中心市街地ユーンドン市の1日観光をご案内♪
こんにちは、ベトナムナビです。ベトナム最後の楽園と呼ばれている南端に位置するフーコック島。いままではベトナム人の旅先観光スポットにとどまっていましたが、近年は知名度も上がり、外国人観光客も多く訪れるようになりました。ホーチミンでは満足いかない旅慣れた通の方には、ナビはフーコック島を断然おすすめします。
今回は皆様とご一緒にフーコック島を1日観光してみたいと思います。では出発です!
ユーンドン市
今回旅の舞台となるのは「ユーンドン市(Duong Dong)」です。フーコック島の中心都市であり、旅行者のほとんどはこの市街地に滞在することとなります。また、インフラ整備が進んでいないここでは、きちんと道路整備されているのもユーンドン市くらいなものです。
移動方法
ユーンドン市内のみであっても、徒歩での移動はなかなかきついかと思います。大抵のホテルではバイクのレンタルができますので、こちらを活用しましょう。ちなみにバイクタクシー、四輪タクシーもおすすめですが、せっかくのビーチリゾート。気分の赴くままに風を切りたいものなので、ナビはバイクをレンタルしました。ちなみに料金は1日約500円程度です。
AM9:30 橋を渡って市場へ行こう!
最初に向かうのはフーコック島最大規模の市場「ユーンドン市場」です。しかし、ユーンドン市場に最短で行くにはユーンドン川に架かる橋を渡らなければなりません。でなければ大回りすることになります。ただし、この橋も実は観光スポットの一つです。この橋は時間が来ると開いて船の通り道となります。その瞬間を見届けてから市場へ向かいましょう。
屋台を引くおじさんも急いで渡ります
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船はすでに待機状態
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橋開通なんとおばちゃんが手作業で橋を押し開けようとしています。橋の開通時間は約30分。この間は橋を渡ることはできません。
橋を押しています
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船が通りはじめます
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雰囲気はさながらベネチアでしょうか(^^)
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完全に開通して船が通ります
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AM10:00 ユーンドン市場を満喫しよう
橋を渡り終えるとすぐに人々の活気が聴こえてきます。市場は午前中が賑わい、11時頃がピークを迎えます。午後になると嘘のように閑散としてしまいますので、できるだけ早い時間に向かいましょう。値段交渉の声や売り子の呼び声があちらこちらから聞こえてきて、見ていて微笑ましい光景に映ります。少なくとも日本ではなかなか拝めない様子なので、しっかりと目に焼き付けておきましょう。
新鮮な獲れたての魚介もたくさん並んでいます
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アヒルや鶏も売っています。もちろん食用ですよ(^^;
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果物を買おうユーンドン市場は完全地元民の台所なので、雑貨など観光土産物は一切売っていません。東南アジアの雰囲気を肌で感じて楽しむようにしましょう。とはいえ何も買わないのは少し手持ち無沙汰。そこでおすすめの買い物が果物です。マンゴスチンやバナナなど食べ歩きできるものを購入しましょう♪
AM11:00 グエンチャイ通りに向かおう
お昼を食べにグエンチャイ(Nguyen trai)通りへ向かいましょう。橋があるバクダン通りへ戻る形になります。バクダン通りに接している短い道なので迷うことはありません。現地のローカルの生活風景を垣間見ることができます。
AM11:30 昼食
昼食はグエンチャイ通りの一角にあるカフェレストランでとります。ローカル食堂もいくつかあるのですが、このお店ではフーコック島の地図を無料で貰えますので情報収集がてらサンドウィッチを頬張ります。また、近くにある屋台でベトナム名物のバインセオ(ベトナム風お好み焼き)も食べちゃいましょう♪
外国人観光客はみんなここに立ち寄ります☆
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こちらはバインセオを売っている屋台
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PM1:00 カイホアンでヌクマム工場を見学
さて、午後最初の一発目はカイホアンです。ここはトラベルガイドブックにも掲載されている有名なヌクマムの直売所で、裏手に回ると無料でヌクマム工場を見学することができます。ベトナム全土から遥々ヌクマム目当てでフーコックに訪れる人も少なくありません。濃度45度以上のヌクマムは良質とされ、さらにヌクマム産は高級品としてベトナム人の間では人気があります。ちなみに匂いが強いため飛行機内に持ち込むことは預け荷物でもできません。どうしても欲しい人は船便か航空便で送ってもらいます。
高純度のヌクマムが陳列されています
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目印はフーコック島のラベルです
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ヌクマム工場を見学しようヌクマム工場の見学は自由ですが、一応スタッフさんに声をかけましょう。
工場内は2メートル以上の大きな樽が並んでいて、中には並々とヌクマムが注がれています。小魚を1年間熟成発酵させてできるヌクマムは逸品です。
ヌクマムの強烈な香りがします
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トラックもしくは船で運ばれていきます
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チャンフンダオ通りでしばしの休憩
チャンフンダオ通りはユーンドン市の目抜き通りになっている唯一と言っていいインフラ整備された綺麗な通りです。この通り沿いにはホテルやゲストハウス、バンガローもたくさんあるので、おそらく皆さんはこの通り沿いのホテルに滞在するかと思います。通りには仏教寺院や洒落たカフェ、レストラン、バーもありますので、昼から夜まで楽しむことができます。
ティータイムここ界隈のカフェレストランでしばしの休憩をしましょう。日中は暑いので、こまめに水分補給がてら身体を休めてください。ナビが驚いたのはスタッフの皆さん英語が堪能だということです。聞けばフランス人観光客やオーストラリアの軍人さんがよく来るようで、英語も覚えるようになったのだとか。
ブルーを基調としたお洒落なオープンカフェ
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夜になるとクラブバーになり、欧米人がリズムにのって踊っているのが見えます(^^)
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フーコック犬
フーコック島に生息するフーコック犬は現在では希少種とされていて、絶滅保護が叫ばれています。最近では政府も乗り出して、フーコック犬にICチップを組み込んで生態管理をする提案もされています。
PM2:00 チューンビーチ(ロングビーチ)で静かな時間を
フーコック島はビーチリゾートとして開発されていますが、実はあまり海水浴向けではありません。縦に伸びるチューンビーチ(ロングビーチ)の砂浜沿いを歩いたり、ベンチに寝そべって穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。喧騒を忘れ、さざ波の波打つ音に耳を澄まし、潮風が髪をそっと撫でていく。そんなゆっくりとした時間も贅沢なのではないでしょうか。日々の日本での疲れが吹っ飛びますよ☆
バイクで南北に走れば博物館や景勝地に行くこともできますが、1日くらいはユーンドン市内でのんびりする時間を作ってはいかがでしょうか。観光スポットを縦横無尽に梯子したがるのが日本人の特徴ですが、欧米人のように自由気ままに時間を過ごすのも時には悪くありません。
PM3:00 石山殿で参拝しよう
石山殿は現地の人や観光客が揃って訪れる神社です。また、ここから望む景色も美観で、チューンビーチ及び広大な海を眼下に見渡すことができます。
日が暮れてきた頃は太陽が傾き、綺麗な水平線を眺めることができるでしょう。
鳥居をくぐって石段を上がります
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小さな堂が見えます
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現地の方の参拝の邪魔にはならないようにしましょう
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危険ですので良い子はマネしないように(^^;
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PM4:00 カフェタイム
日が暮れはじめたこの時間、多くの若者がチューンビーチの砂浜に訪れて、写真のように海側に椅子を置いてカフェタイムをします。夕陽を眺めながらベトナム名物のカフェスアダー(ミルクコーヒー)を飲むのが日課です。
PM5:00 バクダン通りを歩いて時間を潰そう
最後のイベントは石山殿下の通りで毎晩開かれるナイトマーケットです。ただし、まだ賑わうまでに少し時間がありますので、バクダン通りを歩いてみましょう。バクダン通りは石山殿から伸びている通りで、海に接しています。ビーチリゾート地らしい清清しさがある通りなので、散歩には丁度いいです。
ちなみに夜になるとこのバクダン通りにもナイトマーケットが開かれます。石山殿下のナイトマーケット(ディンカウナイトマーケット)よりかは規模が小さいですが、夜の海を眺めながらとる食事もおつなものです(^^)
現在はこの状態でお店は準備中
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夜の帳が下りたころはこのように
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PM7:00 ナイトマーケットを楽しもう
石山殿下の道に夜にできるマーケットが「ディンカウ(Dinh Cau)ナイトマーケットです。100メートルほどの通りの両側にはびっしりと店が建ち並びます。レストランのほとんどは新鮮な魚介を扱ったシーフードレストラン。お土産ショップも多くあります。洋服やサンダル、サングラスなど替えの服飾品もここで調達できますよ!
パールアクセサリーはここで買おう真珠はフーコック島の特産です。日系企業も絡んでますので品質は折り紙つき。リーズナブルなお値段で購入できますので、欲しい方は是非ゲットしてください。
一通り散策したあとは、先ほどのバクダン通りに戻ってそちらのナイトマーケットを楽しんでください。
歩いて5分ほどなので気楽に行けますよ♪
パールアクセサリーが並んでいます
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種類豊富な雑貨群
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サングラスはフーコックの必需品です
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通りにはさまざまなお店が並びます
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いかがでしたか。今回はユーンドン市内の観光ということでしたが、移動手段を確保できれば渓流や博物館など観光スポットにも気軽に足を運べます。小さな島なので、二日ないし三日あれば十分楽しめます。ただし、ナビのおすすめはやはりユーンドン市内ですることもなしに自由気ままに散策するプランです。日本では味わえないゆったりとした時間を満喫していってください。
以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-03-27