2016年は三大都市+ビーチを楽しもう
こんにちは、ベトナムナビです。一昔前までは、ベトナム旅行といえば南部ホーチミンか、北部首都ハノイのどちらかでした。もちろんの現在でも両都市が圧倒的多数を占めているのですが、最近はじわじわと中部と中南部の都市が認知度が上がってきた様子を受けます。もともと欧米人の間では、中部ダナンと中南部ニャチャンはベトナム旅行の鉄板中の鉄板でしたが、その波がどうやら日本にも押し寄せてきたようです。それでは、2016年のベトナムを見てみましょう!
2016年の祝日
2016年のベトナムは、前年と比べて祝日は多いです。大抵の祝日が土日に重なるため、振替休日で三連休となる日があります。ベトナム人は国内旅行が大好きなので、この期間中の観光エリアはどこも込み合うことが予想されます。
<元旦 新正月>
1月1日~1月3日
<テト 旧正月>
2月6日~14日
<フンヴォン記念日>
4月16日
伝説の王フンヴォンの命日。ベトナム建国の父と言われている皇帝です。旧暦で設定されているので、毎年日付は異なり、今年は16日。ただし、この日は土曜日に当たるため、月曜が振替休日となり、3連休となります。
<戦勝記念日&メーデー>
4月30日&5月1日
土日に当たるため、振替休日となり4連休です。戦勝記念日は南部ベトナム解放記念日ともいわれていて、要はベトナム戦争が終わった日です。
<建国記念日>
9月2日
現在のベトナム社会主義共和国が建国された日。金曜日に当たるため、3連休となります。
ただし、連休となるのは土日休みの政府機関のみ。ベトナムでは一般的に土曜日も出勤するので、連休の有無は各企業によって異なります。
イベント情報(予定)
ベトナムでは全国で開催されるイベントは直前にならなければ告知されません。しかし、予め決まっている恒例のイベントもあるので、現時点で分かる範囲でご紹介したいと思います。
●ランタン祭り中部ホイアンの歴史保護地区で開催されるランタン祭りでは、かつて交易都市として栄えた当時のホイアンが蘇ったかのような、そんな時代錯誤の風景を楽しむことができます。どこか懐かしい悠久の時間をお楽しみください。
日付は、1月23日/2月21日/3月22日/4月20日/5月20日/6月18日/7月17日/8月16日/9月14日/10月14日/11月13日/12月12日
チャム族の伝統舞踊
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日本橋のライトアップ
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ナイトマーケットも
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トゥボン川沿いの屋台で食事を
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●ホーチミンマラソン(1月24日)毎年恒例化しつつあるホーチミンマラソン大会。ベトナムでは健康促進のため、しばしばマラソン大会が開催されますが、実際は一度か二度の開催で恒例化には至らないことがほとんど。ホーチミンマラソンに期待しましょう。2016年は1月24日です。
●ジャパンフェスティバル(11月頃)2015年で三回目を迎えた日越の交流イベント。毎年9月23日公園で開催され、アイドル、アニメコスプレ、着物、和食と日本のカルチャーをベトナム人と一緒に楽しむことができます。まだ詳しい日程は決まっていませんが、例年通りであれば、今年も11月頃に開催されることでしょう。
●テト正月(2月8日※元旦)今年の旧正月は2月8日が元旦。政府関連施設は9連休となる見込みです。この時期はベトナム人も帰省や国内旅行と慌ただしく移動するので、列車やバス、飛行機もすべて満席となります。早めの予約&チケット手配を心がけてください。また、昨年は毎年開催されているグエンフエ通りのフラワーロードは改修工事を受けて場所が移動となりました。今年は工事も終わり、新生グエンフエ通りで一味違ったフラワーロードを楽しむことができるはずです。
ベトナムの伝統をみることができる
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書道の文化も
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ドンコイエリアも正月は花模様に
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フラワーロードに併設されているブックフェア
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2016年おすすめの観光エリア~キーワード「3大都市+ビーチ」
現在成田から直行便が出ている北部ハノイ、南部ホーチミン、そして中部ダナンの三大都市のいずれかの旅行が2016年は注目。ベトナム航空、ベトジェットエアといったベトナム系航空会社が2014年から2015年にかけて、揃って増便したので、よりベトナムが身近になりました。特にダナン⇔成田間が再び結ばれたのは非常に魅力。
●中部ダナンダナンはホーチミンやハノイと比べると目劣りする観光エリアでしたが、近年は観光開発に力を注ぎ、西洋の町並みを楽しめるバナヒルズや、ライトアップが綺麗なソンハン橋、ドラゴン橋などを立て続けに建設。観光客の誘致に積極的な様子です。もちろん周辺に点在する世界遺産も健在。「ホイアンの古き良き町並み」、「フエの建築物群」、「ミーソン遺跡」、「フォンニャケバン国立公園」といった4つの世界遺産を周遊することができます。
●北部ハノイベトナムの首都ハノイは、政治と芸術の町と呼ばれる郷愁漂う町。東南アジアに位置するものの、若干の四季があり、11月頃は秋で肌寒くなります。中央に広がるホアンキエム湖の畔に佇むカップル、シクロに乗って散歩する外国人、タイ湖で釣りに興じるベトナム人。それぞれが自分の時間を大切にし、ゆっくりと流れる時の中で観光散策を楽しむことができるでしょう。
●南部ホーチミン言わずと知れたベトナム最大の商業都市。日本の大阪としばしば表現されますが、案外的を射ています。人々は気さくで、人懐っこく、すぐに打ち解けることができます。雑貨天国、スパ天国と旅行者にとっては楽しみどころが満載。また、郊外のメコンデルタ地方へツアーに参加すれば、ジャングルクルーズといった雄大な自然を満喫することもできます。
7区フーミンフンは静かな町並み
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2区タオディエン。サイゴン川のほとりでコーヒーブレイク
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1区中心ドンコイ通り。ショッピング三昧の日々を
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5区チョロン。ベトナム最大の中華街
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●ニャチャン2016年注目のビーチエリアは2つ。「ニャチャン」と「フーコック島」です。ニャチャンは欧米人には知られていましたが、日本人の間で認知されてきたのはここ最近。気軽に訪れるビーチリゾートエリアとして、各旅行会社でも大々的に紹介されてきています。某旅行会社では、人気ツアーランキング2015でニャチャンが7位に選出。非常に人気があるビーチエリアへと変貌しつつあります。ニャチャンまではホーチミンから国内線乗り継ぎで行くことができますので、滞在日数に余裕があれば、ホーチミン観光もできてしまう魅力もあります。
●フーコック島フーコック島はカンボジア領との国境に面する離れ小島。メコンデルタ地方のハーティエンから高速ボートで行くこともできます。フーコック島はこれまでベトナム人にとってのリゾート地でしたが、近年は観光インフラが進み、外国人も多く訪れる一大リゾートアイランドと変わりました。まだ道路整備などのインフラに課題は残るものの、自然と人の調和をテーマにした観光名所や、ラグジュアリーリゾートホテルなどもあり、ひと夏をここで滞在することも可能。プーケットやボルネオと比べると目劣りするものの、ベトナムらしさを感じることができる自然派エリアとして日本人の間でもじわじわと人気が上がってきています。
2016年ナビおすすめエリア
自然+ビーチを楽しめるエリアとして一押しなのが「ムイネー」。ナビ記事でも幾度なく紹介していますが、メインストリートとなるグエンディンチウ通りの一本道沿いには、雑貨店、スパ、カフェ、オープンエアレストラン、バンガローが建ち並び、そして横に視線を移せば広大な南シナ海の海を見渡すことができます。バンガローで夜のさざ波を聴きながらアルコールに酔い、砂丘に佇み自然を感じる。時間も忘れるそんなひと時を満喫することができます。日ごろストレス社会に疲労困憊の日本人社会人は必ずこのリゾート地に共感を覚えるはず。「また絶対にこの地に戻ってくる」と。
いかがでしたか。2016年のベトナムはハノイ、ホーチミン、ダナンの三大都市にプラスして、ニャチャン、フーコック島、ムイネーといったビーチエリアがさらに注目される予感がします。ベトナムはまだまだ日本人旅行客にとって未開の地がたくさんあります。旅通の方も、ビギナー旅行者の方も是非一度ベトナムにお越しください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
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記事登録日:2016-01-13