観光客にはとっても楽しく、ホーチミンっ子にはとっても便利。日常生活に密着した芸術的な建築文化財!
シンチャオ★カックバーン(皆様、こんにちは)ベトナムナビです。今日は見て美しく、使って便利で、遊んで楽しい、そしてホーチミンのコロニアル建築物の中でもとびきり芸術的な「中央郵便局」をナビがご案内したいと思います!
聖マリア教会の横にあるこの建物なんですが、建物に入る前の段階からとにかく素敵なんです!道幅も広くゆったりとしたこの一帯全部が「うわぁ・・・これが東洋のプチパリと言わしめる街並みなのね(ウットリ)」と思ってしまう雰囲気。だから、この街並みを見渡せるように作られたカフェがけっこうなお値段の割にいつも混雑しているのも納得。ナビもついついお茶しちゃいますもん。実際にここの地名はParisっていうんですよ!
構内ならず局内は細かいところまで凝った造りになっています!
ヨーロッパの駅のようだと例えられることが多いこの郵便局なんですが、1886年から当時ベトナムを統治していたフランス政府によるフランスへの連絡手段として造られたものだそう。
正面から入場するとアーチ形に造られた天井は奥行きがあり、まず最初に目に飛び込んでくるのがその先にドーンと飾られているとっても大きなホーチミンの肖像画です。すごいインパクトですよ!
ひとまずホーおじさんの肖像画を拝んだ後、入口付近からじっくり見直してみると、細かいところまでさすが!おフランス。お洒落な作りになっています。
まずは入口入ってすぐ左右にあるのがシックな木目調の電話ボックス。そしてその上には「1892年当時のサイゴン」(右手)と「1936年南ベトナムとカンボジアの電信網」(左手)の大きな地図があります。
中央に置かれた植木を囲むようにこれまたウッド調のベンチが置かれていて、この地図をじっくりと眺めることもできますし、待ち合わせなんかにもちょうどいいスペースですよね。なんだか本当に列車を待っているような気分になりそう!
床はイスラム文化をイメージさせるモザイク模様。
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天井を見上げれば、さりげなく下がっているシャンデリアにも趣があり。
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充実したおみやげコーナー!
電話ボックスの脇に左右両側ふた手に分かれているのがおみやげコーナーです。 アオザイを着た女性が民族楽器を演奏して迎えてくれる時があります。
入口のスペースは狭いのですが、入ってびっくり!右手のコーナーにはPOST CARDや切手を中心に、左手のコーナーには人形やバック、飾りものなど品数も種類もか~なりたくさん置かれています。値段も全て表示してあって明朗会計だし「おみやげ買うのはパパっと簡単に済ませたい!」なんて人はココだけで十分な程の優秀な品揃えです。
絵葉書、1枚4000ドン。
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8~10枚セットになった絵葉書、6000~7000ドン。
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アオザイのお人形、大小それぞれ4万ドン、2万5千ドン。
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漆の小物入れ大中小、6万、4万、3万ドン。
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パスポートを入れるのにちょうどいいサイズのポシェット、3万2千ドン。
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ミニチュアシクロの飾りもの、シルバーと金9万6千ドン。黒8万ドン。
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エアメールを出してみよう!
こんなに素敵な中央郵便局ですが、船便を送ったり会社へ書類を送ったり、実はナビもよく使っているんです。ここはホーチミンに住んでいる人たちにとっては日常生活の一部でもあるんですよね。という訳で今日も日本へ発送する書類を持ってきたので出してみることにしましょう。
ちょうど封筒がなかったので、まずは郵便局の中央にある販売スペースで封筒を買いました。2000ドン。
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切手代はハガキ1枚につき7000ドン。ナビの書類はちょっと高くて6万ドンでした。
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「中央郵便局」は写真を撮ってさっそく観光するだけじゃ何となくもったいないほど楽しめる場所。見て美しく、買って嬉しく、そして出すのも楽しい中央郵便局。ホーチミンの思い出を文字にしたためて誰かに送る時はこの芸術的な郵便局から!きっともうひとつの旅の思い出となり、心に残ることでしょう。そんな「中央郵便局」からベトナムナビがお伝えしました。