出張者のホーチミンの過ごし方

こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムの首都はハノイですが、最も大きな商業都市は、南部ホーチミンです。ホーチミンといえば旅行者に人気の観光都市というイメージがありますが、実はビジネスで訪れる出張者もたくさんいます。そこで、今回はホーチミンにやってくる出張者の現地での過ごし方をご紹介したいと思います。もちろんホーチミンだけではなく、ハノイでも共通する部分もありますので、ベトナム出張者全般に読んでほしい記事となっています！

ホーチミン出張者が宿泊する場所

ホーチミン出張者の多くは毎月、もしくは2月に一度くらいのペースでやってきます。4～5日程度の出張の人もいれば、月の半分いるビジネスマンも少なくありません。そんな彼らが宿泊するホテルは、ホーチミン1区のタイバンルン通りが主。市民劇場周辺であれば、ロッテレジェンドやマジェスティックといった5つ星に宿泊する人もいなくはありませんが、毎月出張に来る方は経費がそこまで落ちませんので、一泊5000円～7000円程度のビジネスホテルに宿泊します。ビジネスホテルとは言っても、3つ星、あるいは4つ星ホテルとなりますので、広々としたワンルームに朝食ビュッフェは当たり前、ホテルスパも格安で受けられるといった、ちょっと贅沢な滞在ができます。

タイバンルン通り沿いのホテル

日本人と韓国人がほとんど

出張者たちの仕事の場

ホーチミン出張者の勤務先は、大きく分けて3つのエリア。
1．市内中心のオフィス……ITや不動産企業が多いですね。市内中心にオフィスを構えているので、よくレタントンの日本人町界隈に出没します。オフィスはどこの企業もそれほど広くないため、顧客との商談は近くのカフェでやることもしばしば。レタントン通りのカフェに行けば、たいてい1組か2組は背広を着た日本人がいます。

2.工業団地……ホーチミンから車で90分ほど郊外に向かった先にあるビンズン省とドンナイ省には、日系企業が多数入居している工業団地があります。ベトナムに進出している日系企業の5割以上は製造業なので、工場が勤務先という出張者も多くいます。

3.メコンデルタ……メコンデルタの農家に行くのはメーカーのビジネスマン。農家及び仲介業者との打ち合わせ、抜き打ち検査などが主な業務。取引先まで車で数時間かけていかなければならない過酷な業務です。

昼食時に集う日本食レストラン

出張者といっても、さまざまな業種で溢れていますが、昼食に行くレストランは、大体似たり寄ったり。レタントン通りの日本人町には、数多くの日本料理店があります。出張当初は「ベトナムに来たんだからベトナム料理がいいな」と思っていた方々も、出張を重ねるごとに、だんだんと日本食が恋しくなっていく様子。「ベトナムにいるだけでストレスが溜まるから、昼食くらいは和食を食べて落ち着きたい」という意見も多々見受けられます。

お寿司はいまではどこでも食べられます

カレーも

吉野（レジェンドホテル内）日本と全く変わらない和食を食べさせてくれるお店！ Googleマップで見る

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出張者たちの束の間の癒しの時間

先に説明したように、海外出張者は想像以上に業務量が多く、朝から晩まで仕事尽くめで観光している時間はほとんどないようです。そんな彼らが昼休みや仕事終わりにふらっと立ち寄る場所が、「マッサージ店」です。同じくレタントン通りの日本人町には、安くて質のいいマッサージ店がたくさんあります。スクラブやフェイシャルのような、女性向けのメニューのあるスパはドンコイエリアやベンタイン市場などに固まっていますが、日本人町では1時間程度の短時間を気軽に楽しめるボディマッサージやフットマッサージが出張者に人気です。料金も15～20ドル程度なので安いです。

サウナもあります		追加料金を払えば個室も利用可能
タイマッサージルーム		フットマッサージも

空いた時間はツアーに参加♪

しかし、仕事で忙しいといっても、ときには時間が空くこともあります。客とのアポイントが急遽キャンセルになったり、仕事が思った以上に早く終わる場合もあります。また、仕事は金曜までで終わらせて、土日の休みをベトナムで過ごすというやりかたもあります。このように半日から1日自由時間となったときは、ツアーに参加して束の間の旅行気分を味わうのが出張者の楽しみ。体力がある方はメコンツアーやクチトンネルといったアウトドアツアーに参加して、ゆっくりと市内でリラックスしたい方は、夜発の水上人形劇場やディナークルージングに出かけるようです。

メコンツアー

メコン川の川下りです

ミトーの永長寺

水上人形劇場

ディナークルーズ

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旅慣れた出張者の癒しのエリア

何度もホーチミンにやってくる出張者は、メコンツアーやクチトンネルも行きつくしてしまいます。そこで、時間が空いたときにしばしば出かけるのが、「ブンタウ」と呼ばれるビーチエリア。ベトナム人にも人気の素朴な港町で、旅行者には日帰りツアーが人気です。海水浴だけではなく、仏教寺院、キリスト像、マリア像の見学であったり、シーフードも欠かせません。日帰りでも楽しめますが、1日ゆっくりとして気分をリフレッシュするのが出張者の流行り。

ブンタウのバックビーチ		漁業の町です
仏教寺院のタウ寺		ブンタウ市場

バックビーチ（ブンタウ）ブンタウ最大のビーチエリア。乾季の時期は連日ベトナム人で賑わう。日本人観光客にとっては、常夏のリゾート気分を満喫できる Googleマップで見る

タウ寺ブンタウの地元民から高い支持を誇る中国系寺院。海を見つめる背の高い観音様をその裏手にある本堂が見所。参拝に訪れる地元民で後を絶たない。 Googleマップで見る

キリスト像ブンタウを象徴する観光名所。遠くにそびえ立つキリスト像は内部に入ることも可能。歩きやすい服装、運動靴は必須 Googleマップで見る

タンタム廟いまもなお地元民に親しまれている由緒正しき廟。見所はクジラの骨。南海将軍と呼ばれるクジラは漁師にとっての守り神的存在 Googleマップで見る

チャンフー通り（魚介類を扱う食堂エリア）港町ブンタウでシーフード三昧。新鮮な魚介類を食べたいならこの通りがおすすめ！潮風に吹かれながら食事をとろう Googleマップで見る

ホワイトパレス歴代大統領が利用していた別荘地。西洋風の洋館や寝室、応接室を見学できる。難破船から引き上げた陶磁器も展示。丘から望む景色も絶景 Googleマップで見る

マリア教会山頂に建つ聖母マリアの像が印象的なカトリック教会。外国人旅行客の観光スポットとしても活躍。お土産処もあり Googleマップで見る

ブンタウホーチミンから車で90分。日帰りで行ける穴場ビーチリゾート。市内観光に疲れた方は、ビーチでのんびりと過ごしてみては。 Googleマップで見る

いかがでしたか。出張者がどのようにホーチミンで過ごしているのか。その様子をご紹介していきました。ホーチミンも馴れてくると行動の幅が広がりますので、出張者の皆さんは旅行者とはまた違った旅を楽しんでいる様子です。これからホーチミンへ行く出張者の方は、ここで紹介した過ごし方を参考にしてみてはいかがでしょうか。以上、ベトナムナビがお届けしました！