【2019年】ベトナム旅行の現金&カード事情

ベトナム旅行をより快適に!現金とカードの使い分け講座!

こんにちは、ベトナムナビです。日本クレジットカード協会によると、日本人の国内カード支払い率は、およそ17%と世界平均40~50%と比べると半分以下の数値。つまりほとんどの人が現金払いとなります。しかし、そんな日本人の方も、海外旅行ではカード払いをする、という人は少なくありません。そこで、今回はベトナム現地の支払い方法やカード事情。海外旅行でのクレジットカードの利便性などをお届けしたいと思います。では行ってみましょう!

2019年最新!ベトナムのカード事情

ほんの十年前まではベトナムでカードを使えるところは観光エリアの中心一部くらいで、その他はほとんどありませんでした。しかし、昨今はカード支払いが普通となり、ベトナム人の若者はカードの他、アプリ決済も利用しているほど。では、旅行者がベトナムを訪れた際はすべてカード払いで済ませることができるのでしょうか。
まず、日本人旅行者は大きく分けて北部ハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンが観光の中心。この3都市はいずれもベトナム三大都市と呼ばれている大都会のため、旅行者向けの商業施設であれば、ほとんどのお店でカードを使うことができます。ただし、ホイアン旧市街にあるお店では、現金のみというお店も多いので気を付けましょう。ダナン市内であれば、若者が行くようなカフェでもカードは使えますし、スパ、レストラン、雑貨店はもちろん対応しています。

カードが使えないお店

一方、カードが使えないお店は、大体想像つくかと思いますが、「屋台」や「食堂」となります。また、博物館や美術館などの入場券も基本はカードが使えませんので、これらの施設を利用する際は、現金を持っていきましょう。
屋台はもちろん現金払い

屋台はもちろん現金払い

屋台食堂もカードは不可

屋台食堂もカードは不可

食堂

食堂

市場も基本はカードは困難です

市場も基本はカードは困難です

クレジットカードならすべての会社がOK?

旅行者向けのお店なら、ほとんどのお店でカード払いができることが分かりました。では、すべてのブランドで使えるのでしょうか。実はそうではなく、圧倒的に多いのはVISAとMasterの2つのみとなります。その他JCB,AMEX,ダイナースの3社は、ほぼ同率。ただし、日本人がよく行くスパやレストラン、雑貨店ではJCBに対応しているところは多いです。ただし、買い物をする際に確認は絶対に必要です。

デビットカードの利用状況

クレジットカードと並んで昨今浸透している「デビットカード」。後払いのクレジットカードと違い、デビットカードは支払いを済ませると、すぐに銀行口座から引き落とされますので、支払い管理に便利です。そのデビットカードですが、クレジットカード払いできるところではもちろん可能。また気になるのがATMでお金を引き落とせるかどうか。
ベトナムのATMで「plus」と記載がある機械は基本的にATMでお金をおろすことができます。また、自分の持っているカードが海外で利用できるかどうかも事前に確認しておいてくださいね。多くのホーチミンやハノイでは多くのATMで利用できますが、ただし為替レート、手数料、事務手数料などが上乗せされるので、何度も引き落としていると、手数料だけで数千円にのぼってしまいます。また、一度におろせるのは3万円程度です。1日のカード上限も確認しておきましょう。
バックパッカー街や観光地には決まってATMがあります

バックパッカー街や観光地には決まってATMがあります

ホテル傍にもあるケースが多いです

ホテル傍にもあるケースが多いです

コンビニ周辺にもあります

コンビニ周辺にもあります

ツアーデスクが並ぶ通りにもありますよ

ツアーデスクが並ぶ通りにもありますよ

クレジットカードのメリット

クレジットカードで支払いすることにどんなメリットがあるのでしょうか。

●海外ショッピングポイントが貯まる

クレジットカード会社にもよりますが、海外でショッピングをすると、国内で買い物するよりも多くのポイントが貯まることがあります。カード独自の買い物ポイントやマイルを貯めている旅行者も多いかと思います。
●現金を失う心配がない

現金は盗まれたり落としたら、もう二度と戻ってきません。しかし、クレジットカードであれば、紛失したり盗まれた場合はカードをとめてもらうことで解決できますし、仮に不正利用されても支払う必要はありません。ベトナム旅行で現金をたくさん持つのは非常に危険なので、できればクレジットカードが使えるお店は、カードで支払うのが安全です。

●空港でも快適

クレジットカードの上級会員、プライオリティパス保有者などは、空港でラウンジを使用できたりと、何かと特典があります。ラウンジでは「電子機器の充電」、「食事バイキング」、「シャワー(一部)」などがあり大変豪華。特に充電はスマホやゲーム機、パソコン保持者には大変重宝します。ちなみに空港内のコンセントは勝手に使ってはいけません!その他上級会員だと、優先チェックインや受託手荷物10~15kgオーバー、優先搭乗などのメリットも受けることができます。
小さなものでもカード支払いがおすすめ

小さなものでもカード支払いがおすすめ

最初にカードの可否は店員に訊ねておこう!

最初にカードの可否は店員に訊ねておこう!

チェックインカウンターも優先できます

チェックインカウンターも優先できます

空港も快適に

空港も快適に

ここで5時間も6時間も待つのはしんどい……

ここで5時間も6時間も待つのはしんどい……

現金とカードを両方使うのが一番!

理想のベトナム旅行は、現金とカードを両方併用すること。高級レストランやスパ、ホテル内施設などは支払いもある程度高額になってくるので、カードで支払うのがおすすめです。一方で少額の買い物やカード不可な場所では現金支払いをしましょう。
●ベトナムドンは必要最低限

ベトナムドンは日本円に両替するとレートが悪くなるため、極力現地で使いきるようにしましょう。また、市場やナイトマーケットといった人込みの多いところではスリも多発しています。ズボンの後ろのポケットに入れておくと、すられても気づきません。バッグにしまう場合も、底の方にしまったり、鍵付きバッグを選ぶようにしましょう。またホテルのセーフティボックスは自分で暗証番号を決めれるタイプなら使ってもいいですが、単純なダイヤル式は危険です。
混雑するイベントなどはスリが多発

混雑するイベントなどはスリが多発

市場も危険です

市場も危険です

セーフティボックスも使うかどうかは慎重に

セーフティボックスも使うかどうかは慎重に


いかがでしたか。現金はついつい使いがちですが、実はクレジットカードはポイントやマイルがつくばかりか、スリや紛失といった安全面から考えても、海外旅行では非常に重宝します。「でも自分は現金派」という人もいるかと思いますが、海外旅行ではリスク管理をしっかりと徹底するようにしてください。以上、ベトナムナビがお届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-06-14

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