政府直轄地。ハノイの名所を半日で見て回る
こんにちは、ベトナムナビです。ハノイ旅行で欠かせない名所といえば、「ホーチミン廟」ですね。ハノイの市街地マップを見てみると、ホーチミン廟の周辺には観光名所がたくさんあることがわかります。しかもいずれもの歩いて行ける距離なので、それを知らずに廟だけ見学して帰ってしまうと、非常にもったいないですね。今回はホーチミン廟の周辺の名所を歩いてみたいと思います。
ホーチミン廟を出発地点に、敷地北側に歩くとホーチミンの家があります。徒歩5分程度です。そこから廟の裏を戻るように歩くと、見えてくるのが一柱寺。そして一柱寺のすぐ傍にある近代的な建物がホーチミン博物館となります。
ホーチミン廟はハノイの観光名所の一つであり、、またベトナム人にとっては心の拠り所でもある、ある種の聖域となります。ホーチミン廟は写真からも分かるように、衛兵が常に警護して厳戒態勢となっています。月曜と金曜以外の8時~11時までは、この廟に入ることができ、中のホーチミン氏の遺体を見学することができます。廟の敷地内に入ろうとすると、白い軍服を着た衛兵がとめにはいります。ベトナムにおいて最も重要な場所といっても過言ではないので、心して見学してください。
「ホーチミンの家」は1954年から1969年まで使われていたホーチミン氏が在籍していた大統領府と、ホーチミン氏が4年間実際に住んでいた平屋を見学できます。平屋にはホーチミン氏の生前の素朴な生活が垣間見える書斎を見ることができます。また、机の上の壁にはホーチミン氏が尊敬していたマルクスとレーニンの肖像画も飾られています。ホーチミン氏が乗っていたクラシックカーなどもそのまんまの姿展示。それほど広い敷地ではないので、所要時間は30分程度。ホーチミン廟の次に行くといいでしょう。
1049年に李朝が創建した楼閣。周囲は楼閣を囲むように溜まりが広がり、橋を通して真ん中に浮かぶように柱の上に建っているため、「一柱寺」と名付けられました。現在はあまり普及しなくなってしまいましたが、5000ドン硬貨にも描かれている由緒正しき小さなお寺です。言い伝えによると、リータイトン皇帝は、蓮華の上で子供を抱いた観音の夢を見て、それからすぐに子供をもうけたので、そのご利益にあやかってこの楼閣を建てたとされています。
階段を上がると小さな仏壇があります
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ベトナムにも狛犬がいるんですね…
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ツアー客も大勢
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ここで参拝すると、妊娠できると言われています
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一柱寺の奥にある白亜の外観が印象的なモダンな建物が「ホーチミン博物館」です。1990年に旧ソ連の援助を経て建てられ、デザイナー設計のもと、斬新かつ近代的な内外装として完成されました。館内はホーチミン主席の足取りを追うように関連物が展示されています。奥部にはホーチミン氏生家の模型や、彼の功績をはじめ、ベトナム戦争時の様子や、当時の北ベトナムの生活様式なども併せて紹介しています。
館内入って最初のエリアには、ホーチミン氏の肖像画が展示されています。学校の子供たちが書いたホーチミン氏には「Bac Ho」とありますが、これは日本語で「ホーおじさん」。子供たちからは親しみを込めてそう呼ばれていました。ホーチミン氏は演説をする前に「みなさん、お腹一杯食べてますか?」という前台詞をしていたことは有名。さらに、常にポケットには子供に配るキャンディーを忍ばせていたとも言われています。
いかがでしたか?ホーチミン廟からホーチミン博物館と一柱寺は近いので、こちらを先に見学するのもいいでしょう。ホーチミン博物館とホーチミンの家は、共に月曜と金曜日は休館なのでスケジュールを組む際に注意してください。以上、ベトナムナビがお届けしました!
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記事登録日:2016-05-25