こんにちは、ベトナムナビです。中南部高原地帯ダラットは、年々日本人旅行客にとっては1泊から楽しめる穴場の観光エリアです。今回は、そのダラットの1日満喫プランをご紹介したいと思います。ダラットは見どころがたくさんあるので、すべてを行こうとすると、1日では足りません。ですので、ナビがおすすめする「ダラットに訪れたなら、ここは最低でも行ってほしい」という打線で組んでみました。
ダラット観光の移動手段
ダラット観光の移動手段は、「レンタル自転車」、「レンタルバイク」、「タクシー」となります。ダラットは山の麓に広がる町なので、勾配が急で自転車で遠出は不向きです。バイクかタクシーとなりますが、各スポット間はそれほど距離が離れているわけではなく、ランビアン山以外ならばオールタクシーで行ってもいいかと思います。ただし、高原地帯をバイクで駆け抜けたいという方はレンタルバイクを利用するのもいいかもしれませんね。
最初に訪れるのはこちらです。市内中心部から車で15分程度北上したところにあります。ダラットで最大の観光名所であり、恋人たちの憩いのスポットでもあります。敷地内は広場のようになっていて、愛にまつわる南京錠や山小屋、モニュメントなどが女性の心をときめかせてくれます。さらに小高い丘を下ると見えてくるのがダティエン湖。どこまでも広がる湖のほとりを大切な人と歩いてみてはいかがでしょうか。馬車で一周することもできます。
●ランビアン山もし同性同士、家族旅行だと、愛の盆地は少し物足りないかもしれません。そう思う方は、ランビアン山にルートを変更するのもいいでしょう。ランビアン山は麓までジープで行き、コホー族の人々と触れ合うことができます。また、おとぎ話のもととなっているランとビアンの銅像もあります。コホー族の民芸品をお土産に購入していくのを一つの目的にしてみてはいかがでしょうか。
昼食~12:30
ダラット市場周辺に戻ってきたら、少し早めの昼食をとりましょう。レストランや食堂はいたるところにありますので、メニューを吟味してお好きなところでダラット料理を召し上がってください。
12:30~13:30:カフェ
昼食をとったあとは、カフェで少しゆっくりしましょう。スアンフーン湖周辺にはいくつものカフェが並んでいます。オープンエア席で湖を眺めながら時間を過ごすのもいいでしょう。また、カフェで食事をとれるところもあるので、そこでダラット料理を食べるのもいいでしょう。
カフェで休憩したあとは、スアンフーン湖沿いを車で東に走って、ダラット駅に向かいましょう。ダラット駅は現在は隣村のチャイマット村との間を定期運行しています。スチームトレイン(蒸気機関車)でゆっくりと向かう道中は車窓から見える田園風景に心を落ち着かせ、村では派手な装飾の仏教寺院を見学することができます。機関車は1日数本発車していて、観光客が多くなるハイシーズンは本数も増えます。現在では完全観光客用の乗り物となっています。
ダラット大教会はフランス統治時代に創られた尖塔が象徴的のカトリック教会。1日複数回行われるミサの時間には、教会からあふれるほどのキリスト教徒が集まります。ミサの鐘が辺りに鳴り響くこの町は、ベトナムとは思えない西洋の雰囲気が漂っています。
ベトナム人の有力者であり富豪の娘がつくったクレイジーハウス。当初はダラットに似つかわしくないと建設をとめられた経緯もありましたが、現在ではダラットの名物スポットとして観光客がおしよせています。魔女の森のような迷路仕立ての建物に、不気味な外観はまるで童話の世界に入り込んだかのようです。また、屋内の一部は宿泊室になっていて、泊まることもできます。
最後はダラット市場に戻ってきて、この周辺で毎夜開催されるナイトマーケットを楽しみましょう。ダラット市場は19時前後までやっていて、一部市場の入口付近はナイトマーケットに便乗してさらに遅くまで開いています。ナイトマーケットはダラット市場その外周、石段周辺、スアンフーン湖まで続くハイバーチュン通りにかけて広がっています。食事はこのナイトマーケットに出ている夜店で食べるのがいいでしょう。屋台グルメだけではなく、周辺には食堂もあり、焼き肉や鍋といった温かい料理を突くことができます。
いかがでしたか。ダラットは他にも自然派観光スポットがいくつもあります。すべてを回りたいのであれば、おそらく2泊から3泊必要となります。ですので、滞在時間に余裕のない旅行者は事前に行く場所とルートをしっかりと考えてから臨みましょう。以上、ベトナムナビがお届けしました。