日本の冬の季節に行きたい一押しベトナム観光エリア

日本の冬の時期に南国を満喫。何とも贅沢な滞在を実現!

こんにちは、ベトナムナビです。11月頃から日本は徐々に肌寒くなりますね。北海道では10月にはすでに初雪を観測するほどですが、全国的に冬と感じるようになるのは、12月頃から3月頃まででしょう。この時期は年末年始や春休み、卒業旅行などが続きますので、中には「ベトナムに行くこと決まってます」という旅行者も多いのではないでしょうか。そこで、この12月から3月の日本でいう冬の時期にベトナム旅行する方は、どこの観光エリアがおすすめなのでしょうか。一押しエリアと、観光に注意したいエリアを同時にご紹介したいと思います。

北部と中部と南部。それぞれの現地状況

中部地方

ベトナムといえば、一年中暑いのが定番ですが、実は全国どこでも常夏というわけではありません。あまり知られていないようですが、熱帯気候に属しているのは、ベトナムの中では南部と中南部のみ。北部ハノイや中部ダナンも観光のメッカですが、こちらは温暖気候となります。ちなみに、12月~3月の間は、北部中部とも乾季に入るものの、気温は低く、特に北部旅行者は注意が必要です。また、中部はまだ雨降りの日が多く、1月の終わり、もしくは2月頃まで雨季が続きます。中部のダナン、ホイアン、ミーソン遺跡、フエといったエリアはすべて同様の気候なので、これらに観光に行かれる方は、なるべく2月以降に計画するといいでしょう。
北部地方

北部はベトナムで最も温暖な気候を持ち、日本ほどではありませんが一年を通して四季があります。10月から11月頃の北部はハノイを中心に短い秋の季節が訪れ、それから冬がやってきます。冬は日本よりも短く、一般的に12月から2月頃と言われています。最高気温でも20度を下回る日が続き、朝晩はかなりの冷え込みのため町は霧がかり、道行く人はジャンパーやコートを着込んでいます。「南国バカンスを楽しみにしてきたのに……!」と残念な思いをしてしまう人も少なくないため、この時期にベトナムに訪れる方は、地域別の気候をよく確かめるようにしましょう。
南部地方

残すところは南部地方ですが、こちらはご安心を。長らく続いた雨季も11月ないし12月を境に乾季に入っていきます。12月中旬頃までは最後の灯のように豪雨が降ることがしばしばあるのでご注意ください。1月から3月の旅行期間は、ホーチミンはハイシーズンとなるので有意義な観光を楽しむことができるでしょう。また、南部だけではなく中南部もナビの一押し。中南部はダラット、ムイネー、ニャチャンの3つの観光エリアが人気を博しています。

冬の時期は注意したい観光エリア

上記で紹介したように、日本の冬の時期に真夏を観光を楽しむなら、北部と中部はおすすめできません。また、中南部は熱帯気候ではありますが、ダラットはもともと避暑地として人気のエリア。標高の高い山岳地帯なので、ここだけは熱帯気候は当てはまりません。12月から3月のダラットは朝と晩はやはり冷え込みますので、バカンスには似合わないでしょう。これらを鑑みると、一押しは「南部地方」となります。

日本の冬はベトナムの夏!目指せ南部地方!

ケッペン気候区分では「熱帯サバナ気候」を持ち、雨季と乾季の2つのシーズンのみに分かれている、東南アジアを象徴する典型的な気候がベトナム南部地方。国内最大の都市ホーチミンを抱え、日本人旅行者数は年間35万人以上。また、近年はホーチミンだけではなく、周辺エリアも徐々に活気づいてきました。他のタイやマレーシア、シンガポールと比べると、まだまだ田舎っぽさが残り、観光開発もこれからといったところ。将来的に期待できるエリアといえます。
●ホーチミン

半袖短パンミニスカートにサンダルといったラフな格好で町を歩けるのがホーチミン。ちょっと前まで日本でコートにくるまっていたのが嘘のように思えるでしょう。それこそが南国旅行の魅力。日本とのギャップをおおいに楽しんでいってください。ホーチミンに来たからには、市内でスパや雑貨店巡りをしたり、ツアーに参加してクチトンネルやメコンツアーに出かけるのが王道。特にメコンツアーは大自然を堪能できるとあって、日本人に一番人気のツアーとなっています。
お土産も忘れずに

お土産も忘れずに

雑貨天国です

雑貨天国です

南国果物も

南国果物も

メコン川の川下り

メコン川の川下り

メコンツアーは鉄板です

メコンツアーは鉄板です

蛍鑑賞も人気

蛍鑑賞も人気

カオダイ教総本山

カオダイ教総本山

クチトンネル

クチトンネル

●フーコック島

メコンデルタ地方はバスをメインに移動を続けなければならないので、ビギナー旅行者には少し厳しいかもしれません。しかし、メコンの雄大な自然を満喫したいという方は多くいることでしょう。そこでおすすめなのが、「フーコック島」です。あまり知られていませんが、メコンデルタ地方の最西端で、カンボジアとの国境に接している離れ小島です。近年はリゾート開発が進んで外国人旅行者も増えてきました。2015年にはベトナムで最初となるサファリパークが開園したことでも知られています。
美しいビーチで海水浴に徹するのもいいですが、フーコック島の市内観光も楽しみにしてください。まだまだリゾートというには田舎風情が強く、町の中心でも繁華街と呼べるものもありません。しかし、素朴な市内散策は不思議とどれも心に残る時間を過ごすことができるはずです。コショウ畑やヌクマム工場を見学したり、漁船に乗ってイカ釣り体験をしたり、ナイトマーケットでシーフードを頬張ったりと、忘れられない夏のひとときを満喫できます。
夏の思い出を

夏の思い出を

真珠の養殖工房

真珠の養殖工房

石山殿

石山殿

ナイトマーケット

ナイトマーケット

シーフードは欠かせません

シーフードは欠かせません

サファリパークは見ごたえがあります

サファリパークは見ごたえがあります

●ニャチャン

ニャチャンはベトナム中南部のリゾート都市で、欧米人にはよく知られています。ベトナム国内観光エリアの内、ニャチャンはリピート率が一番高いといわれていて、ニャチャンに魅了されて多くの欧米人がここに暮らしているほど。もちろん常夏なので、日本の真冬の寒さを逃れて一日中海水浴を楽しむ贅沢な時間をおくることができます。ニャチャンは日本から直行便が出ていないため、一度ホーチミンを経由する必要があります。国内線に乗り換えて1時間程度なので、時間に余裕があれば、ホーチミンとニャチャン2都市を周遊する計画を立てるのがいいでしょう。
ニャチャンはベトナムで最もリゾートを実感できる場所といっても過言ではありません。だからこそ、滞在中はめいいっぱいはめをはずして楽しんでいってください。また、ニャチャンに来たら楽しんでいってほしいのが「多国籍料理」です。先ほど説明したように、ニャチャンには数多くの欧米人が暮らしていて、彼らの中にはレストランを営業している人も少なくありません。メキシコ料理、ギリシャ料理、ロシア料理などどれも本場の味そのものです。また、ナイトマーケットではシーフードを堪能できますし、夜のニャチャンビーチ沿いにはロマンティックな雰囲気漂うレストランバーが並んでいます。夜のさざ波を聴きながら南国旅行に浸ってください。
シーフードは欠かせない

シーフードは欠かせない

美しい海を愛でるだけでも価値があります

美しい海を愛でるだけでも価値があります

夜の散策も楽しみの一つ

夜の散策も楽しみの一つ

エンタメもたくさんあります

エンタメもたくさんあります

市場で買い物も

市場で買い物も

ニャチャンビーチ

ニャチャンビーチ

●ムイネー

最後に紹介するのはムイネーです。ムイネーはホーチミンから寝台バスで6時間ほどで行くことができる港町。ロシア人やオーストラリア人の間では人気のリゾート地で、海沿いに並ぶバンガローに宿泊するのがここでのポイント。メインストリートのグエンディンチウ通り沿いにはたくさんのレストランやマッサージ店などが並んでいて、さらに進んだ先には百以上の漁船が海に浮かんで停泊している光景を見ることができます。ムイネーの気候もホーチミンと同様ですので、この時期に来るときは真夏の格好だけではなく、帽子にサングラス、日焼け止めも持参するようにしましょう。
ムイネーの名物は果てしなく続く広大な砂丘。イエローサデューンとホワイトサデューンの2つがあり、いずれも観光客が行くことができます。市街地から最も近いのはイエローサデューンで、そりにのって砂滑りができることから、子供向けと言えます。一方ホワイトサデューンはジープやバギーを運転して砂丘を疾走することができます。日本の現代社会からかけ離れた時間を満喫できるでしょう。
イエローサデューン

イエローサデューン

砂滑りができます

砂滑りができます

バンガローに宿泊しましょう

バンガローに宿泊しましょう

海の見える食堂。格別です

海の見える食堂。格別です

フェアリーストリーム

フェアリーストリーム

ビーチもあります

ビーチもあります


いかがでしたか。日本の12月から3月の冬の季節にベトナムに行くならば、ここで紹介した南部、中南部地方を検討してみてはいかがでしょうか。日本からベトナムまではわずか飛行機で6時間。南国の世界を思う存分満喫して、贅沢な旅行をおくってください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-12-14

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