憧れのバックパッカー街の昼と夜の歩き方を紹介!
こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムのハノイとホーチミンには、バックパッカーが集うバックパッカー街があります。ハノイはゴーフィン通り、ホーチミンは今回紹介するファングーラオ。規模はファングーラオが最大となります。タイのカオサンには劣るものの、賑わいは負けていませんし、カオサンとは異なり市街地徒歩圏内にあるので、一般の旅行者も気軽に訪れることができます。そこで、今回は2018年度版、バックパッカーの町ファングーラオの歩き方を紹介したいと思います!
ベンタイン市場から徒歩10分!
ホーチミンのバックパッカー街は、ベンタイン市場から徒歩10分のところ。タイのカオサンのように、電車や船を乗り継いで行く必要がないので、普通の旅行者も気軽にバックパッカーの生活の様子をのぞくことができます。ちなみに、統一会堂からはタクシーで5分、市民劇場からは10分程度の距離。ともに歩けなくはありませんが、日差しが厳しい日は予想以上に体力を奪われるので、タクシーで行くのが無難です。
そもそもバックパッカー街ってなに?
何か月もかけて世界各国を巡るバックパッカー。バックパッカーとは、「大きい荷物を背負った人」という意味。ファングーラオを歩いていると、大きなバックパックを背負った外国人が大勢行き交っています。そんな彼らのほとんどは貧乏旅行に徹しているので、一泊1000円前後のゲストハウスやドミトリーと呼ばれる安宿に泊まります。その安宿が数百とひしめき、さらに外国人向けの多国籍に富むレストラン、カフェ、安マッサージ店などで構成されている町が「バックパッカー街」です。東南アジアの各国には1つくらいはあるものですが、ベトナムのこちらはタイやインドに次ぐ規模となります。また、ホーチミンはインドシナ半島及び東南アジアを周遊する旅人にとってのスタート地点、もしくはゴール地点としても有名です。
ファングーラオの概要
ホーチミンのバックパッカー街であるファングーラオは、複数の通りで構成されています。それぞれファングーラオ通り、デタム通り、ブイビエン通り、コンクイン通りなどがメジャー。ファングーラオ通りはツアーデスクやちょっと高めのホテル。デタム通りはミニホテルにツアーデスク、カフェなどが並びます。ツアーの発着場所もここデタム通り。そして、メインストリートとなるのがブイビエン通り。ゲストハウス、カフェ、レストラン、安マッサージ、雑貨店などが所狭しと並んでいる他、夜になるとオープンする怪しげなバーなども多数ひしめいています。
治安はいいの?女同士は危険?
バックパッカー街は確かに魅惑的な町。多国籍に富む外国人やベトナム人が行き交うので、スパイシーな夜をおくることができることは間違いありませんが、それと同時に、ホーチミンの1区内で最も治安が悪いところでもありあす。売春や賭博、マリファナなどを斡旋する輩も出てきますが、もちろんこれらはすべて違法。また、女性同士であれば、外国人やベトナム人からナンパされることもあるでしょう。ひょうひょいとついて行くと、後悔することにもなりえません。基本は自分の身持ち一つで回避できるトラブルばかりなので、羽目を外さないように自分に言い聞かせてから、町へ繰り出しましょう。
バックパッカー街の昼は閑散と平和
もし昼間の内に観光するのであれば、人通りがそれほど多くない、平和な町並みを見ることができるでしょう。日中にあまり人がいないのは、多くのバックパッカーはツアーや市内散策に外出しているためです。彼らにとっての本番は夜のため、昼間は比較的閑散としています。
とはいえ、路地裏のゲストハウスや、道端のカフェ、オープンエアのレストラン。行き交う行商人。袖を引っ張って客引きするマッサージ店などは昼間も健在。ドンコイエリアやベンタイン市場周辺では決して見ることができない“東南アジアらしさ”があります。ちなみに、怪しげなバーなどは昼間はすべて閉店しているので、女性同士の散策もおすすめできます。
雑貨店でお土産ショッピングも
昼間の観光であれば、雑貨店巡りをするのがいいかもしれません。レストランでグルメ探検もいいですが、あいにくほとんどがオープンエアで、冷房が効いた室内レストランはあまり見かけません。カフェも然り。もしカフェでゆっくりしたければ、デタム通りがいいでしょう。スタバや韓国系のカフェなどがあり、いずれも冷房完備です。それよりも昼間は雑貨巡りがおすすめ。近年はお洒落なお店も増えてきましたし、ドンコイにはないような雑貨を売るお店も多数あります。
ツアーの申し込みは日中に済ませておこう
ファングーラオには数多くのツアーデスクがあります。いずれも小さな窓口ですが、扱っているツアー内容はそれほど変わりありません。英語デスクでは、一般的にガイドも英語となりますが、その分料金は安上がり。一方日系のツアーデスクもありますので、旅に不慣れな方や、英語の聞き取りに自信がない方は、こちらを選ぶといいでしょう。日本語ができるツアーガイドがアテンドしてくれます。ただし、当然参加者も全員日本人なので「海外旅行らしく」と考えるならば、勇気を出して英語ツアーに参加してみるのもいいかもしれません。
安宿に宿泊してみるのもいいかも!
日本でいえば民宿のような立ち位置のベトナムの安宿。一泊1000円前後で泊まれるゲストハウスから、2000円前後のミニホテルが、このエリアにはぎっしりと並んでいます。もしホテルがすでにある方も、その雰囲気を肌で実感するために、一泊ここで宿泊してみてはいかがでしょうか。先ほども説明したように、夜は毎日大賑わい。エキゾチックな南国の夜を堪能することができるはずです。
スタッフもみんなフレンドリー
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安宿はいたるところで見ることができます
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コンビニも徒歩圏内にあるの便利
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昼間は閉まっているバーも夜になると……
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夜のファングーラオは大賑わい!
夜になると、昼間観光に出ていたバックパッカーたちが一斉に戻ってきます。彼らはホテルで一休みしたあと、早速夜のファングーラオの町に繰り出します。夜のファングーラオでは、歩道に沿ってプラスチックの椅子が並び、そこに座って路上でお酒や屋台料理を食べることができます。
椅子に座ればお店の人がやってきてオーダーをとってくれます。基本はどこもメニューがありますので、指さしで選べます。ビールは一杯100円程度ととても安いですし、だいたいどこのお店も値段は合わせているよう。とりあえず賑わっているところの椅子を探して座ってみましょう。
きちんとしたレストランもあります
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子連れの現地ファミリーも多いです
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ファングーラオ通りで一休み
ご覧いただいたように、ブイビエン通りは毎日非常に多くの観光客と現地人で込み合います。そんな喧騒から少し離れたければ、隣を並行して走るファングーラオ通りを歩くといいでしょう。ファングーラオ通りには路上カフェがありませんので、ちょっと小奇麗な小規模レストランやホテルの地下で営業する安マッサージ店がたくさんあります。ブイビエン通りとは打って変わった静かな通りです。また、通り向かいの9月23日公園には屋台通りもありますので、そちらを歩いてみるのもいいかもしれません。
カフェバーで異国情緒を感じよう
昼間は普通のカフェとして、夜はナイトバーに変わるお店も多数あります。ナイトバーではジャズやロックといった音楽が鳴り響く中でお酒やスナック、料理を食べることができます。路上カフェとはまた違ったバックパッカーらしい夜の時間を満喫することができるでしょう。ただし、女性同士で行く場合は、ナンパされる可能性もあるので注意してくださいね。
いかがでしたか。ファングーラオの昼と夜の町を散策してみました。夜は本当にカオスの町へと変わるので、スリなどにも十分ご注意ください。貴重品、大金、パスポートなどはホテルのセーフティボックスに預けておきましょう。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-09-28