ホーチミン・乗り物事情

いろいろ使いこなしたい、ホーチミンの乗り物!

シンチャオ★みなさん、こんにちは、ベトナムナビです。「ベトナムの乗り物」と言えば皆さんは何をイメージされますか?自転車で引く人力車「シクロ」はガイドブックに載っている写真でもお馴染みですね。「ホーチミンの乗り物」だったらやっぱりバイク?観光客が普通に使うのはタクシーですが、でも一度くらいは挑戦してみたいのがローカルバス。なんて旅の途中で上手に使いこなしたいのがその国のいろいろな乗り物ですよね。経済成長著しいベトナムでは最近、道を行く車の数も増えました。完成するのは何年先かは分からないけど、地下鉄工事も始まっている激動の街ホーチミンの交通手段、乗り物事情をナビがレポートします!
まずはタクシーの乗り方!
タクシーは道端で手を挙げて止めるか、ホテルの入口のタクシー乗り場に並ぶか、お店の人に呼んでもらうなどの方法で拾います。自分で扉を開ける手動式。最近ではメーターのないタクシーを見ることはほとんどないのですが、走り出したら助手席前方部にあるメーターがちゃんと表示されているかを確認しましょう。
メーターの単位は表示されている数字の×1000、だいたい120.00~150.00(1万2千~1万5千ドン)くらいが初乗りの目安。初乗り基本料金はけっこう長く、メーターが進み出すと料金加算が早いように感じます。大人数で近距離ならセオム(バイクタクシー)よりも値段的にもお得かも?ただ、お金の単位に慣れていない観光客相手だと120.00=1万2千ドン(およそ100円)のところを「12万ドン(およそ1000円)です。」なんて言ってくる悪徳運転手もいると聞いたことがあるので、支払いの時にはお金の単位に気をつけましょう!
こちらでタクシーに乗っていてたまにあるのが、わざと遠回りをされること。特にボロっちいタクシーに乗る時に遠回りされることが多いような気がします。これは観光客ではなかなか防ぐのは困難かもしれませんが、高級ホテルの前でホテルと提携しているタクシーならばゲストリレーションの方がタクシーの番号札を渡してくれて何かあったら対応できるようなシステムになっているので安心。
安全で良心的で有名なのが黄色い「VINAタクシー」。
空港でタクシーを乗るときは?
タンソンニャット空港で客引きしているタクシーはメーターではなく口頭での事前交渉(「10ドル!10ドル!」なんて声をかけてきます)。事前交渉式のタクシーはメーターが付いている普通のタクシーの相場より少し高めのことが多いです。深夜便での到着であれば、空港内のタクシー案内所(ただし、こちらでも到着時金額の支払い単位に気を付けて下さい!)でタクシーを手配してもらうほうがいいでしょう。また領収書はきちんと金額を確認しましょう。わざとかどうかは分かりませんが、外貨で支払ったために約10倍払ってしまったなんていう話を聞いたことがあります。
セオム(バイクタクシー)の乗り方!
ホーチミン市内の交通手段で最も早くて安くて便利なのがセオム(バイクタクシー)。ただし料金は事前交渉が必要で、日本語や英語が話せる観光客相手のセオムは料金も高く、降りる時に料金で揉めたり、それ以外にもいろいろな犯罪に結びつきやすいのがセオム。だから観光客の人にはあまり向いていない乗り物かも。
明るい時間帯や旅慣れている方、男性など、セオムを上手に利用してみたいという方は行き先を運転手さんに告げ、実際に払う紙幣を見せて交渉するとよいでしょう。料金の目安はバックパッカーの街ファングラーオ界隈からドンコイ通りくらいの距離で約1万ドン程度。1ドル(1万5千ドン)ならけっこう遠くまで行ってもらえます。よく街角で「1ドル!1ドル!」とセオムの運転手さんに声をかけられますが、「1万ドン!」と交渉してみれば大抵まけてくれます。
2007年12月からヘルメット着用が法律で義務付けられましたが、まだまだ安全面には不安が残ります。運転の荒い運転手さんに当たってしまうとけっこう怖い思いをするかも。また運転手さんに貸してもらう客用のヘルメットが清潔なものであるかどうかは確かめようがありません。
となんだかデメリットばかりを書いてしまいましたが、渋滞知らずのセオムを乗りこなせれば便利なのは確か。時間帯と料金交渉と手荷物の管理など旅慣れている方におススメの乗り物です。
シクロの乗り方!
自転車の前にシートをつけたベトナムらしい風情のある乗り物、シクロ。タクシーやバイクタクシーよりも速度が遅いので、ゆっくりと街の景色を楽しみながら回るには観光に適した乗り物といえるでしょう。しかしながら、やっぱり中には悪質なドライバーもいるようなので値段交渉には注意が必要です。
バイクタクシーと同じで料金は事前交渉する必要があります。ファングラーオ界隈にいるシクロのおじさんたちは英語や日本語が話せる人もいるので「1時間いくら」とか、「どこどこまで行ってもらって1万ドンでお願いします。」とか、「1万ドン分だけ走ってください。」とお金ベースで交渉し、記念撮影をさせてもらえばより安全かもしれません。
ちなみにナビが交渉してみたところ、最初は英語での交渉で1時間7ドル。次にベトナム語で話してみたら5万ドン。ちょっと考えさせてと言ったら「3万ドンでいいよ。」と言われました。だから3万ドンを手に持って「1時間乗せて。」というような交渉の仕方もいいかもしれませんね。
シクロのおじさんがこんな「行きたいところリスト」を持っていました。

シクロのおじさんがこんな「行きたいところリスト」を持っていました。

バスの乗り方!
観光客が乗りこなすのはなかなか難しいのがベトナムの路線バス。だけどどこまで乗っても3000ドン。とても安くてローカルの雰囲気を肌で感じることができるので、分かりやすい路線で1回くらいチャレンジできたら面白い経験になるでしょう。
それでは観光客でも使いやすい2つの路線を紹介します。

ベンタイン市場前ロータリー~チョロン(中華街)  1番

とってもキレイでエアコンも効いて音楽まで流れる乗り心地快適な1番のベンツバス。ベンタイン市場前の大きなバスロータリーからこれに乗って30分くらいでホーチミンの中華街、チョロンへ行くことができます。
1番と書かれた看板のあるところで待っていれば15分に1本くらいの割合でバスはやってきます。
乗り降りは前でも後ろでもOK。席に座るとモギリの人が切符を売りに来ます。1枚3000ドン。途中で降りたい時には「降りたいです!」という事を運転手さんに告げると降ろしてくれます。

空港~ベンタイン市場行き  152番

タンソンニャット空港(国内線)の前とベンタイン市場前のバスロータリーを結ぶこの路線は、バックパッカーの街ファングーラオも通るので、荷物があまりない旅慣れている方には結構おススメできる空港からのアクセスです。
タンソンニャット国際空港を出て、BUSという表示のある右方向へずーーっと歩いていくとタンソンニャット空港(国内線)の前に152番バスの停留所があります。乗り方も金額も1番バスと同じで3000ドン。ファングーラオは終点ベンタインより少し手前になりますが、運転手さんに乗る時に「ファングーラオまで」と告げておくか、メモを見せればいいでしょう。もしも忘れられたり言葉やメモが通じず終点のベンタイン市場前ロータリーまで行ってしまっても、そこからファングーラオは近いので慌てる必要はありません。


以上、タクシー、セオム(バイクタクシー)、シクロ、バスとホーチミンのいろいろな乗り物の乗り方を紹介してみましたが、安全に気をつけながら上手に乗りこなして楽しい旅にしてくださいね(*^_^*)以上、ベトナムナビでした。

その他情報

*タクシーのメータ表記について更新しました。<2008.7.9>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-08

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