ベトナム旅行の旅費はどのくらい必要?
こんにちは、ベトナムナビです。コロナの治療薬も日進月歩。2022年はベトナム含む世界各国で2年振りとなる海外旅行の解禁を目論んでいます。ベトナムでも11月時点でホイアンとフーコック島の両都市で外国人観光客の受け入れを開始。今後はハノイやホーチミン、ダナンなど主要観光都市も随時解放される見込みとなります。そこで、今回はベトナム旅行に必要となる旅費をご案内。どのくらい準備すればいいのか、その目安をご紹介します。
日本発のパッケージツアーの目安は5~10万円
日本発のパッケージ旅行に申し込む場合は、往復航空券+現地ガイド+ホテル代で目安は5~10万円となります。コロナ後は飛行機の便数が減ったり、収容人数が半分ほどになることが見込まれるので、必然と旅費も上がってしまいます。また、ホテルに関しても従業員を減らしたり消毒など感染症対策を講じなければなりませんので、その分費用は上乗せ。やはり旅費が高くなる要因となります。そのため、安くて5万円前後。平均は8万円前後がパッケージツアーの旅費となることでしょう。
ホーチミンのタンソンニャット空港
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海外に来たことを実感する瞬間ですね
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現地オプショナルツアーは2500~1万円
添乗員同行ツアーではなく、現地は原則個人行動のパッケージツアーに参加する場合、滞在中一度くらいは現地オプショナルツアーに参加したいですよね。その現地ツアーの旅費は、半日ツアーで最安値が2500円程度。丸ごと1日ツアーであれば、5000~1万円が相場となります。ホーチミンのメコンツアーのような毎日催行されている人気ツアーであれば、最安値で参加できますが、それ以外のツアーは少ない参加人数で車やガイドを貸し切ることになるので、料金設定も高くなりがちです。
ただし、ベトナムは市内から郊外へ向かう電車がありませんので、基本的に郊外観光の場合は、ハノイにしろホーチミンにしろ現地ツアーに参加するのが必須となります。現地には複数の日系旅行会社がありますので、充実したプログラムであるかを基準に選んでみてください。
料理教室
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メコンツアー
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クチトンネル
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クチトンネルの穴。大柄な米軍は入れませんでした
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ベトナム旅行の食費は3万円
物価の安いベトナムですが、それはベトナム人と同じように大衆食堂や屋台で食事をした場合です。しかし、実際日本人旅行者が足を運ぶガイドブックに紹介されているようなお店では、ドリンク含めて1食2000円前後が相場となります。さらに観光の合間にカフェへ行ったり、夜はナイトバーでお酒を飲んだりすると、1日の食費は1万円前後と考えるのがいいでしょう。
パイナップルチャーハン。ベトナムの定番です
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東南アジアらしいレストランがたくさんあります
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カフェでベトナムコーヒー
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何もベトナム料理だけじゃありません
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屋台&食堂は1食200~400円
もし屋台や食堂で食事を済ませるのであれば、1食の予算は400円以内に収まります。安いものであれば100円前後で食べることができますが、初めてのベトナム旅行であれば、いろいろな屋台料理も食べてみたいですよね。そう考えると、屋台や食堂だからといってそれほど安上がりにはならないかもしれません。
ベトナム屋台も旅行の魅力
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夜は特に屋台が多くなります
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大衆食堂。お馴染みです
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こちらも滞在中は1度は体験してほしいです
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お土産の予算は1~2万円
ベトナムと言えば、可愛らしいベトナム雑貨や食品が人気ですね。ベトナム雑貨は品質がピンキリで、マグネットや小物の陶器など安いものであれば数百円で買えますが、シルクの服やオーダーメイド、お洒落な雑貨などは、1つ数千円するものもざらにあります。そのため、お土産の予算は予め決めておくのがおすすめです。食費や娯楽費とバランスをとって旅費を決めるといいでしょう。
YUGOCのマカダミアナッツ
また、ここ数年で大分進化したお土産が「食品土産」です。今では定番となった高級チョコレートブランドの「marou(マルウ)」や、生はちみつやマカダミアナッツなど自然食品をお土産用に販売する「YUGOC(ユーゴック)」といったブランドは、すべてここ数年で生まれたもの。市場で買うようなお菓子より値段は張りますが、しっかりとお土産らしいパッケージがされていて、なおかつ味もお墨付きなので、自分用ではなく、家族や友人、会社の人といった大切な人へ向けたお土産に重宝します。
シルクのネクタイ。1000円ほど
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アロマキャンドルやお香も定番雑貨ですね
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ベトナム雑貨といえば、可愛らしいサンダル!
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最近はお土産専門のスーパーも増えてきました
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移動費の目安は1日1000~5000円
続いてご紹介するのは、市内の交通手段の予算感です。例えばホーチミン市内であれば、ほとんどの観光スポットが徒歩圏内となりますし、ハノイもホーチミンよりは歩きますが、ホアンキエム湖を中心に基本は徒歩観光がメインとなります。移動費がかかるのが、中部ダナンにおけるホイアン間の往復です。
タクシーで行くと片道2000~2500円ほどかかります。
しかし、こちらもダナン市内の観光であれば徒歩、もしくはタクシーでワンメーターの距離にあります。
バイクタクシーのセーオム
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路線バスはベトナム語のみなので使い勝手が悪い
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国内線は安い!全国どこでも往復1万円以下
例えばホーチミンとハノイの2都市周遊。ダナンとハノイ、ホーチミンとフーコック島など、国内の移動に空路を利用する場合の旅費はおよそ1万円。国内どこでもこの価格で行けるので、次のベトナム旅行は2都市観光を計画するのもいいかもしれませんね。
国内移動はLCCがおすすめ
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国営ベトナム航空はレガシーなのでちょっと高め
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ホテルの予算は1泊5000円~
ベトナムは世界から見てもホテルの宿泊料金が安い国となります。4つ星から5つ星ホテルであっても1泊5000円程度で宿泊することができます。そのため、せっかくのベトナム旅行なので、多少奮発して5つ星の高級ホテルに泊まってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ベトナムの高級ホテルには基本的に下記ファシリティサービスがあります。
・24時間ルームサービス
・屋外プール
・スパ
・カフェレストラン
・ナイトバー
・フィットネスジム
日本人旅行者の中には、朝から夜まで観光に出ずっぱりで、ホテルに戻ってきても寝るだけ、という人もいますね。しかし、高級ホテルに泊まるのであれば、たっぷりとホテルライフも楽しんでほしいところ。1日とは言いませんが、半日ほどホテル内で生活してみてはいかがでしょうか。それも海外旅行の醍醐味ですよ。
ベトナム旅行のトータルの旅費の考え方
今回はベトナム旅行における各料金の予算感をお伝えしました。トータルで考えると、1日の予算は2万円前後。それにパッケージ料金を加えた金額が合計の旅費となりますので、4日間の旅程の場合は、ベトナムの滞在が2日間と仮定すると10万円前後が目安となります。
いかがでしたか。今回はカテゴリー別にベトナム旅行にかかる旅費を考えてみました。ベトナムは物価が安い国ですが、外国人旅行者の行動範囲を考えると、ある程度多めに予算を組むのが満足行く旅行を成功させるポイントとなります。是非次のベトナム旅行の参考にしてみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-12-10