ベトナム在住日本人が感じる10個のあるある~ホーチミン編

ベトナムに住むのは有り?無し?日本人に訊いたベトナム生活のあるある

こんにちは、ベトナムナビです。近年シニア世代のセカンドライフや起業を目論見る30代40代の若者の方は、揃って海外に目を向けています。海外の中でも取り分け日本から近く、また市場に入り込む余地がある東南アジア地域が人気で、ベトナムはさらに治安がいいことから注目されています。そこで、今回はベトナムの中でも最も在住日本人が多い南部ホーチミンに焦点を当てて、そこに住んでいる彼らに、ホーチミンに住んでいて感じるあるあるを10個教えてもらいました。それではいってみましょう!

その1:ここ数年で日本製品が簡単に手に入るようになった

ここ数年で日系企業が多数ベトナムに進出。イオン、ミニストップ、ファミリーマート、セブンイレブン、ダイソーなどなど、どれも日本人なら誰もがお世話になっているスーパー&コンビニかと思います。日本の製品も多数輸入されていて、値段は割高ですが、ちょっとした小物から日本でも日ごろ使っているような日用品まで、比較的気軽に手に入るようになりました。それ以前は日本に一時帰国する度に日本のお菓子やら小物などを大量に買っていくのが常でしたが、現在はそれほどその必要もなくなってきました。在住者にとっては非常にありがたいことでもあります。

台所用品も

台所用品も

こんなものまであります

こんなものまであります

その2:家電製品の持ち込みは必要ない

多くの日本人が移住や赴任する際に、日本で使っているレンジや炊飯器などを持ち込みします。しかし、こちらも「ベトナムでも買える」ことがベトナムに住んで初めてわかります。家電量販店でも買えますし、ショッピングセンターにはメーカーの直売ブースもあります。日本で売り始めた最新のものは買えませんが、"日本品質"を求めるのであれば問題ありません。ちなみに、日本とは電圧が異なるため、日本の家電を使う場合は変圧器が必要です。また、電力をたくさん食うような台所家電を使うとなると、変圧器も相応に大きく重いものとなるので、値段も高いですし場所もとります。
家電量販店

家電量販店

日本、韓国、中国、ドイツなどのメーカーが並ぶ

日本、韓国、中国、ドイツなどのメーカーが並ぶ

その3:スーパーは1日遊べるテーマパーク

ホーチミンに移住した日本人が皆さん口をそろえて言うのが、「休日に遊びに行く場所がない」
、「子供を連れて遊べる場所がない」、「デートにどこに行けばいいのか分からない」というものです。実はホーチミン人が休日に決まっていくのがスーパーマーケットやショッピングセンター。これらの商業施設には、子供が遊べるキッズ広場や友人恋人と楽しめるボーリング、ゲームセンター、映画館などがあり、またフードコートにレストラン、カフェなども多数入居しています。規模も非常に大きいので、半日から1日かけて入り浸ることができるのが、ベトナムのスーパーの特徴です。「彼女とのデートにイオンに行く」というのもベトナムではあるある。ちょっとびっくりですね。
ボーリング

ボーリング

映画館

映画館

その4:長時間のバスにも体は慣れる

ベトナムには電車がないので、どこか遠出する際は基本はバスか飛行機となります。例えばホーチミンから行く人気のエリアはバスで2時間の距離にあるブンタウ、6時間で行けるムイネー、7時間で行けるダラットなど。また、メコンデルタ地方もミトーまでは90分、カントーで5時間程度のバス旅となります。日本にいるとこんな長い時間乗り続けるのはちょっと考えられませんが、ベトナムに住んでいると、これも普通になってきます。順応力というのはすごいですね。
ブンタウの町

ブンタウの町

ムイネー

ムイネー

メコンデルタ地方

メコンデルタ地方

その5:ベトナム人の大らかさにいつの間にか慣れてしまう

日本からベトナムに移住してきた当初は、「ベトナム人はなんて時間にルーズなんだ」、「ベトナム人って本当にマナーがなっていない」と怒ってばかり。しかし、いつの間にか「5分くらいの遅刻ならまだいいか」と考えるようになりますし、レストランで不愛想な店員に当たっても「料理がしっかり運ばれてくればいいや」と気にしなくなったりします。良くも悪くもベトナム人の大らかな性格に慣れてしまうのも、ベトナム在住者が語るあるあるの1つです。
スマホで自撮りが欠かせないのもベトナム人の特徴です

スマホで自撮りが欠かせないのもベトナム人の特徴です

のんびりとした風景

のんびりとした風景

その6:レディファースト

ベトナムは日本男子には馴染みないレディファーストの習慣が一部で定着しています。特に最近の若者や都心部では日常的にみることができ、またベトナム女性自体もレディファーストをあてにしています。ですので、移住当初はできなかった女性への気配りも、だんだんと自然にできるようになってきて、いつの間にか身についています。それが分かるのが日本へ一時帰国した際。女性と食事したりデートすると、さりげないレディファーストの行為に日本女性が喜んでくれます。
女性が強いベトナム

女性が強いベトナム

レディファーストの習慣は西洋だけではありません

レディファーストの習慣は西洋だけではありません

その7:自宅のトラブルに慣れる

ベトナムに住んでいると、日本ではあまり体験しないトラブルが続々と出てきます。「勝手に内鍵がかかるときがある」、「雨漏りがする」、「ヤモリとネズミと同居している」、「すぐに停電する」など挙げればきりがありません。しかし、不思議なことに、そんなトラブルも1年も住んでいれば慣れてしまうものです。移住してきたばかりの日本人が慌てて先輩方に相談したら、「あー、それはよくあることだよ」と笑って片づけられるのが常。
高級マンションでもトラブルは絶えない

高級マンションでもトラブルは絶えない

建築技術はまだまだのようです

建築技術はまだまだのようです

その8:東南アジアで一番おいしい料理がベトナム料理だとひしひしと感じる

ベトナムは東南アジア諸国の一員で、ラオスとカンボジアと陸続き。さらに飛行機でタイやシンガポール、マレーシアにも2時間以内で行くことができます。そんなベトナムに住んでいると、連休ができるとふらっと外国に行くようになるでしょう。カンボジアへはバスで行くことができますし、土日を利用してラオスやタイに行く人もいます。そこで感じるのが、「ベトナム料理が一番おいしい」というもの。中には「ベトナム以外だったら料理でまいって住めなくなっていたと思う」という人も少なくありません。もちろん慣れというものがありますが、スパイスをあまり使わない素朴なベトナム料理は、日本料理とも共通する点が多々あります。年配の方は特にベトナムを好きになる理由の一つでもあるようです。
生春巻き

生春巻き

鍋

その9:ハノイとの文化・言語の違いを理解できるようになる

ホーチミンに暮らしていると、北部と南部の習慣、人、言語の違いがよく分かってきます。例えば人々の性格もホーチミンとハノイでは違いますし、ベトナム語の発音も異なります。旅行では分からない違いも、ベトナムに暮らし始めると徐々に分かることができます。「あ、この人はきっと北部出身の人だ」と勘繰ることもできれば、「この発音は南部の人だ」と理解することもできます。自分がベトナムにどっぷりと浸かっていると感じる瞬間でもあります。
夜のホアンキエム湖

夜のホアンキエム湖

ハノイ旧市街

ハノイ旧市街

その10:日本の良さが身に染みる

ホーチミンに住んでいる方の多くはビジネス赴任者ですので、一年に1回ないし2回ほど日本に一時帰国しています。滅多に日本に帰らないからこそ分かるのが、「やっぱり自分の国(日本)が一番だ」ということ。空港についてまずすることは、ベトナムではできない澄んだ空気を思い切り吸い込むこと。さらに治安も良好ですし、慣れ親しんだ日本料理は安心します。規律は守られ、お店に入れば店員による丁寧な接待を受けることができます。ベトナムにはベトナムの良さがもちろんありますが、それでも自分の国にはかなわないものです。
日本では見ないお洒落カフェはたくさんありますが、それでも日本のドトールが恋しくなることも

日本では見ないお洒落カフェはたくさんありますが、それでも日本のドトールが恋しくなることも

ベトナムには実に多くの種類のコーヒーがあります

ベトナムには実に多くの種類のコーヒーがあります


いかがでしたか。今回は南部ホーチミンに住んでいる人を対象に、ベトナム生活のあるあるをご紹介しました。もし少しでも「ベトナムに行って(住んで)みたいかも」と思ったら、是非ホーチミンに足を運んでみてください。在住日本人一同歓迎いたします。以上、ベトナムナビがお届けしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-10-20

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