ベトナム人に聞いた日本人の好きなところ嫌いなところ

ベトナム人は日本人をどう見てる?いいところも悪いところも紹介します!

こんにちは、ベトナムナビです。某コンサルティング会社の調査では、ベトナムはアジアの中では1、2を争う親日国だということ。しかし、具体的にベトナム人がどんな風に日本人のことを思っているのかは、なかなか調べてもでてきません。そこで、今回はベトナム人に訊いてみた日本人の好きなところと嫌いなところをご紹介したいと思います。日本人の嫌いなところはちょっとドキドキしますね(笑)。でもいいところだけではなく、悪いところも聞いて、「あーベトナム人からはそんな風に思われているのか」と知ることも大切なのでは、と思います。

好きなところ1:真面目で勤勉

まず最初に上がってきた声がこちら「日本人は真面目で勤勉」。これは多くの外国人が思う日本人に対しての印象ですね。戦後の著しい成長は日本が真面目で勤勉だったからと言われています。ベトナムも現在高度経済成長期の真っただ中と言われていますが、日本と比べると成長速度は遅いように感じます。「ベトナム人は男性は怠惰で目先の利益ばかり追っている」とベトナム人自らいうほど。尊敬できるよき人間として日本人は見られているようです。

好きなところ2:約束を大事にする(守る)

日本人とベトナム人の間では、「約束」に対する価値観が異なるようです。日本人は仕事はもちろん、友人や家族内でも約束は守るべきものと考えます。しかし、ベトナム人にとっては口約束だろうと書面による約束だろうと、そのときどきの状況によって約束は反故されることがしばしばあります。ビジネス間ではしばしばトラブルになりますし、ときには大きな揉め事に発展するケースもあります。約束は守るもの。それが当たり前と考えている日本人と、そうではないベトナム人。なかなか興味深いものがありますね。

好きなところ3:目先の利益より将来の利益を考える

「ベトナム人は来月の1万円より明日の千円を選ぶ」。これはベトナム人が目先の利益を追求することを揶揄しています。とはいうものの、ベトナムは貨幣価値が低いので、自国通貨を信用していないから、という政治理由もあるようです。しかし、この目先の利益はぼったくりにも表れています。ベトナムは周辺諸国と比べてもぼったくりが多いと言われていますが、ナビも先日よく野菜を買っているおばちゃんぼったくられました。「この値段だったらもう買わないよ」と言っても、結局その値段で買うはめに。少し安くしてリピートしてもらうよりも、一時の高値で売りたいようですね。ちょっと残念に思います。

好きなところ4:静かで素直

ベンタイン市場などをみると、よくぼったくられている日本人を見かけます。「日本人は強く押せば買ってくれる」と鴨にされているのですが、ベトナム人の若者からみると、「日本人のいいところでもあるのに、悪いベトナム人がそれを利用している。ごめんなさい」と謝れる始末。また、「悪いと思ったら謝るし、ごめんなさいとありがとうを大切にしているって聞きました。それはベトナム人にはないので素晴らしいことだと思います」といった賛辞を贈ってくれる子も。ベトナム人は喧嘩してもなかなか謝ることをしませんし、公共の場所であっても声のボリュームは大きいです。最近の若者はそれが気になっている様子。自国の一部のベトナム人を反面教師にしているように感じるられます。

好きなところ5:お金を大切にする

「ベトナム人は賭博が大好き。お父さんもしょっちゅうポーカーでお金をかけてる」。ベトナムでは法律で賭博が禁止されていますので、カジノもご法度。ベトナム人の中には隣のカンボジアに行ってカジノを楽しむ人も多いようです。また、昔も今も賭博による破産は申告な問題で、ポーカーで負けがかさみ、家を売るといったことも珍しくはありません。ただ、話を聞いていると、彼らは日本人が賭博をしないと思っている様子。パチンコや競馬、宝くじ売り場とかを見たら、考えも変わるかもしれませんね。

嫌いなところ1:時間に厳しすぎる

日本人はとても時間に正確だと思います。それはベトナムに住んで7年経ったナビもつくづく実感します。例えば「デートの遅刻に5分10分遅れただけで怒られる」というベトナム人もいました。時間を守るのも大切ですが、ここはベトナム。少しは彼らに見習って時間に寛容な姿勢をとるのもいいかもしれませんね。ちなみに、ベトナム人はバスをバイクの次のメインの移動手段としていますが、時刻表はありません。日本に来たベトナム人は、しばしば正確に来るバスに驚くようです。

嫌いなところ2:理屈っぽい

これもベトナム人によく言われることですね。感情的になりやすいベトナム人にとって、物事を論理的に考えようとする日本人は理屈っぽく映るそうです。ベトナム女性の中には、「日本人の彼氏がいたけど、すごい理屈っぽくてなんだか見下されたような感じがいつもした」という方もいました。 「ベトナム人は〇〇だ」と決めつけたように言う人は嫌われてしまうようですね。気をつけたいと思います!

嫌いなところ3:本心を言わない

イエスやノーをはっきり言わない日本人とはよく言われたものですが、どうやらベトナム人も似たようなことを考えているようです。「ベトナム人は思ったことをはっきりと言うけれど、日本人の場合は本心が分からないから、こっちは察しなければならない。それが煩わしい」や、「会社の上司は失敗しても怒らないけど、裏で私のことどう思っているか分からないから余計怖い」といった意見を聞きました。日本人はよく「空気を読む」、「場の雰囲気に合わせる」といったことを重んじますが、ベトナムではちょっと異なるようです。

嫌いなところ4:マナーにうるさすぎる

日本人はマナーが良く礼儀正しいと思われている反面、日本人をよく知るベトナム人からすると、いささかマナーにうるさすぎると思われているようです。食事中に片膝ついたり、テレビを見ながらハンモックに寝そべって料理を食べたり、また、カフェやレストラン、映画などで大きな声でガハハと笑ったりと、日本人から見ると確かにベトナム人はマナーに欠ける点が見られます。ただ、その都度腹を立てていると、「小言ばっかり」、「神経質すぎる」と思われることもあるかもしれません。

嫌いなところ5:男性はレディファーストを知らない

最後はこちら。ベトナムでは農村社会では一部男尊女卑の文化が残っているようですが、都心では基本レディファーストの習慣が根付いています。男性は女性を常に立てるよう努力しなければなりません。レディファーストを知らない日本人からすると、なかなかベトナム女性との接し方に戸惑うことでしょう。また、食事のお会計を男性が必ず持つのもレディファーストの一部。タクシーに乗るときはドアを先に開けてあげたりすることも、彼女たちからすると当然だと思っています。レディファーストの習慣は世界のほとんどの国が大なり小なりあるものなので、ベトナム人にとって日本人男性は少し融通が利かないように映っているかもしれませんね。

いかがでしたか。ベトナム人から見た日本人の良いところと悪いところをご紹介しました。素直に嬉しいところもあれば、反論したくなるようなこともあるかもしれませんね。しかし、往々にして日本人に対しては好印象を持ってくれています。ベトナムに旅行する際は、彼らとの触れ合いも楽しみにしておいてください。
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記事登録日:2017-04-28

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