ここを見ずにハノイに行ったと言うなかれ!ナビ的ハノイ観光スポットBEST 5

ハノイの街は小さいながら、観光スポットが散らばっているので、限られた時間で周るには取捨選択が必要。でも、どこへ行ったらいいの?困ったあなた、とりあえずこの5か所は行かなきゃだめですよ!

こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムの首都でありながら、ホーチミン市の陰に隠れて目立たなかったハノイも、近頃は発展著しく、在住者の数も鰻登り。それに伴ってか、観光客の数もぐんと増えたように感じます。
しかし、意外と情報の少ないハノイ。しかも、観光スポットをインターネットで検索してみれば、それなりに出てくるけど、なんだか…みんな離れてない?そう、ハノイの観光スポットって市内にぽつりぽつりと点在しているので、効率よく周るのも結構難しいんです。
じゃあ、とりあえずどこに行ったらいいの?今回は、そんな疑問にナビがお答えします。

国父の眠る場所で、激動の歴史に思いを馳せる

ベトナムの歴史を語るのに欠かせない人物、それがホー・チ・ミン主席。フランス統治下にあったベトナムで、民族解放を訴え続け、独立を指揮した人物です。街中でも彼の顔がプリントされたTシャツが売られていますが、そんな彼が眠っているのが、こちらのホー・チ・ミン廟です。
霊廟の前に広がるのは、彼が1945年に独立宣言を読み上げたバーディン広場。今では近所に住む市民がウオーキングを楽しむ姿が見られます。
1975年に完成したこの霊廟の中には、永久保存処置をされたホー・チ・ミン主席の遺体が安置されています。入場前にはセキュリティチェックを受けなければならず、手荷物の持ち込みはできません。服装の規定も厳しく、ノースリーブやハーフパンツ、サンダルでの入場は不可。さらに、霊廟の中では写真撮影は勿論、私語も厳禁…とそこに東南アジアのユルさは一切ありません。
なお、廟内に入れるのは火曜から木曜の午前中のみ。さらに、毎年秋期にメンテナンスのため2か月間閉館となります(外観は見学可)。秋にハノイへいらっしゃる場合はご注意を!

ハノイの歴史の証人、文廟

1000年前に都を現在のハノイに置いたリー・ターイ・トーによって、1070年に建立された文廟は、孔子廟として機能していただけでなく、ベトナム最古の大学が置かれた場所でもあります。それだけに、いまでも学問にご利益があるとして、多くのベトナム人が参拝に訪れています。
敷地内の手前が孔子廟、そして敷地内の奥に進むと、ここに大学が置かれていた時代に実際に使われた教材なども展示されており、興味深い内容になっています。
科挙試験に合格した者たちの名前が刻まれた碑文を乗せた石造りの亀たちがずらっと並ぶ姿は圧巻です。

今もなおハノイ市民の信仰を支える、フランス統治時代の遺産

ハノイ大教会(=セント・ジョゼフ教会)はフランスによる植民地支配が開始してからすぐの1888年に建てられ多ハノイ最大の教会です。1900年に一度改築され、現在の姿に。パリのノートルダム寺院のミニチュア版といったかんじの外観です。中に入ると、ステンドグラス越しに陽が射しこんで、厳かな美しさをたたえています。ステンドグラスや、正面入り口の上部にあるバラ窓も見事です。
ミサの無い時間は、教会に向かって左側の入口から入って内部を見学してください。

伝説の湖は市民の憩いの場

ハノイの観光の出発地点と言えばここ、ホアンキエム湖です。
かつて明(当時の中国)からの侵略を受けたベトナム。当時の王・レ・ロイ王は神から授かった宝剣を用いて、見事この明軍を退けます。国に平和が戻った頃、王が湖を遊覧していたところ、巨大な亀が湖面に出でて、「自分は神の使いである。ついては、宝剣を神に返していただきたい」と申し出ます。レ・ロイ王が宝剣を差し出したところ、大亀はそれを咥えて湖の中へ。この事からこの湖が、ホアンキエム湖、漢字に直すと「還剣湖」と呼ばれるようになったといわれています。ちなみに、湖の中にぽつんと建っている塔が、その宝剣を還した場所だとも言われています。
さらに、湖北側にある玉山祠では、もしやこの伝説の亀では?と言われている大亀のはく製が展示されています。
湖の周辺はエアロビクスやジョギングを楽しむ人や、ベンチに座って本を読む人、友人や恋人と話し込む人…湖畔での過ごし方は人それぞれ。ハノイの夏はとても蒸し暑いのですが、ホアンキエム湖畔は木も多いせいか、比較的爽やかで過ごしやすいので、あなたも現地の人に混じってのんびりしたひとときを。

100年の歴史を持つ、優美で豪奢なフランス建築

1911年、パリのオペラ座を模して造られたのがこちらのオペラハウス(ハノイ大劇場)。今でもベトナム歌手のコンサートや劇、クラシックコンサートなどが催されています。
壁面が黄色と白で統一されており、大きさ自体は小ぶりながらもその美しい外観はハノイっ子の自慢。結婚アルバムの撮影場所としても人気です。
こちらは公演時、チケットを持っている人のみ内部見学が可能なので、もし滞在中に何か公演が開催されるのであれば、安いチケットを買って観てみるのも面白いかも。公演予定はオペラハウス周辺に看板が立てられているので、そちらをチェック。なお、チケットはオペラハウスの階段を上がって右手にある窓口で売られています。

おまけ:コミカル+意外にアグレッシブな人形に、もう夢中!

さて、BEST5といいながら、おまけにもうひとつ。いや、おまけといいながら、じつはこれぞ、とっておき!
タンロン水上人形劇場です!ホアンキエム湖の北東にあるこの劇場は連日大勢の観光客が押し寄せる人気のスポット。パッと見は不気味な人形たちも、見慣れれば愛嬌があります。あるように感じます。
この人形たちが、水上でコミカルかつスピーディーな動きを展開。演目によっては火や花火を使うこともあり、なかなかの迫力です。ちなみに、ナビが見たときは、人形の顔が松明の火を被って、異臭を放っていました。それまで笑顔で劇を見ていた、欧米人の子供の顔は強張っていました…。
そんなちょっとした事件もある水上人形劇、言葉が分からなくても十分に楽しめます!1日に6回公演が行われますが、とにかくこちら人気が高いので、時間の希望がある場合は、前売り券のご購入をおすすめします。
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さて、以上がナビのおすすめスポットBEST5+1です!これだけなら、短い日程でも大丈夫!
もちろんハノイにはこれ以外にも観光スポットがたくさん。これからもどんどん紹介していくので、ハノイに興味のある方は要チェックですよ~。以上、ベトナムナビでした!

関連タグ:ハノイ観光

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-02-22

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