ダナン&ホイアン1日観光プラン

弾丸トラベラー必見!ダナンとホイアンを1日で楽しんじゃいます♪

こんにちは、ベトナムナビです。近年人気急上昇中のベトナム観光エリアが中部都市ダナン。それにいままでも人気だった世界遺産の町ホイアンを加えて、今回は1日観光プランを組んでみたいと思います。おそらく、短期滞在旅行者が多い日本人にとっては、この1日プランが最も利用価値が高いかもしれません。3泊以上する方は、フエを交えて観光プランを組むとより有意義でしょう。それでは、ダナン&ホイアンの1日観光をスタート!

午前9:00:ミーケービーチにて観光スタート!

ダナン国際空港から市街地、もしくはミーケービーチまではタクシーでおよそ20分程度。また、市街地のホテルに滞在される方も、ビーチまではタクシーで10分程度で行くことができます。ミーケービーチはもともと透明度が高く美しい海でしたが、近年は周辺でリゾート開発が進み、一気に外国人旅行客が増えてきました。現在では日系旅行会社も「ベトナムのビーチリゾート」としてPRしています。そんなミーケービーチは泳ぐのもいいですし、ただただ散歩するだけでも楽しむことができます。ビーチ沿いにはシーフード食堂がいくつも並んでいるので、ここで安く魚介にありつくことができます。5000円もあれば4人でお腹いっぱい食べることができるでしょう。1人頭千円ちょっとだと考えると破格ですね。
魚介。貝の種類は非常に多い

魚介。貝の種類は非常に多い

南国リゾートを感じて

南国リゾートを感じて

11:00~12:30:ダナン市内散策

市街地のホテルに宿泊している旅行者ならば、最初に市内散策をして、その後ミーケービーチに向かう方が効率がいいでしょう。市街地はバクダン通りを目貫通りに、ハン市場、ダナン大聖堂、チャム彫刻博物館の3つが押さえておくべき観光スポット。しかし嬉しいことに、この3つはすべて徒歩圏内。しかも同じ通りです。
●ハン市場

現地人向けのローカル市場で日用雑貨、生鮮食品、野菜、果物などがエリアごとに分かれています。ただし立地柄観光客も非常に多いため、入口周辺には旅行土産品を扱うお店も多数並んでいます。2階は服飾エリアで、まとめ買いすればかなり安く買うことができます。ただしデザインはベトナム人向けなので、センスの面でショップよりも劣ります。また、朝早くに訪れれば、市場の外回りでその日獲れた新鮮な魚介を売る露天商も多数出没します。リゾート開発が進む中でもローカルな雰囲気が漂うのがダナンの特徴です。
入口

入口

早朝の様子

早朝の様子

特産大理石の土産

特産大理石の土産

ピンクの美しい外観

ピンクの美しい外観

ステンドグラス

ステンドグラス

●ダナン大聖堂

ピンク色のキュートな外観をしたカトリック教会。この周辺のキリスト教徒はミサの時間になると、みんなここに集うことになります。ミサがはじまってしまうと教会内部は見学できませんが、始まる前であれば、内部は開放されているので見学することも写真撮影もできます。旅行客も多く観光スポットとなっていますが、教会内部では教徒が祈りを捧げていますので、くれぐれも彼らの邪魔にならないよう静かに見学しましょう。見学にかかる所要時間は15~30分。
●チャム彫刻博物館

ダナン大聖堂の通りを南に(ハン市場とは逆)歩けば、突き当りに見えるのがチャム彫刻博物館です。かつてベトナム中部はチャンパ王国という海洋国家が勢力を築いていました。そのチャンパ王国の遺産の発掘品を展示しているのがこちらの博物館です。ちなみに、チャンパ王国の聖域とも呼ばれる遺跡全国各地にあり、その中でもとりわけ規模が大きいミーソン遺跡は、世界遺産に登録されています。また、現在中部から南部に分布している少数民族のチャム族は、チャンパ王国の直接の子孫と言われています。見学にかかる時間は30分程度。
保存状態がいいものもある

保存状態がいいものもある

インド化された国家

インド化された国家

午後13:00~14:30:マーブルマウンテンを登ろう!

チャム彫刻博物館から次へ向かう五行山(マーブルマウンテン)までは、タクシーで約20分程度。ホイアンとちょうど中間地点にある山です。かつては大理石の採掘場所だったことから、マーブルマウンテンとして親しまれていて、現在でも大理石のお土産店が多数集まっています。その五行山は現地人も旅行者も訪れる一大観光名称。滑りやすい足場なので、ハイヒールやサンダルは避けてくださいね。五行山で楽しめるのは登山、絶景、洞窟の蒼白い光、そして巨大な仏像の彫刻です。ガイドブックにも紹介されている神々しい風景を目の当たりにすることができるので、ダナン市内観光でも一押しのスポットとなります。見学にかかる時間は約1時間程度。
外観。5つの連山からなります

外観。5つの連山からなります

絶景をみに多くの人が訪れます

絶景をみに多くの人が訪れます

山中の寺院では仏教徒が読経しています

山中の寺院では仏教徒が読経しています

神々しい光景です

神々しい光景です

一路世界遺産ミーソン遺跡へ

五行山の見学を終えたら、次に向かうのが世界遺産ミーソン遺跡。五行山から車で1時間程度の道のりです。タクシーだと往復で料金がかかってしまうので、交渉性で料金を決めるか、ホテルから車をチャーターするのがいいでしょう。また、この行程だと昼間のホイアンは楽しむことができません。ナビは夜のホイアンが断然おすすめなのでこのルートを選びましたが、ホイアンで長い時間ゆっくりしたい方は、市街地散策をほどほどにして、また五行山もしくはミーソン遺跡を飛ばすこともできます。

15:30~16:30:世界遺産ミーソン遺跡を散策

世界遺産に登録されているミーソン遺跡は、かつてチャンパ王国の聖域でした。現在でも発掘工事中なので、年々見学できる範囲は広がっています。かなり広範囲に祠堂が散らばっていますが、密集地帯だけ見れば十分でしょう。見どころとなるのは、祠堂の建築方法。レンガを重ねずらして造られ、インド化の影響を受けたレリーフが非常に美しいです。祠堂内部はここで発掘された遺産が展示されています。ベトナム戦争や盗掘被害で破損が目立ちますが、かつてヒンズー教を信仰していたチャンパ王国は、現在のベトナムとはまるで異なる国家形成を築ていたことは一目瞭然です。
途中までは電気自動車で無料で行けるのがありがたいです

途中までは電気自動車で無料で行けるのがありがたいです

自然に覆われています

自然に覆われています

歴史を感じます

歴史を感じます

ヨニ。女性器ですね

ヨニ。女性器ですね

17:30~:世界遺産ホイアンの夜を散策

最後の舞台は世界遺産ホイアン。ミーソン遺跡からホイアンまではおよそ1時間程度。歴史保護地区の中心であるチャンフー通り内は車が入ることはできませんので、傍のハイバーチュン通りもしくはレロイ通りで降ろしてもらうといいでしょう。ホイアンの昼間の観光は主に昔から維持されている旧家や博物館、華人の集会所の見学といったところ。もし小さな子供がいれば、ちょっと退屈するかもしれません。夜のホイアンはランタンの明かりが灯り非常に幻想的。また過ごしやすい気温なので、お店でお土産選びもはかどります。
●ホイアンシアター

ホイアンと中部の伝統と習慣、伝説を踊りや民謡として鑑賞できるホイアンシアター。毎夜の公演で旅行らしさ抜群のナイトスポットです。チャム族の伝統舞踊が見られるのも希少価値があります。ホイアンシアターの所要時間は約40分程度。屋内劇場で空調完備もされているので、疲れた方はここでしばしゆっくり落ち着くことができます。
ホイアンシアター

ホイアンシアター

露天商も多い

露天商も多い

昼間はこんな感じです

昼間はこんな感じです

旧家が並ぶノスタルジックな通りです

旧家が並ぶノスタルジックな通りです

●灯篭流し

ホイアンに古くから伝わる灯篭流し。日本だけではないんですね。ノスタルジックな町並みの中で、ろうそくに火を灯してトゥボン川に浮か流す。トゥボン川はかつて多くの交易船が往来した船着き場。日本の朱印船も何度も立ち寄ったとのことです。灯篭流しは1個は5000~1万ドン程度で体験することができ、長い竿を借りて、先端に灯篭をつけて川に静かに添えるだけ。小学生の小さな子供でも楽しめるので、是非ホイアンの良き思い出として体験してみてください。
外国人はみんな体験しています

外国人はみんな体験しています

夜の町並み

夜の町並み

日本橋傍で灯篭流しを体験することができます

日本橋傍で灯篭流しを体験することができます

一生の思い出になるはずです

一生の思い出になるはずです

番外:もし早くにダナンに戻ってきたら……

もし20時ころに早々にダナンに戻ってきたら、ロン橋やソンハン橋の夜のイルミネーションを鑑賞するのがおすすめです。毎週末の20時からロン橋で火と水を拭くイベントが開催されます。ロン橋上は毎回多くの人で賑わいますし、ソンハン橋やバクダン通りからでもその様子を眺めることができます。一方ソンハン橋ではカメラマンが待機していて、カップルや家族で記念撮影をすることができます。バクダン通りではソンハン橋とロン橋双方を眺められる遊歩道が続き、道を挟んだ反対側にはお洒落なカフェやレストランが並んでいます。ミーケービーチ沿いの高級ホテルに宿泊されている方は、夜のビーチを散歩したり、ホテル内のファシリティを楽しむのもリゾート感があっていいでしょう。

いかがでしたか。1日でダナンとホイアンの要所を回りつつ、世界遺産ミーソン遺跡も見学しました。多少ハードですが、全然無理なくこなすことができますので、短期旅行者は参考にしてみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:ダナンホイアン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-05-16

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