子どもでも作れる簡単ベトナム料理、その9

豚肉と卵の煮付けThit kho trung(ティッ・コー・チュン)を作ってみよう!

皆さん、こんにちは。旧正月準備でなんだか慌しくなってきたサイゴン在住のトミザワユキです。ベトナムでは西暦でなく、旧暦のお正月テト(今年の元旦は西暦1月26日にあたります)を祝います。ベトナムにもお正月料理があって、南部で食べるのはテトのちまき、干し野菜のヌクマム漬け、豚肉と卵の煮付け、ニガウリの肉詰めスープ、ラッキョウの甘酢漬けなど。

さて、今回ご紹介するのは、豚肉と卵の煮付け。普段のおかずとして食卓にも並ぶのですが、お正月には肉も大きな固まりで大量のアヒルの卵と一緒にことこと煮込むそう。旧正月が近づいてくると豚肉の価格も上昇します。本来はココナッツジュースを使いますが、日本では手軽に入手できないので省略しました。なくても結構美味しくできますよ。

作り方

1. うずら卵をゆでて殻をむく。

1. うずら卵をゆでて殻をむく。

2.豚肉は3cm幅くらいにぶつ切りにする。

2.豚肉は3cm幅くらいにぶつ切りにする。

3.豚肉に砂糖大さじ1をまぶして手でもみこむ。時間があれば1時間~半日ほどおいておく。

3.豚肉に砂糖大さじ1をまぶして手でもみこむ。時間があれば1時間~半日ほどおいておく。

4. 豚肉をたこ糸でしばる。

4. 豚肉をたこ糸でしばる。

5. 水1リットルに(4)と砂糖をまぶしていた豚肉から出た汁を加えて中火にかける。

5. 水1リットルに(4)と砂糖をまぶしていた豚肉から出た汁を加えて中火にかける。

6. 沸騰したらあくをひいて弱火にし、ヌクマムとココナッツカラメルを加えて蓋をしてコトコトと40分ほど煮る。

6. 沸騰したらあくをひいて弱火にし、ヌクマムとココナッツカラメルを加えて蓋をしてコトコトと40分ほど煮る。

7. 添えるもやしの漬け物を作る。もやし、ニンジンのせん切り、4cm長さに切ったニラをあわせた[A]の調味料に漬けておく。

7. 添えるもやしの漬け物を作る。もやし、ニンジンのせん切り、4cm長さに切ったニラをあわせた[A]の調味料に漬けておく。

8.40分ほど煮たら、味をみて砂糖、ヌクマムで味を調えてニンニク、(唐辛子)を加えてさらに肉がやわらかくなるまで煮る。(約20分)

8.40分ほど煮たら、味をみて砂糖、ヌクマムで味を調えてニンニク、(唐辛子)を加えてさらに肉がやわらかくなるまで煮る。(約20分)

9.卵を加えて10分ほど煮る。

9.卵を加えて10分ほど煮る。

10.味が染みるように煮汁が冷めるまで蓋をしておいておき、食べる前にあたためて盛り付ける。

10.味が染みるように煮汁が冷めるまで蓋をしておいておき、食べる前にあたためて盛り付ける。

*唐辛子を煮汁に入れると味に深みがでますが、子どもも一緒に食べるのであれば最後に分けて大人の分にだけ加えてしばらく煮てください。

*唐辛子を煮汁に入れると味に深みがでますが、子どもも一緒に食べるのであれば最後に分けて大人の分にだけ加えてしばらく煮てください。

*ココナッツカラメルはココナッツジュースを煮詰めてつくったカラメル。ココナッツの風味がつきます。スーパーマーケットでも買えます。ベトナムのおみやげに、どうでしょう。なければ砂糖と水で普通にカラメルを作ってください。

*ココナッツカラメルはココナッツジュースを煮詰めてつくったカラメル。ココナッツの風味がつきます。スーパーマーケットでも買えます。ベトナムのおみやげに、どうでしょう。なければ砂糖と水で普通にカラメルを作ってください。

子どもに卵の殻をむくのを手伝わせると大抵、「できたよ」と言うときにはなぜか減っているので少し多めに用意したほうがいいのかも・・・。もちろん、卵は鶏卵やアヒルの卵を使ってもいいです。それでは、また次回をお楽しみに。そして、よい1年を!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-01-21

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