ホイアンで注目するべき5つの見どころ

ホイアンを歩く上で絶対見逃してはいけないポイントを紹介!

こんにちは、ベトナムナビです。ここ数年で爆発的に人気急上昇中のエリアが、ベトナム中部。ダナンを中心としたビーチ&世界遺産エリアで、日本人観光客は毎年右肩上がりで増加中とのこと。そこで、今回は初めてホイアンの町に訪れる旅行者向けに、ホイアンの旧市街を歩く際に、見逃してはいけないポイントをご紹介します。言い替えれば、ホイアンの町歩きに意味を持たせる重要な秘訣となるので、是非お見逃しなく!

装飾編~ホイアン名物ランタンを愛でる

15世紀から17世紀に繁栄を迎えた交易の町ホイアン。中国や日本から持ち込まれたランタン文化は、現在では観光の名物にもなっています。昼も夜もランタンが町の通り頭上に吊るされているほか、各商店の門前には飾りつけとしてもうかがうことができます。ランタン作りの制作現場もあちらこちらで見学することができるほか、お土産として購入することももちろん可能。
夜になると、一斉の店先や通りのランタンがカラフルに明かりを輝きはじめます。小さな明かりが無数に通りを帯びていて、その様子はまさに幻想的。年配の方であれば、昭和の古き懐かしい時代を想い起こすことかと思います。ちなみにランタンをお土産で購入する際は、折りたためるタイプを選ぶのと、電圧は日本とは異なることを覚えておきましょう。変圧器を使いたくない人は、電球タイプではなく、ノスタルジックにろうそくを立てるタイプのランタンを選ぶといいでしょう。
グエンティミンカイ通りの頭上にもランタンが吊るされています。

グエンティミンカイ通りの頭上にもランタンが吊るされています。

さまざまなタイプがあるので、よく選んでください。

さまざまなタイプがあるので、よく選んでください。

夜は本当に美しい光景です

夜は本当に美しい光景です

お店の店先にもランタンが

お店の店先にもランタンが

雑貨店編~ホイアンの風情ある鎧戸を見る

ホイアンの町を歩いていると、雑貨店でよく見かけるのが、こちらの風景。両開きの開け放たれた鎧戸にはランタンや置物雑貨などがかけられてあったり、窓辺に並べられていたりしています。各家々に鎧戸があるのはホイアンの特徴の一つ。ホーチミンやハノイでも一部で見ることができるのですが、こちらはコロニアル建築のため。ホイアンは中国や日本の建築様式を中心にした家屋なので、また違った趣が感じられます。
ホイアンの鎧戸と、そこにある雑貨の画は、外からみて非常に美観。道行く観光客は、みんなカメラでそのワンシーンをとらえています。インスタ映えすることも間違えありませんし、情緒豊かなその光景は、古き時代から続くストーリーを感じることができます。スマホのカメラもいいですが、ここはデジタルカメラや一眼レフで、その美しい様子を写真に収めていってはいかがでしょうか。
ランタンで飾られた鎧戸

ランタンで飾られた鎧戸

中の様子が見えるのもお店の特徴の一つです

中の様子が見えるのもお店の特徴の一つです

日本人なら、どこか懐かしく感じるのではないでしょうか

日本人なら、どこか懐かしく感じるのではないでしょうか

インスタ女子も是非!

インスタ女子も是非!

建築編~日本と中国、ベトナムの友好の証を知る

交易時代には、多くの日本人と中国人がここホイアンにやってきました。中国は18世紀まで、日本は鎖国がはじまる17世紀までホイアンを交易の中継拠点としていた記録があります。そこで、日本と中国がもたらしたものは数多くあり、中でも最も象徴的なのが「建築」。ホイアンの旧家は中国と日本、ベトナムの建築様式が混ざった家屋が多くあります。華やかな中国の装飾と日本の建築技術が支える支柱などは、知らないと見落とししまうので、事前学習が必要。
ちなみに旧家以外にも目を見張る建築はそこかしこに散らばっています。例えばホイアンの象徴となる日本橋は、英語でも「japanese gate brige」。日本人設計のもと作られた屋根付きの橋となります。また、旧市街中心に並ぶ「福建會館」や「廣肇會館」は、すべて華人のための會舘。日本人は鎖国のため日本へ帰国しましたが、中国人の一部はそのままホイアンに住み着いて、現在も華人となって生活しています。彼らが通う會舘はいかにも中国の雰囲気たっぷり。こちらもしっかりと見学しておきましょう。
日本式の二階へ上がる階段

日本式の二階へ上がる階段

中庭

中庭

風通しをよくする工夫がいたるところで見られる

風通しをよくする工夫がいたるところで見られる

建築様式は江戸当時の京都のそれに倣う

建築様式は江戸当時の京都のそれに倣う

町並み編~旧市街だけが観光エリアじゃない!

ホイアンといえば、どうしても旧市街に目がいきがちですが、実は見どころはそこだけではありません。ホイアン旧市街は南部はバクダン通りまで。同通りにかかるアンホイ橋を渡った先は、世界遺産ではないため、近年はお洒落なカフェやレストラン、ホテルなども建ち並ぶようになりました。ナイトマーケットが開催するのもこのアンホイ橋の先となります。
また、旧市街北西部ハイバーチュン通りから派生する周辺エリアも旅慣れた外国人に人気のエリアで、こちらも世界遺産からは外れています。ゲストハウスやミニホテルが並んでいたり、深夜営業のレストランやバー、屋台もありますので、夜を遅くまで楽しみたいという夜行性の旅行者にとっては、むしろ旧市街から少しはずれた道を歩いてみるのがいいでしょう。どのガイドブックにも載っていない、ナビのおすすめポイントとなります♪
旧市街から外れてもお店は多くあります

旧市街から外れてもお店は多くあります

お洒落な建物で食事をとるのも

お洒落な建物で食事をとるのも

西洋風のホテル

西洋風のホテル

屋台グルメも堪能できます

屋台グルメも堪能できます

歴史編~トゥボン川にホイアンの歴史を見る

旧市街南部にあるバクダン通り。傍に広がるトゥボン川は、交易時代当時の交易船が停泊する重要な場所でした。しかし、のちに土砂が堆積し、川幅がせまくなり大型船の往来が困難となり、貿易港をホイアンからダナンに移すこととなりました。トゥボン川は現在でも毎年10月、11月の時期は台風で氾濫し旧市街を襲います。人々は船で町中を往来することとなり、観光にも多大な影響がでます。
トゥボン川を挟んだ対岸にはいくつかの村があり、観光で行くこともできます。また現地人が本土との往来に同川をボートでわたる様子もバクダン通りからうかがうことができます。17世紀初期には日本の朱印船も往来し、またトゥボン川近海で沈没した船もあったそう。船を引き上げたさい、数多くの日本の物資や古銭がでてきて、それらは旧市街の博物館にて展示されています。バクダン通りを歩いた際は、トゥボン川を眺めて、古き歴史を映してみてください。きっと旅情緒が広がることでしょう。
バクダン通りから望むトゥボン川

バクダン通りから望むトゥボン川

小舟で対岸へ行くツアーも出てます

小舟で対岸へ行くツアーも出てます

トゥボン川沿いにある屋台

トゥボン川沿いにある屋台

情緒溢れる景色が広がっています

情緒溢れる景色が広がっています


いかがでしたか。今回はホイアンを歩くときに注目してほしい5つのポイントをご紹介しました。ホイアンの旧市街はこれ以外にも見どころや足を運んでほしいお店が多々あります。一度ならず二度三度と来てほしい町なので、中部旅行を計画している方は、ホイアンでどのような観光をして過ごすのかを、今の時点から考えておいてください。

関連タグ:ホイアン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-06-08

ページTOPへ▲

その他の記事を見る