ナビが突撃インタビュー!「ぶっちゃけちゃって、くだサイゴン♪」第5回

ホーチミンで活躍する素敵な日本人女性に聞いてみました。今回はベトナム情報誌で活躍する小阪純子さん!

シンチャオ★みなさん、こんにちは。ホーチミンよりベトナムナビです。ここベトナムという国は、とにかく女性が目立つ国。よく働くのも女だから、威張っているのも女、美しくてかっこよくってたくましい女たち。そんな「女が主役の国ベトナム」で活躍する日本人女性にナビが根掘り葉掘り聞いてみたい!ナビの突撃インタビューその名も「ぶっちゃけちゃって、くだサイゴン♪」

小阪純子さん  27歳 職業 クリエーター

ベトナムに住んでいる人なら誰でも知ってる無料情報誌「SKETCH」。ナビも毎月発行が楽しみで仕方ありません!その「SKETCH」編集部でデザイナーとして活躍している小阪純子さんに今日は突撃インタビュー。それでは純子さん、いろいろ聞いちゃいますからね(^^)v覚悟してくださいよ~「ぶっちゃけちゃってくだサイゴン♪」
ナビ:ベトナムに来て何年ですか?
純子さん:9か月です。

ナビ:ベトナムに来られたきっかけは?
純子さん: 昔から海外に出てみたいと思っていて専門学校を卒業後、街頭の広告を見てNGOピースボートの船旅に参加して、それから4年間ピースボートの広報に関する仕事をさせてもらいました。その後卒業した専門学校を通して今の会社からベトナムでデザインの仕事をしてみないか?という話をもらって「えー、じゃあよく分かんないけど行ってみようかな。」なんて結構ラフな感じでこの国に来ちゃったんですよね。(笑)「SKETCH」さんには自分の会社からの出向という形でお世話になっているんです。

ナビ:街頭の広告て…すごい行動力じゃないですかぁー!
純子さん:スーパーに貼ってあったポスターですよ(笑)

ナビ:「きっかけ」っていうのはそんなものかもしれませんねぇ~。(しみじみ)だけどその後4年間しっかりと働いたから今の純子さんがあるんでしょうなぁ・・・

ナビ:今されているお仕事は何ですか?
純子さん:広告関係、PCでのデザイン、書籍、イラストを手書きで書くなどなどいろいろやってます。

イラストをライフワークとして描き続けているという純子さん。先日ここベトナムでARTを発信する場を求めて友達と一緒に個展を開くなど、職業という枠を超えて何かを追求しているクリエイターとしての姿は真剣そのものです。

ナビ:純子さんにとってベトナムという国は、どんな国ですか?
純子さん:いい意味でも悪い意味でも適当ってカンジですかねぇ・・・(苦笑い)

ナビ:この辺から「ぶっちゃけちゃって」もらいましょう。ズバリお給料はいくらですか?今住んでるところの家賃はいくらですか?
純子さん:月収は10万円でそのうち5万は日本の口座に振り込まれているので5万で生活しています。家賃は400ドルの部屋を会社の友達とシェアしているから200ドル。というわけで5万−200ドルでおよそ300ドル弱が生活費なんですけど、意外とこれキツイんですよ~(笑)

これぞベトナムローカル暮らし、純子さんがお友達とシェアしているお部屋です!
ナビ:おお!実はこのインタビュー始まって「お給料の金額」を包み隠さず答えて下さった方ははじめてなんですね。純子さん、こちらから聞いておいてナンナンですが・・・正直なお答どうもありがとう。(笑)

純子さん:え?そうなんですか?(笑)いやだって別に隠してもねえ・・・社長に怒られちゃうかな?これを見て上がってくれたらいいんですけど(笑)

ナビ:彼氏はいますか?もしいたらナニジンですか?好みのタイプはどんな人ですか?
純子さん:いません!(きっぱり)デップチャイ(ベトナム語でハンサムの意味)ですよ~。イケメン好きなんです。(笑)ベトナムはハンサムが多いので目の保養にはなりますね~。まずはカフェからお願いします!って感じです。(笑)

ナビ:ほほう、イケメン好きですか。これまた正直な回答で。ナビはどちらかと言えば「金持ち」が好きかな♪

ナビ:趣味は何ですか?
純子さん:絵を描くこと。映画をみること。ホーチミンに来てから覚えたバイクに乗ることも!それから音楽を聴くことかな。

純子さんのイラストは表情が一人一人生き生きしていて今にも動き出しそうなんです!

ナビ:どんなジャンルの音楽ですか?
純子さん:ジャジーな感じ。ドラムンベースっていうジャンルの音楽が好きなんです!あとレゲエも好きです。

ナビ:ベトナムへ旅行で来られた方に一番おススメの場所はどこですか?
純子さん:ホーチミンの郊外なんですけどスイティエンパークっていうけっこう広い遊園地があるんです。中華系のキンキラキンのお寺があったり、パキパキのわざとらしさが突っ込みどころ満載で、個人的にすごいウケてしまいます。(笑)

ナビ:ベトナムの遊園地がわざとらしいって表現なんか分かるな~(笑)全然動かないワニが山ほどいるワニ園があったりして。確かに突っ込みたくなる空間だよね。(笑)

ナビ:ホーチミンで一番おススメのレストランは?
純子さん:好きなのは沖縄料理店の「やまねこ」というお店です。あ!ホーチミン名物のヤギ焼肉が大好きです!

ナビ:ヤギ焼肉ウマいよね。おっぱい。ヴー(ベトナム語)でしょ?なんかさ、日本で言うところの「モツ焼き肉」みたいな感じだよね!
純子さん:そうです、ヴー!すっごいおいしいですよね~~~。

ナビ:ホーチミンで一番おススメのSPAは?
純子さん:行かないです、余裕ないんで。(笑)

ナビ:
行かないでいいよ。まだ若いしお肌キレイだもんね~。ナビくらい「微妙」な年齢だとせめてお金くらいかけないとね。おほほほほ・・・(涙)。

ナビ:純子さんイチオシのベトナムみやげは何ですか?
純子さん:そうですね~、お手軽みやげとしてはインスタントのフォーとかけっこういいかなと思います。あとはベトナムコーヒーのアルミのフィルターもエコグッズって感じでいいですよね。もちろんコーヒーもおいしいからセットで。

ナビ:そうそう、なんだかんだ言ってコーヒーはやっぱり喜ばれるよね。癖になるウマさ!
純子さん:私なんか日本でコーヒー飲めなかったのにベトナムに来ておいしいからコーヒー飲めるようになったんですよ!

ナビ:ベトナム人のいいところ、悪いところはどこだと思いますか?
純子さん:いいところは、デップチャイ(ハンサム)なのはさっきも言ったからいいとして~、(笑)困ってる人を見たら放っておけない親切さがありますよね。バイクに乗っていて何か困ったことがあったら周りにいるおっちゃんが助けてくれたりとか。日本だとなかなかないことだと思うんです。悪いところは、文化や歴史の違いがいろいろあるとは思うんですが、お金に対する執着心がありすぎなところでしょうか・・・?

ナビ:日常生活のどんな場面でベトナムの人が「お金に執着がある」って感じるのかな?
純子さん:う~ん、せっかく友達になっても「日本人だからお金持ってるだろう!だから払ってよ。」という感じで「いやいや、日本人だけど本当にお金持ってないって!」って言っても信じてくれようとしなかったりとかするので、「な~んだ、友達友達って言うけどお金目当てだったのか」とがっかりすることが何度かありましたよ。この国に来て初めて外国人差別を受けているなって感じたんです。

ナビ:なるほどね~、外国人差別かぁ・・・小阪さんのように若い世代の人間関係の方がそういう事って感じることが多いかもしれないねぇ・・・

ナビ:絵を職業にしたいひとっていっぱいいると思うのですが、絵がうまくなるコツってありますか?
純子さん:描き続けること。止めると止まってしまうから。やろうと思えば誰でもできることだと思っています。絵っていうのは下手は下手なりに「ヘタカワ」だったりするし、興味さへあれば絶対に描けると思うんです!職業にするのは好きかどうかが問題ではないかと思います。
ナビ:素敵な考え方ですね。じーん・・・(感動)ナビも「文章を書く」同じことを信じて頑張っていきたいと思います!

ナビ:最後に、純子さんの夢は何ですか?
純子さん:なりたい職業は「小阪純子」。自分から発信するもので食べていけるようになりたい。有名になることやお金は必要だけど、それだけじゃない。好きな事を仕事にして、それで食って行きたいんです!(笑)

とても気さくでユーモアセンスがあって自然体な純子さん。一方で「お声掛けいただきまして、ありがとうございます。」なんて言葉がスラリと出てくる律儀さを持ち合わせているしっかり者の若者でもあります。お給料や家賃を正直に答えていただいたことでも分かるように飾らない生き方は、自分がやっていることに本当の意味で自信を持っている方だからできることなのかも。「昔はもっとシャイで自己表現が下手だったから絵を描けるようになったのかも」なんて言う純子さんですが、絵だけでなく言葉や生き方そのものがアートな「表現者」といった感じでした。これからも世界のアートシーンで活躍することナビも応援しています!ヤギ焼肉もぜひとも一緒に行きませう!(笑)以上、「SKETCH」編集部で奮闘する小阪純子さんの「ぶっちゃけちゃってくだサイゴン♪」ベトナムナビがお伝えいたしました~。
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記事登録日:2008-09-25

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