ホイアンの5つの楽しみ方

世界遺産ホイアンを遊びつくす5つの楽しみ方

こんにちは、ベトナムナビです。世界遺産ホイアンは古く良き町並みが印象的のユネスコ世界遺産。中部旅行をされる方は、ホイアンやダナンなど一都市に留まらずに、複数都市を周遊する方が多いことでしょう。そこで、効率よくホイアン観光を楽しむために、ホイアンの5つの楽しみ方をご紹介したいと思います。ホイアンがどんな町なのか。その全体図をまずは知り、どのような観光方法が挙げられるのかを熟考した上で、より有意義な観光に臨んでください。

楽しみ方その1:観光名所巡りはほどほどに

旅行といえば、旅先の名所巡りが観光の王道ですね。ホイアンにも歴史保護地区内には10以上の名所があります。ホイアンの観光スポットは、昔ながらの伝統建築を守っている一般家屋の見学や寺院、博物館がメインとなります。ホイアンに費やせる観光の時間はおそらく半日から1日。すべてを回ろうとすると、それだけでタイムリミットがきてしまいます。ですので、観光名所を回る際は、事前にどこに行くかを5個ほど絞ってから向かうといいでしょう。
ガイドブックを見てもなかなか決めかねている方は、ナビがご紹介する観光スポットに足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと満足いく名所巡りになるかと思います。

楽しみ方その2:雑貨ショッピングに時間をかける

ホイアンは町全体が世界遺産。チャンフー通りやグエンタイホック通り、レロイ通りにバクダン通りといったメインストリートでは、軒を連ねる平屋すべてが何かしらの商店となります。そこで大部分を占めるのが雑貨店。チープ雑貨はもちろん、骨董めいたホイアンの歴史を感じられるアンティークを売るお店もあります。ちなみに骨董品の持ち出しは非常に厳しく取り締まられますので、レシートと販売店はしっかりと覚えておきましょう。また、これがレプリカだという証拠を示した書類も必要になるときがあります(本物は輸出不可)。
また、小物系以外ではホイアンの女性が編んだ刺繍品や、洋服のオーダーメイドもおすすめです。既製品の洋服では夏物ワンピースや伝統衣装など、オーダーメイドの場合は専門店で注文しましょう。縫製が間に合わない危険も考えて、オーダーメイドを考えているのであれば、ホイアンにきて最初にお店に向かってください。
また、路上で小物を売っている露天商から買い物するのもベトナムらしくていいですね。露店でよく見かけるのが、こちらの泥土でできた笛。ホイアンだけにしか売っていないのでお土産としても最適ですし、子供も喜びます。ただし割れ物になるので、取り扱いは注意してください。雑貨ショッピングは観光の大部分の時間を費やすことになるかと思いますが、「時間も忘れて散歩しながら、気になるお店にふらっと入ってみる」。それがホイアンの過ごし方の醍醐味となることも覚えておいてください。
チャンフー通りの街角にて

チャンフー通りの街角にて

シルバーアクセサリーが多いです

シルバーアクセサリーが多いです

骨董品は注意

骨董品は注意

洋服は涼しい服がたくさんあります

洋服は涼しい服がたくさんあります

楽しみ方その3:ホイアン名物をすべて制覇!

ホイアンには「3大名物」と呼ばれる食べものがあります。いずれもホイアン以外では滅多に食べることができない貴重な郷土料理です。それらは「カオラウ」、「ホワイトローズ」、「揚げワンタン」。カオラウは日本の伊勢うどんがルーツといわれている麺料理。ホワイトローズはホイアンのある井戸から採水された水を使用したワンタン。そしてこんがりと揚げたワンタンはトマトベースの具が載った香ばしい料理。さらに余裕があれば、「ミークワン」という麺料理と、チキンライスの「コムガー」も含めて5つの料理を全部制覇してほしいところ。ホイアンおよび中部料理の名物となります。
コムガー

コムガー

ミークワン

ミークワン

カオラウ

カオラウ

楽しみ方その4:幻想的な夜の町を歩く

これまでもナビは記事の中で、「ホイアンを日帰りはもったいない。是非一泊を」と言っています。それほどホイアンの夜は幻想的。チャンフー通りやグエンタイホック通り、レロイ通りの頭上にはランタンが軽やかな明かりを照らし、雑貨店やカフェなどの商店は蛍光灯の明かりを消して、その代りにランタンとろうそくに火を灯します。薄闇の中で淡いカラフルな光を落とすホイアンはとても幻想的で、昭和の時代に歩いた縁日のような気分。バクダン通りの広場では子供が楽しめるビンゴ大会が開催。また、民謡を歌う人や、伝統楽器を演奏する人など演者が多数出没します。日本橋はライトアップされ、トゥボン川には灯篭が浮かび、川沿いでは深夜遅くまで営業している屋台が並びます。町全体がナイトマーケットのような雰囲気ですが、橋を渡って対岸へ行った先には、また直線距離100mほどのナイトマーケットがあります。
夜のおすすめ観光スポットとして外せないのが、「ホイアンシアター」。数年前に改築されて、本格的な劇場風に生まれ変わりました。ここではホイアンや北ベトナムに伝わる伝統、農村の習慣、舞踊などを鑑賞することができます。中部に暮らしている少数民族、チャム族が生んだチャムダンスも鑑賞することができます。
チャムダンス

チャムダンス

旧暦14日のランタン祭り

旧暦14日のランタン祭り

鎧戸には雑貨がいっぱい

鎧戸には雑貨がいっぱい

ランタンの光で町は幻想的に

ランタンの光で町は幻想的に

楽しみ方その5:郊外へ半日観光

ホイアンに2泊以上される旅行者は、日中はもしかしたら時間を持て余すかもしれません。「ショッピングはもう十分。観光がしたい」という方は、ホイアンからすぐ行ける近場の観光スポットへ訪れてみてください。ナビがおすすめするのは「ミーソン遺跡」と「五行山」の2つ。ミーソン遺跡はホイアンと同年にユネスコ世界遺産に登録されたチャンパ王国の遺産です。五行山はかつて大理石が発掘された山で、英語ではマーブルマウンテンと称されています。ミーソン遺跡まではホイアンからツアーで行くことができます。五行山はダナンからホイアンへ向かう道中に通り過ぎた大きな連山。いずれも半日でホイアンに帰って来ることができますので、午前中のみの散策としてもおすすめです。
ホイアン近郊のビーチは2つ。一つは「ノンヌォックビーチ(別名チャイナビーチ)」。もう一つは「クアダイビーチ」となります。ノンヌォックビーチはほんの十年前までは人がよりつかない寂しいビーチでしたが、近年はこのビーチ沿いにリゾートホテルが建設されるようになり、ダナンのミーケービーチに次ぐリゾートスポットとなります。クアダイビーチは2年前まで美しい海と砂浜が広がっていたのですが、突如大波にさらわれて砂浜がなくなってしまいました。おすすめはノンヌォックビーチです。場所は五行山の目の前に広がる海。
五行山の頂

五行山の頂

五行山。神秘的な洞窟があります

五行山。神秘的な洞窟があります

ノンヌォックビーチ

ノンヌォックビーチ

ミーソン遺跡

ミーソン遺跡

いかがでしたか。ホイアンの5つの観光の楽しみ方をご紹介しました。中部はホイアンのほかにミーソン遺跡、フエなど世界遺産が点在しているので、どうしてもすべてを回りたくなります。ただ、ホイアンに滞在している時間だけは、穏やかに、大らかに、まったりと過ごしていただけると幸いです♪ 以上、ベトナムナビがお届けしました!
関連タグ:ホイアン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-03-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る