ナビが突撃インタビュー!「ぶっちゃけちゃって、くだサイゴン♪」第8回

ホーチミンで活躍する素敵な日本人女性に聞いてみました。フォトグラファーの西澤さん!

シンチャオ★みなさん、こんにちは。ホーチミンよりベトナムナビです。ここベトナムという国は、とにかく女性が目立つ国。よく働くのも女だから、威張っているのも女、美しくてかっこよくってたくましい女たち。そんな「女が主役の国ベトナム」で活躍する日本人女性にナビが根掘り葉掘り聞いてみたい!ナビの突撃インタビューその名も「ぶっちゃけちゃって、くだサイゴン♪」

西澤智子さん  職業 フォトグラファー 年齢32歳

8回目の今回は、ベトナムの写真を撮りながら雑誌やウェブの仕事など多方面に渡り活躍されている女性フォトグラファーの西澤智子さん!それでは西澤さん、心の準備はできました~?いろいろ答えてくだサイゴーン(^o^)/

ナビ― ベトナムに来て何年ですか?
西澤さん― 住み始めて約1年です。でもその前に旅行では7回も来ていたんですよ~。

ナビ― ベトナムに来られたきっかけは?
西澤さん― 旅行に来てもうベトナムが大好きになってしまったからです!

ナビ― ほうほう、一体ベトナムのどんなところに魅了されてしまったのでしょう?
西澤さん― 人間の温かさとごはんのおいしさ。どこを撮っても絵になるところ!私は元々フランスが好きなんですけど、この国はいろんな場所にさりげないフランスの香りを感じることができるからです。これだけは他のアジアには絶対に無いものだと思うんですよね~。

ナビ― そうそう、他のアジアには絶対無いものがこの国にはあるんですよね~~~。ベトナム好きな人たちっていうのは皆共通してこういうものを感じていることだと思います。

ナビ― 今されているお仕事は何ですか?
西澤さん― フォトグラファー、フリーのカメラマンです。

西澤さんの撮られたベトナムの写真 
西澤さんは現在、日本の雑誌や現地の雑誌、ウェブサイトで撮影や執筆のお仕事と多方面でご活躍。また、ホーチミンのカルチャーセンターOVERLAND CLUBで開催された西澤先生による写真教室は、とても分かりやすくて楽しくて、受講した生徒さんたちから大好評。何を隠そうナビも、次回の開催も待ちどおしくてならない生徒のひとりなのであります!

ナビ― 女性でフォトグラファーというのは珍しい職業だと思うのですが、どのようなきっかけでこのお仕事をされることになったのですか?
西澤さん― 私は、ガーリーフォト(女の子の写真)ブームの火付け役となったHIROMIXと同い歳なんです。それで20歳の頃に一眼レフの写真ブームがあって、ミノルタの初心者用の一眼レフを買った所から始まり、次は中古のクラシックカメラにハマったんです。オリンパスのペンを購入し、それを持って旅行に出かけたりしていました。そういうことを繰り返しているうちに、どこの国へ行ってもできるような手に職があったらいいな~と思うようになりました。2年くらい悩んだ末に、大好きな写真を仕事にしようと26歳の時に思い切ってこの世界へ入ることを決めたんです。

ナビ― どこの国へ行ってもできるような手に職ですか、いいですよね~~~。そして写真は職であると同時に芸術だから、音楽や絵画と同じで世界共通の言葉みたいなものなんでしょうね。
ナビ― 西澤さんにとってベトナムという国は、どんな国ですか?
西澤さん― 旅行で来ていた時には、とにかく憧れだったんですが~、いざ実際に住んでみると違うものだった。(笑)でもいろいろあっても、困っていると必ず誰かが声をかけ手を差し伸べてくれるなんて、本当にすごいことだと思うんです。日本だったらちょっとないんじゃないかな~と。

ナビ― さてさて心の準備はいいですか?(笑)この辺から「ぶっちゃけちゃって」もらいましょう。ズバリお給料はいくらですか?そして今住んでるところの家賃はいくらですか?
西澤さん― お給料は、毎月違うんですよ~、でもこれは言えないなぁ、差がありすぎます(笑)家賃は900ドルのお部屋を3人でシェアしていて、お部屋の広さで割っているので私一人では310ドルです。

ナビ― 彼氏はいますか?もしいたらナニジンですか?
西澤さん― います。日本人です。彼は私の部屋に居候していて、私と友達が彼に家政婦代を払って家事一切をお願いしているんです。不思議な関係ですよ~。(笑)でも今、彼が日本へ帰国していて、フと気づいたら家の中なのに足の裏が真っ黒になっていて、いつも彼がどんなに丁寧に拭き掃除までしてくれていたっていうありがたみを実感しました。(笑)
ナビ― 何だか小説が書けそうな面白い同居生活ですね。(笑)男の子が家事をこなすカップル。新しいね~(笑)
西澤さん― 心の中「乙女VS乙女」って感じで喧嘩する時とかありますけどね。(笑)

ナビ― 趣味は何ですか?
西澤さん― インターネットでハリウッドゴシップを頭が痛くなるまで見続けることです。この趣味は高校生の頃からなんですよ。映画が好きで、ロードショーという雑誌の別冊でその手の記事を読むところから始まったんですね。

ナビ― 何だか面白い趣味ですね(笑)ナビも好きだけど。面白いもんね~。ヴォーグやグラマラス、雑誌を見るたびについついチェックしちゃいます~。

ナビ― ベトナムへ旅行で来られた方に一番おススメの場所はどこですか?
西澤さん― サパです。サパは一言で言うと、「日本昔話の世界。」ここでは是非、トレッキングに挑戦して欲しいです!あ、でもひとつ注意事項が、シーズンを選ぶことが大切。サパのベストシーズンは黄金色の秋です。ベトナムっていうのは日本と同じで縦に長い国なので、その時その場所その季節が全然違うものだということを何回も旅行してるうちに実感しました。あっちへ行っても、こっちへ行ってもハズしたシーズンの場所へ行っちゃったなんて苦い経験もしたことがありますよ~。(笑)

ナビ― ホーチミンで一番おススメのレストランは?
西澤さん― 一度取材で行ってから、ストーカーのように通っているお店があるんですよ。(笑) Khe ngot  <91 Ly Tu Trong,Phuong Ben Thanh > というお店で、きれいな環境で食べる定食って感じのメニューです。カレーもおいしかったし、スパイシーなサイコロステーキもよかったな。お値段もリーズナブルなんですよ~。

ナビ― ホーチミンで一番おススメのSPAは?
西澤さん― 実はここに住むようになってからは一度もスパに行ってないんですよね。旅行で来ていた時には、ラポティケアにはけっこう行きました。雰囲気もいいし、オリジナルの天然素材のコスメがお気に入りで、特におススメなのがオーガニックのアロマオイル!あれは日本やフランスで買うよりもずーーーっと安く買うことができるので家でもいつも使っています!

ナビ― ナビもラポティのコスメはいくつも持っていますよ~!パッケージも可愛いから行くと買いたくなっちゃうんだよね~。

ナビ― 西澤さんイチオシのベトナムみやげは何ですか?
西澤さん― ハノイでは、旧市街で5万ドンで買えるパシュミナ。5万ドンだから本当にパシュミナ?って感じですけど、首にグルグル巻いても本当に可愛い。ホーチミンでは、やっぱりチョロンで買えるプラスチックかごバックとか、ビンタイ市場で買える天然素材のうちわとかですかね。食べものだったら油で揚げるエビせんべいかな。

ナビ― ベトナム人のいいところ、悪いところはどこだと思いますか?
西澤さん― いいところはやっぱり、困っている人を必ず助けてくれるおせっかいさでしょうか。悪いところはゴミを所構わず捨てること。マンションでもゴミ箱の上にそのままゴミを置いたりして、ほんのあとひと手間のモラルに欠けているような気がするんですね~。
ナビ― 写真が上達するコツを是非ともご教授ください!
西澤さん― 自分のカメラを相棒のように感じるくらいまでに使い込むこと。機械を愛して大切にしているとだんだん手になじんでくる気がします。いいなと思う被写体を見つけたら、しゃがんだり近付いたり、自分が動くこと。目線を変えるだけで違った世界が見えてくるものなんですよ!

ナビ― そうでしたそうでした。確か先日のカメラ講習会でも同じ話を教えていただいたハズなのに…すぐに忘れちゃうんですよね。なんでだろ?(笑)こいつを愛でて自分が動くんでしたね!明日からやります。いえ、今日からやるぞ。(笑)

ナビ― 最後に、西澤さんの夢は何ですか?
西澤さん― 目標は立てる派なんですけどね、夢か~聞かれると困るものですね。(笑)一生の夢ですか…そこまで自分の世界を大きく捉えたことがないのかもしれません。そうですね、とりあえずベトナムにいる間にいろんな情報発信をしたいと思っています。この国のいい面を伝えたいからこの国に住むことを決めたわけですから!

飾らない人柄で、終始自然体でインタビューに答えてくださった西澤さん。「写真を撮るのは仕事でも、撮られるのは苦手なんです…」なんてカメラを向けると少しはにかんで照れくさそうにしていた可愛らしい表情が印象的でした。そしてベトナムという国と写真を心から愛しているということが、お話からとてもよく伝わってきました。ベトナムを愛している西澤さんの目線で切り撮られる「美しく優しいベトナムの表情。」が、多くのひとたちの目に触れることによって、ベトナムに少しでも興味を持ってくれるひとが増えるきっかけになって欲しいな~と、願ってやまないベトナムナビでした(*^_^*)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-02-19

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