ナビ厳選！ハノイのお土産特集

みなさんこんにちは、ベトナムナビです！
ハノイは辛い冬が終わって、春の兆しが感じられるようになりました。いよいよ観光シーズンの到来です！
…観光シーズンの到来にあたって、今回ご紹介するのは「ハノイのお土産」。
こう言っては何ですが、ハノイのショッピング文化は発展が遅れ気味。お買いものが楽しく、選択肢が多いのは絶対的にホーチミン。ああ、ハノイ…地味…。
しかし、地味なら地味でいいじゃないか！と開き直って、今回あくまで「ハノイらしさ」をポイントに、ナビ的「これを選べば間違いない」お土産をセレクトしました！

ベトナム土産の北の雄。バチャン焼は、家族や友達、大切な人へ。

ハノイのお土産で外せないのは、何と言ってもバチャン焼。海外への輸出も盛んなこちらの焼き物は、素朴な絵柄が特徴。よくみられるのは赤または青を基調とした、花柄やトンボ柄ですが、伝統的な絵柄以外にも、シンプルでモダンな無地タイプのものや、動物の人形など、ラインナップはとても豊富。茶器や酒器をまとめ買いしてホームパーティーで使ったり、色違いで揃えて、夫婦茶碗として使っても。
ただし、バチャン焼は熱の伝わるのがとても速いため、汁物など温かい料理に使うときは火傷にご注意！

一般家庭でも使用されている茶器。これを使えば心は一気にベトナムへ！

伝統的な柄に加え、シンプルでツヤのあるタイプのものも

アートを取り入れた、ニュータイプのバッチャン焼も出現。値段は高め

世界にたったひとつ、あなただけのオリジナル。旅先から送る葉書にポン、とひと押し。

シルク製品を扱うお店が立ち並ぶ、旧市街のメインストリート、Hang Gai通り(別名・シルク通り)。この通りの1本北側、仏具店の並ぶ通りにこぢんまりとした店構えの手作りハンコ屋さんがあります。Phuc Loi（フック・ロイ）ハンコ店は市内に数店舗ありますが、こちらが正真正銘の老舗。同族経営のお店が2店舗並んでいます。
数あるサンプルの中から好みの絵柄を選んでもよし、自分の好きな絵柄を予めデザインして持って行ってもよし。アルファベットはもちろん、ひらがなやカタカナ、漢字、果てはタイ文字まで（！）、きちんとあなた好みに仕上げてくれます。手彫りも機械彫りも可能なので、デコレーション用のはんこから、社印までスタンプ関連ならこちらにお任せ！
向かって左側のお店には、日本語可能な店員さんも。また、右側のお店には月餅の型も売っているのですが、こちらも手彫りの細かさが際立つ一品。お菓子の型としてはもちろん、お部屋のインテリアにも。ナビが以前訪れたカフェでは、こちらをドアノブとして使っていました！

連日訪れる人の絶えない店先

すでにある木型から選んだ場合は、その場ですぐに作ってもらえます

月餅の型は、その芸術的な彫りにうっとり。

個性の光る小物を選ぶなら、少数民族の伝統的テキスタイルを

60近い民族が生活しているベトナム。北部に位置するハノイでは、サパから入ってくる少数民族の伝統的なテキスタイルを使用したバッグや衣装が気軽に手に入ります。これらの商品、もちろん旧市街へ行けばいくらでも手に入るのですが、糸のほつれや汚れなどがあるものが多いので、購入時には注意が必要です。また、濃いめの染料を使っているものは、色落ちにも注意！
また、これらの「少数民族もの」は色がとても鮮やかで、「ちょっと日常使いには派手すぎるかも…」という人も多いです。そんなあなた、ご心配なく！ホアビン省に住むターイ族の伝統技術を現代的なセンスの小物に落とし込んだ商品を扱うショップがオープン。優しい色遣いに、ワンポイントの刺繍が映えるバッグや、オールシーズン使えるストールなどはナビの一押し！ハノイリピーターさんも、ぜひ！

刺繍やろうけつ染めのほどこされたベッドカバー。使い込むごとに手触りがやわらかくなる。

ごくシンプルだが、これも少数民族の手によるもの

山岳少数民族伝統のオーガニック製法で作られたお茶は、他のベトナム茶と比べ、睡眠の妨げにもならない

旅の最終日、会社へのお土産を買い忘れてた！そんなあなたはスーパーへGo!

旅先での悩みの種が、会社や近所で配るばらまき土産、ではないでしょうか。ある程度の量を確保したい、でもなるべく安価で済ませたい、そんなあなたの救世主がスーパーマーケット。ベトナム土産の定番・コーヒーや蓮茶、ローカルで日常的に食されているお菓子やおつまみ、インスタントヌードル、また変わり種としてシナモンの香り付爪楊枝など、どれもこれも珍しいながら安いものばかりなので、行く価値ありです。なお、ベトナムのスーパーマーケットは万引き防止のため、入口で荷物を預けなければいけないところがほとんど。財布や携帯電話などの貴重品だけを持って入店しましょう。
また、基本的にスーパーで買えるものは空港でも購入可ですが、値段が倍ほども違うので、スーパーでのお買い物が無難です。

果物を、ショウガなどに漬けたオー・マーイは癖になる味

緑豆の粉を固めたお菓子・バイン・ダウ・サインは、お茶うけにぴったり。北部ハイズォン省の特産品

コーヒーを飲むことの多い南部に対し、ハノイはお茶が主流。緑茶は渋味が強いものの、後味が甘い

おまけ：究極のイヤゲモノ(？)は気心知れた友達に

ハノイ観光の目玉・水上人形劇。ベトナム北部の農村地帯で1000年近くもの間受け継がれてきたこちらの伝統芸能、使用されている人形の顔がちょっと不気味なことでも有名。ナビが以前観賞した際には、小さな子供が硬直していました。
そして、この人形…買えます。買えるんです。
市内にあるお土産物店はもちろん、劇場でも売られているので、旅の記念や、洒落のわかるお友達に１体プレゼント…なんていかがでしょうか？
夜の闇の中に浮かび上がる白い顔。友情に亀裂が走っても、ナビは責任を負いかねます…。