2018年もベトナム旧正月は大盛り上がり!伝統行事を垣間見よう
こんにちは、ベトナムナビです。2月16日は2018年のベトナムの旧正月でした。ベトナム最大の伝統行事として、今年も大盛り上がりでした。今回はホーチミンの観光エリア内のフラワーロードの様子と、ベトナム人が初詣に参拝に行く寺院の様子などをご紹介します。
ベトナムのお正月の伝統行事といえば、フラワーロードです。日本だとお正月は静かに厳かに過ごすイメージですが、ベトナムは打って変わって華やか。みんなで盛り上がって時間を楽しむのがベトナムの旧正月の特徴です。もちろん南国という陽気がそうさせている面もあるでしょう。
ベトナムの伝統文化を満喫しよう
フラワーロードは現地人だけの楽しみではありません。ホーチミンでは観光のど真ん中であるグエンフエ通りで開催されるので、普通のお店は閉まっていても、この通り周辺のカフェやレストランは多くがお正月から営業しています。また、外国人にとってはベトナムの伝統に触れられる貴重なチャンスでもあります。ノンラーやアオザイを纏った現地人が普通に行き交う光景も正月ならではですし、昔から親しまれている水飴売りや習字売りなども出ます。どれも日本人にとっては珍しいものばかりなので、是非一往復歩いてみて、新しい発見を見つけてください。
オープンカフェも楽しんで
ナビはフランスの統治下時代をおくったインドシナ半島を渡ったことがありますが、ベトナムほどフランスのオープンエアカフェ文化が定着しているところはみたことがありません。特にホーチミンはその色が濃く、市内中心郊外問わず路上カフェから小奇麗でおシャレな屋外カフェを至るところで見ることができます。フラワーロード沿いは普段は設置していないお店も、この期間ばかりはずらりとテーブルチェアを店頭に並べています。フラワーロードの雑踏を眺めながらベトナムコーヒーに歴史を映してみてはいかがでしょうか。
オープンカフェの様子
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最近はアーティストも多く見かけます
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大道芸も
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水売りの屋台
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旧正月に限らず、ベトナムでは観光地や何かのイベント事では、決まってカメラマンが出没します。彼らに頼むと、記念撮影してくれて、後ほど現像した写真をくれます。一枚100円程度ですし、依頼すれば専属カメラマンとして観光中ずっと同行してもらい、常に写真を撮ってもらうことも可能です。ベトナム人女性は「写真では常に美しくありたい」と考えているので、写真撮影の際の決めポーズは必須。皆さんも彼女たちを見習ってベトナムポーズをしてみてはいかがでしょうか。
アオザイ美女も多く行き交っています
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伝統を大切にするベトナムは日本とも共通していますね
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みんなで記念撮影
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フラワーロードは絶好のインスタ映えするスポットです
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フラワーロードを楽しんだあとは、タクシーに乗って15分ほど北上したところにある永厳寺に行きましょう。ベトナム語では「ウィンギエム寺」と呼ばれていて、地元の学校の教科書にも載っている由緒正しきお寺です。ホーチミン市内中心では最大規模の寺院で、旧正月の時期には普段お寺に行かないような若者も、みんな揃って初詣にでかけます。
永厳寺内には精進料理が食べられるベジタブル食堂や、線香や供え物を買える店、サトウキビジュースなどを買える屋台なども出没して、通りまで溢れているほど。ちょっとしたお祭り騒ぎとなっています。本堂脇の鐘楼は日本の寺が寄与したことでも知られていますが、初詣では、ベトナム人は鐘を突くのが普通。時間帯によっては数十人と行列ができることもあります。
日本とは異なる参拝の仕方にも注目
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供え物はお菓子や果物
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永厳寺の見どころは、本堂内の黄金の大仏。大仏の前には小さな如来像が数体並んでいて、いずれも金メッキが施されています。すべての釈迦像がベトナム人にとっての参拝の対象なので、線香をあげるさいは、すべての像にやるようにしてください。ちなみに、大仏の裏手に回ると、永厳寺の所縁の偉人の遺影があります。
いかがでしたか。ベトナム人の多くは田舎に帰省しますが、もとから都会の実家住みのベトナム人は、市内で開催されるフラワーロードを歩いたり、初詣をしてお正月を満喫します。普段とは違ったベトナムの町を歩くことができるので、旅行者も彼らの行くところに足を運んでみて下さい。以上、ベトナムナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-04-05