インドシンの香りする旅へ。穴場スパも徹底紹介!
こんにちは、ベトナムナビです。今回紹介するのは「フレンチスタイルの旅!ホーチミン市内観光おすすめプラン」です。ベトナムは古くはフランスにおよそ100年統治されていて、いまでも随所に西洋文化を見ることができます。当時のことを「古き良きインドシナ時代」とも呼んでいるほど。そこで、今回はホーチミンでフランスを感じる旅に出かけたいと思います!では行ってみましょう!
9:00~11:00ドンコイエリアでショッピング
ホーチミンの市内中心部にあるドンコイエリア。ガイドブックでもお馴染みの市民劇場がシンボルとなっていて、マジェスティックホテル向かいのサイゴン川まで続く500mほどの通りがドンコイ通りとなります。その周辺も併せてドンコイエリアと呼び、4~5つ星ホテル、カフェ、レストラン、マッサージ店、雑貨店などが所狭しと並んでいて、その様子は「プチパリ」などとも囁かれています。
日がだんだんと高くなると、気温も釣られて上がってくるため、ショッピングは午前中がおすすめ。朝の9時になると、どこのお店も営業を開始しているので、とりあえず歩いてみて気に入ったお店から覗いてみるといいでしょう。雑貨店ではお洒落な洋服が多く、日本人からするとちょい派手かもしれません。ただ、中には西洋の貴婦人が着てそうな服もありますし、ゆったりとしたワンピースは日本人女性好みとしておすすめです。
従来までバッグといえば、ウォーターヒヤシンスのような植物の編みバッグや刺繍バッグ、プラかごなどが定番でしたが、最近は西洋のデザインを取り入れたお洒落なバッグも普通に見かけるようになりました。「でもベトナムっぽくない」という意見もあるかもしれませんが、先に説明したようにベトナムは色濃くフランスの文化の影響を受けています。雑貨やお土産がフランス風に偏ってくるのも全然ありだとは思いませんか。
ちょっとお洒落なお土産として、「生はちみつ」はいかがでしょうか。ランブータンやコーヒー、竜眼といった味から選ぶことができ、日本のスーパーで売っている蜂蜜とはまるで味わいが違います。そのまま飲んで楽しむこともできますし、コーヒーや紅茶に使ったり、調理用としても利用価値大。フランスやベトナムでは生はちみつは普通に買えますが、日本では養蜂場の直売店かネットで買うかくらいとなります。
11:00~12:30 西洋を感じる観光スポットへ
中央郵便局や聖母マリア教会のあるエリアはコンサーパリスと呼ばれていてパリの名前が名称に含まれています。両観光スポットはいずれもフランス統治下時代に造られたもので、聖母マリア教会の外壁のレンガはマルセイユから運ばれてきたもの。中央郵便局はフランスのオルセー美術館(当時は駅)の駅舎をイメージして、エッフェル塔の設計者であるギュスターヴ・エッフェルの会社が設計に携わりました。
2020年1月時点では、聖母マリア教会は大規模な改修工事中のため内部の見学は不可。再び見学できるようになるのは数年ごとのことです。そこで取って代わって人気となったのが、インスタ映えするスポットの「タンディン教会」びっくりするくらい美しいピンク色の外観が印象的のカトリック教会で、中央郵便局からタクシーで10分ほどで行くことができます。
聖母マリア教会は工事中
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ミサの時間になると教徒の人々で埋まります
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ホーチミン人民委員会庁舎。日本でいういわゆる都庁です。ベトナムの首都はハノイですが、ホーチミンは最大の経済都市となり、重要な会議もここで開催されます。こちらも19世紀末のフランス統治時代に造られたもので、見事なまでに美しいコロニアル建築を見学することができます。また、ここから歩いてグエンフエ通り、マックチブオイ通り、ドンコイ通りなども楽しみましょう。
お洒落な雑貨ショップも見つけることができます
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雰囲気はシャンゼリゼ通り?
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13:00~14:00 昼食はもちろんフレンチで
昼食ももちろんフレンチスタイルを楽しみましょう。ホーチミン市内には非常に多くのフレンチレストランがあります。その多くはフランスで修行したベトナム人や、フランス人シェフのお店だったりしますので、味は本格的。また、値段もピンキリで、ランチだと1500円程度で食べられるお店もあります。
どっぷりフランスに浸かろう
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鴨肉も
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欧米料理を堪能
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スイーツはもちろん別腹
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14:00~ フレンチスパ「YKCウェルネス」で優雅な時間を
ホーチミンには旅行者に人気のスパがたくさんありますが、「フレンチスパ」限定ということであれば、ここで紹介する「YKC Wellness」を選んでおきましょう。場所はホーチミン市1区を北上した3区に位置し、市民劇場から10分から15分程度で行くことができます。場所はPham Ngoc Thach通りの路地中に位置していて、閑静な路地に本店と2号店が並んでいます。
●片道タクシー代還元サービスYKCウェルネスに事前に予約すると、ホテルからスパまでの片道タクシー代を還元してくれます。YKCウェルネスのある路地は少し分かりずらいので、距離が近くても迷う可能性もあります。何よりもせっかくのフレンチスタイルのベトナム旅行。汗だくで歩き探すより、タクシーでスマートに行くのが合ってますよね。
ベトナムらしい自然溢れる通り
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この路地中にあります
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●ティータイム&マッサージシート
予約していくか、レセプションでメニューを決めた後は、ティータイムをとりながら、シートに集中してマッサージをしてほしい箇所を記載します。ここまでの流れはYKCウェルネスの本店と2号店も同様で、またメニューも共通しています。内装が同じフレンチスタイルでも若干違うので、写真でどちらのお店に行くか決めるのもいいでしょう。
ティータイム
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凝りが強い方はここでシートに書き込みましょう
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大人気のスカルプトリートメント!
YKCウェルネスは、もともとYKCビューティースパとして二十年以上スパを運営してきました。ベトナム系カナダ人の女性がオーナーで、その時から在住欧米人や旅行者に支持されているのが、「スカルプトリートメント」です。イタリアの高級化粧品「PHYSIA OE」を使用。頭皮ケアはマイクロスコープを使ってしっかりと現状の頭皮の状況を説明してくれます。もちろん説明だけではなく、化粧品を使って頭皮を改善するヘッドスパも含んでいます。是非スカルプトリートメントを体験してみてください。
トイレ付スパルーム&サウナ完備
YKCウェルネスではトイレ付のスパルームも完備しています。また、本店ではスチームサウナ、2号店ではヒノキのサウナルームも完備しています。どちらも無料で利用することができ、また2号店のサウナは岩塩を埋めていて自己治癒力を促進してくれます。
無料の荷物受託サービス
無料の手荷物預かりサービスは非常に利用価値があります。これによって旅行最終日もフライトぎりぎりまで楽しむことができます。スパ後は荷物を受付に預けて、そのまま観光や食事を。ホテルをチェックアウトしても問題ありません。
本店(1号店)
本店は路地に入った手前に建つ方。美しいフレンチビラ風の縦長の建物。中に入ると広いレセプションに、西洋建築の吹き抜けの天井と見上げるほどの螺旋階段を見渡すことができます。
奥にはスカルプトリートメントを受けられるサロン
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有名人もよく来店するようです
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マッサージルームは螺旋階段を上がった上階で、いずれも広々としたスパスペースが特徴です。3ベッドのオープンルームもありますが、カーテンで仕切りができますので、セミプライベートといった風。また、部屋が余っている場合は極力個室に案内してくれる配慮もありますので、他人と隣でマッサージ、といった状況は気にしなくていいかと思います。
2号店(新店)
2号店は本店を抜けた奥に建ち、こちらは2019年にオープンした新店となります。フレンチビラ的な西洋な雰囲気が漂う反面、ベトナムらしさも随所に見え隠れする素敵なお店です。日本語が話せるスタッフも1名在籍しているので、英語が苦手な方や、日本語でメニューの相談をしたい方はレセプションに呼び掛けてみるといいでしょう。午後の方がいる確率が高いそうです。
トイレ&シャワー付きの部屋も完備。女子旅はもちろん、カップルにおすすめできます。シャワーは無料で利用することができますので、オイルマッサージを受けたあとに、べたついたオイルをシャワーで流して観光を再開させることができます。
ディナーはベトナム&フレンチの融合料理を
スパの後は自分でもびっくりするくらいお腹が空いています。ただ昼食にフレンチを堪能した場合、ディナーもフレンチだとちょっともったいないので、ここではフレンチとベトナム料理の融合料理を楽しみましょう。ホーチミン市内には「Xu」や「テンプルクラブ」といった人気のレストランがあり、これらのお店ではフレンチとベトナム料理の融合した料理を嗜むことができます。
いかがでしたか。今回はホーチミンでインドシナ時代を彷彿とさせる観光プランを組んでみました。午後はスパのパッケージコースを満喫するプランを組みましたが、ショッピングや観光巡りを優先させたい方は、時間をうまく調節するといいでしょう。以上、ベトナムナビがお届けしました!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-01-03