ダラットには興味深い寺院がたくさんある!余すことなく訪れよう☆
こんにちは、ベトナムナビです。
ダラットと言えばどんな観光スポットをご想像しますか?
おそらく多くの方は西洋の町並みの中に佇む教会やフラワーセンターなどではないでしょうか。
しかし、ベトナムは全国で数千の仏教寺院があります。
ダラットにも熱心な仏教徒はいますので、寺院も市街地周辺に点在しているのです。
ダラットの寺院はどれも面白く、大変興味深いものばかりです。
日本のような厳かな佇まいとは異なり、電飾や文様で派手に装飾されたり、何かと仏像が大きかったりとベトナム人の気質すらうかがえる造りとなっています。
ダラットの寺院ランキング
今回はダラットに点在する寺院をランキング形式にご紹介したいと思います。
この記事で紹介する寺院すべてが観光スポットとして外国人に人気がありますので、是非余すことなく訪れていただきたいところです。
『ダラット寺院ランキング』
1位 リンフオック寺
2位 霊光寺
3位 竹林禅院
4位 ヴァンハン寺
5位 霊山寺
1位 リンフオック寺
リンフオック寺はダラット郊外チャイマット村にある寺院です。町並みはのどかで、時間がゆっくりと流れています。
そんな中、路地を抜けた先に姿を現すのがリンフオック寺です。
その特徴は何と言っても派手なこと。
無数にあるベトナム寺院の中でもこの寺は間違いなく1、2を争う派手さです。
通常のベトナム寺院は大仏の背後を電飾で飾り神々しさを表すのですが、こちらは電飾の代わりに派手な文様の装飾が隅々まで施されています。空を描いた天井、龍が巻きつく柱、そしてもちろん大仏も黄金色に輝いています。
奥へ進むと黄色の袈裟を纏った僧侶と仏教信者の方々が正座をして読経をしています。
欧米人は終始口をあんぐりと開けているほどです。
2位 霊光寺
霊光寺はダラット市街を北上し、ランビアン山へ行く途中にある小さな寺院です。
日本のトラベルガイドブックには掲載されていませんが、欧米人観光客はしきりに訪れるスポットでもあります。
仏教と言えば、中国、中国と言えば……そう!西遊記です(^^)
どんな縁があるかは知りませんが、この寺院には西遊記の像を見ることができます。
敷地内部には小さなお土産屋さんもあります。
寺院前は庭園のようになっていて、胴の長い龍の石像があります。その上には釈迦が立っています。1位でご紹介したリンフオック寺も同じように釈迦が龍の頭に立っていましたね。
釈迦と龍の関係は親密で、釈迦が盲龍を手当てしたり毒龍を退治する逸話が中国にあります。日本でもヤマタノロチや青龍は有名ですね。
言わずと知れた三蔵法師です。実在の人物なんですよ。
|
|
孫悟空。しっかりと如意棒を持っています。
|
猪八戒。やはり豚なんですねー♪
|
 |
沙悟浄……ただの人間のように見えますね
|
 |
寺の内部には大きな大仏と小さな大仏が安置されています。
|
その他にも手の平に目玉がある絵もあります。これは混合宗教であるカオダイ教のものかと思われます。 |
3位 竹林禅院
竹林禅院はケーブルカーで降り立った矢先にあることから、ダラットの南部観光への最初のスポットとして人気があります。
広い敷地面積を誇り、緑豊かな芝生が広がり、中央には湖があります。湖畔でお弁当を広げている現地ファミリーの姿もよく見ることができます。
黄色の袈裟を纏った50人もの僧侶が常駐し、敷地内を行き交っている光景はここでしか見ることができません。
敷地、観光客数、僧侶の人数ともにダラット随一の寺院です。
中央に広がる広大な湖は著名なベトナム人建築家のデザイン設計です。
湖を囲むように木々が生い茂り、その木陰ではピクニック気分の家族や若いカップルの愛の囁きの場にもなっています。
石段を下り続ければそのまま「トゥイェンラム湖」に続きますので、観光の中休みに丁度いいかもしれませんね。
4位 ヴァンハン寺
ダラット市街地から少し北上した坂の途中に佇むのがヴァンハン寺です。ここでの見どころは二つ。
一つはヴァンハン寺を象徴する黄金の大仏です。とても大きく、そのスケールに息を呑むことでしょう。
二つ目の見どころは寺内部に安置されている大きな赤子の釈迦です。
また、ここから望む景色も美観なので時間がある人は押さえておきましょう(^^)
ベトナムの仏教寺院に訪れた人ならば一度は見たことのある仏像ではないでしょうか。赤子の衣服を纏って右手で天を指し、左手で地面を指しています。
実はこの仏像は生まれたばかりの釈迦なのです。釈迦は生まれると7歩歩いて「天上天下唯我独尊」と唱えたとされています。
ちなみにヴァンハン寺に安置されている赤子の釈迦は非常に大きく、5メートルはあるのではないでしょうか。
5位 霊山寺
霊山寺はダラット中心市街地から徒歩圏内で行ける最も近い寺院です。「地球の歩き方」にも掲載されている有名な寺院で20世紀初頭に建設されました。
ベトナム仏教寺院の多くに見られるのですが、中国建築とフランス建築を混ぜた様式となっているのが特徴です。
規模は小さく、本堂だけの簡素なお寺ですが、近くにあることから年間を通して現地の方々や外国人観光客で賑わっています。
本堂に上がる石段の両側には龍の石像があり、中国建築を思わせます。
また本堂の脇にそれた小道には釈迦像や天上天下を唱えた赤子の釈迦が安置されています。
ナビが訪れたときは現地の方が釈迦像に花を添えて両手を合わせていました。そんな光景もよく見られます。
いかがでしたか。
ランキング形式にダラットに点在する仏教寺院をご紹介させていただきました。
いずれも場所が大きく異なりますので、足を運ぶ際は他のスポットと併せて訪れるように計画してください。
以上、ベトナムナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-11-07