ビーチリゾートの王道を過ごそう!海水浴に海の幸を食べつくす!
こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミンから国内線に乗り換えて約1時間。到着するのはベトナム最大の離島にして、カンボジアとの国境に接しているフーコック島です。一昔前までは、自然に覆われた何もない素朴な島でしたが、ここ数年で急速に観光地化されてきて、現在では国内外から多くの観光客が訪れるリゾートアイランドとなっています。今回は、そのフーコック島のビーチスポットの紹介、およびシーフード満喫プランをご紹介します!
島内のビーチエリア情報
フーコック島のビーチエリアは、北エリアと南エリアに分けることができます。北エリアはバンガローやリゾートホテルが並んでいる目の前に海が広がっているので、利用する海水浴客は宿泊客のみ。多くのエリアで海を独り占め気分で楽しむことができます。リゾート気分に浸れることは間違いありません。
一方、南エリアは、比較的ローカルな雰囲気が漂い、現地の若者や子連れファミリーが休日に楽しむようなビーチエリアがいくつかあります。いずれも海の透明度はさほど変わりません。ただし、南エリアは現地人向けなので、「シーフードを食べつくす」というプランを決行するならこちらがおすすめ。どれも安い値段で食べることができます。
サオビーチはフーコック島南方エリアのビーチエリア。比較的外国人にも知名度があり、欧米人や日本人観光客の姿もちらほらうかがえました。ビーチを満喫する現地のオプショナルツアーでもここに訪れることがあります。個人でくる場合は、大通り沿いに大きな看板がありますので、その方向に従って狭い道に入り、赤土の道路を抜けると、正面に広がります。大規模のシーフードレストランがあり、ツアーの団体客や外国人はそこで食事をとることができます。レストランなので値段はそれほど安くはありませんが、ユーンドン市中心と比べると安価で楽しむことができます。
マリンスポーツはシュノーケリングとジェットスキーを楽しむことができるほか、砂浜に作られたネットでビーチバレーを楽しむことも可能です。砂浜の遥か向こうに生い茂る自然を眺め、透き通る美しい海で泳ぐのは、ホーチミンやハノイでは決して味わえない理想のアイランドタイムです。リゾートよりかは、南国の離れ小島で俗世からしばし開放されたい方に向いています。
サオビーチからそれほど遠くない距離にあるケムビーチ(Khem beach)は、サオビーチと比べるとかなりの穴場。外国人はほとんどいなく、現地人、もしくはどこかで情報を得た個人旅行のベトナム人くらい。港町としての香りも漂い、海水浴客でにぎわう中、平然と漁船が砂浜に乗り上げ、水揚げされた魚介を岸へと運ぶ光景も見ることができます。また、シーフードをたらふく食べるならここがおすすめ。どれも安く、それでいて新鮮です。市街地のレストランやナイトマーケットではまず食べられない格安料金です。
続いてはフーコック島の中心のビーチを紹介します。写真のこちらはユーンドン市の中心市街地で、ナイトマーケットがあるバクダン通り沿いを進んだ先端に位置する石山殿です。ガイドブックにも載っている景勝地であり、仏教寺でもあります。大人よりも子供が泳いでいる姿をよく見かけ、海水浴客はほぼ現地人なので、水着を来た外国人は見当たりません。
しかし、夕暮れ時になると、サンセットを拝みに多くの現地人や観光客が砂浜に並べられてる赤い椅子に座って、コーヒーを飲みながら海に沈みゆく夕日を眺めにやってきます。また、石山殿は岩場を上がった先にある小さな祠堂で、そこから眺められる景色も絶景です。タイランド湾に沈むサンセットは、ベトナムでもっとも美しいと称えられるほど。ロマンティックな時間をおくることができるはずです。
北部のビーチエリアでおすすめなのは「オンランビーチ」。ユーンドン中心市街地から車で15分~20分ほど海に沿って北西に走ったところです。周辺はいくつもの宿泊施設が並び、そのほとんどはバンガロータイプ。中級から高級ホテルに位置づけられる、外国人に人気のホテルです。そのホテル(バンガロー)の目前には砂浜と海が広がり、ここを利用するのは宿泊客のみ。ですので、プライベートビーチとなります。事前に申し込めば、ここでシュノーケリングやダイビングを楽しむこともできます。また、アクティビティ以外にも、砂浜に寝そべって日光浴したり、デッキチェアで読書に耽るのもおすすめ。
こちらは「マンゴーベイ」と呼ばれるバンガローが並ぶ宿泊施設内にあるレストラン。トリップアドバイザーでも人気レストランの上位に位置していて、味もさることながら雰囲気が抜群。日中は暑いので、おすすめは夕暮れ。サンセットを眺めながらシャンパンや料理を堪能することができます。客も多いので、なるべく早くくるのがいいでしょう。ちなみに、料理はシーフード料理と肉料理がメイン。魚介はマーケットプライスとそうでないものがあります。ホテルレストランなので値段は高めですが、場所代と思えば一度は訪れてほしいところです。
ナイトマーケットはユーンドン市の中心に2つあり、いずれも徒歩圏内。一つは石山殿の正面、もう一つはバクダン通りの河口沿いです。ただし、バクダン通りのナイトマーケットは正直人は少なく、寂しい感じ。できれば石山殿向かいの方を楽しみましょう。ここではまず指さしで魚介を注文します。その他のサイドメニューは席に座ったのちに注文することができます。
ただし、値段は正直高めの設定。それもそのはず。これらはすべてタイランド湾で獲れた新鮮な魚介で、さらにホーチミンやそのほかの都心では絶対に見られないほどの大振りの魚介ばかりが並んでいます。「こんな大きいの見たことない」とベトナム人観光客もみんな口を揃えて言います。また、値段は時価なので、季節やその時々で大きく変動するのも注意が必要。ビッグサイズのシャコ1kg90万ドンだったのが、テト正月では160万ドンまで値上がっていました。
理想の滞在余暇を
いかがでしたか。ビーチあるところにシーフードありです。しかし、予算もありますし、旅行者によって求めている理想のビーチも違います。今回紹介したビーチから一つ二つ選んで、そこでビーチ&シーフードを満喫してみてください。夜はもちろんナイトマーケットで! 以上、ベトナムナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-07-28