに訪れる日本人旅行者は年々増加傾向にあります。また、ベトナムは発展途上国のため、町並みは毎年のように変わっていきます。そこで、今回は2019年度版。ハノイ、ホーチミン、ダナンの三都市の治安とリアルな現地情報をお届けしたいと思います。初めてベトナムへ行く方は、何に気を付けて観光すればいいのか、しっかりと学習していってください。

ハノイの治安状況

まず最初はハノイから。ハノイはベトナムの首都で政治の中心のため、治安は比較的悪くありません。ホアンキエム湖や湖南方の市民劇場周辺は、深夜24時頃まで建物はライトアップされていますし、現地人や旅行者も多く通りを歩いていますので、何かしらトラブルに巻き込まれるようなことはないと思っていいでしょう。
●旧市街はちょっと注意が必要

しかし、夜の旧市街はちょっと注意が必要です。昼間の旧市街はのどかな古き良き町並みと、そこに暮らす人々を見ることができるのですが、しかしながら夜になると、旧市街はもう1つの顔を見せます。マーマイ通りやカウゴー通りといった観光地の中心であれば、深夜まで人通りが多いので安心できるのですが、それ以外のちょっと離れた場所だと、途端に人の気配がなくなります。
夜の旧市街では、酔っ払いの現地人や観光客が徘徊したり、売春婦なども多くいますので、女性の夜歩きはあまりおすすめしません。これは旧市街だけではなく、タイ湖周辺も同様。タイ湖の場合は街灯が少ないので、基本的な治安はいいものの、夜歩きはちょっと怖いです。

ポケットに財布は入れないように!

特に男性がやってしまいがちなのが、「ポケットに財布をしまうこと」。スリは人込みに紛れて行動しますので、ぶつかったふりをして財布を抜かれると、ほとんどの人は気づくことができません。ちなみにベトナム人は財布ではなく、お金をそのままサイドポケットに突っ込んでいる人も多くいます。スリ犯が取りにくい場所にお金をしまうのが、一番の予防策です。

ハノイの治安が良好な理由

ここでご紹介したように、ハノイで気にしなければならないのは夜の旧市街くらい。それも観光エリアから外れなければ、いたって安全です。そもそもハノイはベトナムの首都であり、社会主義国というベトナムの“見栄”の部分です。世界中の首相、政治家、VIP、要人がやってくるので、市街中心部は公安警察も目を光らせています。「東南アジアは危険なイメージがする」という旅慣れない方は、初めてのベトナム旅行でハノイを選んでみるのもいいかもしれませんね。

ダナンの治安状況

続いてご紹介するのは、ベトナム中部のダナンエリア。ダナン旅行者のほとんどはホイアンもしくはフエといった世界遺産都市にも足を運ぶかと思うので、そちらの現地の治安状況もしっかりと確認しておくといいでしょう。まずダナン市街地ですが、実はベトナム人の間ではさ「一番治安がいい町」としても知られています。タクシーやお店はぼったくることはありませんし、凶悪犯罪もありません。また、ベトナムでひったくりに遭う場合は、バイクで後ろからバッグやポーチを盗られるのが定番ですが、ダナンの場合は遊歩道と道路がしっかりと区別されているので、その心配もありません。
●夜のダナン市街も安全に楽しめる

昼のダナンは安心して過ごすことができることが分かりましたが、では夜はいかがでしょうか。ダナンは夜も非常に治安は良好。鯉の滝登り像やミーケービーチ周辺のホテル街は深夜24時頃まで観光客でにぎわっていますので、夜遊びするならこのエリアがおすすめです。
ダナンのロン橋

ダナンのロン橋

ビーチと自然を堪能できます

ビーチと自然を堪能できます

●ホイアンの現地治安状況

ダナンから車で40分ほどのところにある世界遺産のホイアンは、旧市街全体が世界遺産に指定されている歴史保護地区となります。行き交う人々はほぼ観光客ですが、それに混じってスリを働く輩も少なくありません。特に注意しなければならないのは「日本橋周辺」、「福建会館など混雑している名所」です。
ナイトマーケット

ナイトマーケット

灯篭流し

灯篭流し

●ホイアンの夜は大金は持っていかないこと!

一方、ホイアンの夜で注意してほしいのは、ナイトマーケットと灯篭流しを行う日本橋からバクダン通り周辺。特にバクダン通り沿いは大変混雑していて、スリ犯も多くいるとのこと。実際ここで財布をすられたという日本人旅行者も少なくありません。大金はホテルに置いておいて、必要最低限だけ持って観光するようにしましょう。
●フエの現地治安状況

一方、フエ旅行者も年々増えてきています。旧市街の阮朝王宮や、新市街に散らばる各皇帝の廟が名所となります。基本はツアーに参加してバスで回ることになるため、観光中に治安の良し悪しは気にする必要はなさそうです。また、滞在場所である新市街もそれほど人が集まる場所はありませんので、紛失や置忘れなどを別にすれば、基本的にトラブルに巻き込まれることはなさそうです。
阮朝王宮跡

阮朝王宮跡

現在も復旧工事が進んでいます。

現在も復旧工事が進んでいます。

ホーチミンの治安状況

最後はホーチミンの治安状況をご紹介します。ホーチミンは日本人に最も人気の観光都市です。観光の中心はドンコイエリア、ベンタイン市場周辺エリア、バックパッカー街がメイン。治安は女性の夜歩きでも問題なく、特にドンコイエリアとベンタイン市場周辺は非常に治安は良好。ただし、ベンタイン市場や同市場で毎夜開催されるナイトマーケットは人込みに紛れてスリ犯も活動しますので、前述したようにズボンのバックポケットに財布を入れるのはご法度です。
●夜のファングーラオは危険!

ホーチミンの中心市街地で危険レベルが高いのは、バックパッカー街と呼ばれるファングーラオ。昼間は人があまりいない通りですが、夜になるとバックパッカーやベトナム人の若者でごった返します。スリやひったくりはあまりいませんが、その代わりにドラッグやマリファナの斡旋業者が活動します。もちろんベトナムでも違法なので、絶対に甘い誘いにはのらないようにしてください。
夜のファングーラオ

夜のファングーラオ

いろんな国の人がいます

いろんな国の人がいます

●チョロンはベトナム人からしても危険!

観光地としても人気の中華街チョロンですが、夜のチョロンはベトナム人も近寄りたくないくらい危険のエリアと言われています。人の気配がない道は絶対に近寄らないようにしましょう。また、それ以外にも4区、8区も治安が悪いといわれていますが、ここ数年で大分浄化され、現在は高級マンションが建つような新興住宅地にもなっています。
チョロン市街地の様子

チョロン市街地の様子

昼間は一大問屋街としての雰囲気を楽しめます

昼間は一大問屋街としての雰囲気を楽しめます


いかがでしたか。今回は3大都市と呼ばれるハノイ、ダナン、ホーチミンの現地治安状況をご紹介しました。東南アジアや発展途上国ときくと治安が悪いイメージがありますが、ベトナムはアジアの中でも治安はいい部類です。初めてのアジア旅行者にも優しい地域となっているので、是非ベトナムにお越しください!以上ベトナムナビがお届けしました!

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-06-21

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