こんにちは、ベトナムナビです。年々日本人観光客が増えているベトナムですが、治安がいいことから小さなお子様連れのファミリーの姿もよく見えます。また、意外かもしれませんが、ベトナムはフィリピンに注ぐ東南アジアで日本から近い距離に位置しているので、土日と1~2日の有給で気軽に行けるのも魅力の1つです。そこで、今回は子供連れのファミリー旅行で知っておくべきベトナム現地情報をお届けします。
空港から市内へ
ハノイのノイバイ空港から市内まではおよそ1時間。ダナンのダナン国際空港から市街地まではおよそ15分。ホーチミンのタンソンニャット国際空港から市内中心までは、およそ30分の所要時間となります。交通機関は市営バス、民間バス、ミニバス、ハイヤー、タクシーなどがありますが、ハイヤーは相乗りになることもありますし、ミニバスはぎゅうぎゅう詰め、バスは席がなければ立つことになります。よって、小さなお子さんが快適に乗れるのはタクシー一択となるでしょう。
タクシーに乗ったら、まずはメーターの料金が0になっているかを確認してください。ベビーカーや荷物はトランクに入れることができますが、夜は荷物の取り忘れなどが多発しています。タクシー会社は運転手の身分をしっかりと把握はしていないので、車内で紛失した場合、戻ってくる可能性は限りなく低いと考えてください。
ホテルは4つ星以上がおすすめ
ホテルの星の数の基準は世界各国で異なるのはご存知ですか。それによると、ベトナムのホテルの基準は他の先進国と比べて低いとのこと。「せっかく星付きを選んだのに、全然サービスがなってない!」と嘆く旅行者も少なくありません。部屋に蟻やごきぶりが出たり、冷房が壊れていたり、シャワーのお湯が出なかったりと……、大人でも我慢できないのに、子供が我慢できるはずはありません。せっかくの家族旅行がこれでは台無しです。ホテルを選ぶ際は、4つ星以上の高級ホテルにするといいでしょう。ちなみに、ベトナムはホテル料金が安いことでも有名で、5つ星であっても一泊1万円ちょっとで泊まることができます。
ベビー&キッズ用品や日用品の調達方法
まだ乳児期であれば、おむつやミルクが手放せませんね。また、離乳食も滞在日数分すべて日本から持っていくのは重くて大変です。しかしご安心ください。ベトナムもここ数年で大分発展し、外資のベビー用品をたくさん輸入しています。簡単な生理用品や日用品はコンビニでも手に入りますし、ベビー用品はスーパーやショッピングセンター、ベビー用品の専門店に行けば手に入ります。日本メーカーの和光堂や森永などもありますが、値段は1.5~2倍くらいするものもあります。その他韓国メーカー、アメリカメーカーが普通に手に入れることができます。
滞在中はツアーを有効活用する
ホーチミンのクチトンネル、メコンデルタ。ハノイのハロン湾、サパといった郊外の自然エリアはすべて自力で行くのは困難となります。基本は日本語ガイド付きのツアーに参加することとなるでしょう。自力で行く場合はローカルバスを乗り継いだりしなければなりませんし、小奇麗なレストランもありませんので、お腹を壊す心配もあります。一方、ツアーに参加すれば、ガイドに不安事はすべてお任せすることができますし、道中の食事処も日本人が目利きで選んだ信頼できるお店です。子供も楽しめる有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
レストランの選び方
大人同士の旅行であれば、「屋台料理を楽しみたいね」、「食堂で下町料理を」といった冒険もできますが、胃腸の弱い子供に普段食べ慣れていないものをたくさん食べさせると、けっこう高い確率でお腹を壊します。感染症の確率は低いにしても、お腹が緩むと観光もままなりません。滞在中の食事は、基本的に冷房の効いているようなきちんとしたレストランに行くのがおすすめです。また、火の通っていない料理やシーフードの食べ過ぎは注意が必要のほか、辛味や酸味が強い料理も胃腸に刺激が強く、大人でも下痢になってしまうほど。注文するメニューにも気を遣うといいでしょう。
いかがでしたか。小さな子供連れのファミリーは、観光はツアーで、ベビー用品などはショッピングセンターで調達するのがおすすめです。その他、ベトナムは日本よりも大分暑いので、日射病、熱中症、日焼け対策も必須です。市内散策する際も、できるだけ日陰を歩いたり、バイクや車の排気ガスを避けて観光するのがいいでしょう。以上、ベトナムナビがお届けしました。