砂丘にビーチに遺跡!アウトドア観光に精を出そう!
こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミンからバスで6時間ほど走ったところにある砂丘の見える町ムイネー。近年はじわじわと日本人旅行者の姿も増えてきました。しかし、まだまだ知名度でいうとホーチミンやハノイ、ダナンなどには劣るので、ガイドブックを見てもあまり現地情報が載っていませんね。そこで、今回お伝えするのが、ムイネー旅行の5つの楽しみ方。ここで紹介したすべてをこなすのもいいですし、いくつか自分に合ったものをピックアップするのも。では早速紹介しましょう!
港町のムイネーは、ニャチャンのようにどこでもビーチスポットというわけにはいきません。Huynh Thuc Khang通りにはほとんどビーチエリアはなく、仮に泳ぐポイントがあっても旅行者向けではありません。ビーチスポットは滞在のメインストリートであるNguyen Dinh Chieu通りとなります。ただし、ホテルも多数並んでいて、ホテルが管理しているエリアに入ってしまうと警備員に注意されるかもしれません。海には入れますが、デッキチェアを利用する場合は気を付けてください。
透明度はそれほど高くはありませんが、海水浴客はまばらなのでほぼ貸し切り状態。さらに砂浜を歩く売り子を呼び止めて海老やカニなどの海鮮を買うこともできます。リゾート気分を堪能するには十分なシチュエーションが揃っています。また、マリンスポーツを楽しみたい方は、サーフィンビーチに行くといいでしょう。ムイネーは知る人ぞ知るサーフィンのメッカ。世界大会の開催場所でもあります。初めての人もレクチャーを受けて体験することができますので、興味がある人は参加してみてください。その他ツアーデスクで申し込めば、ダイビングやジェットスキーなども楽しむことができます。
ほとんど人がいないから海を独占できます
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ホテル管理の備品は使用したら注意されるかもしれません
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ベトナムにおいて、最大規模のビーチリゾートは中南部のニャチャンですが、ムイネーが一つビーチリゾートとしてニャチャンに勝るものがあるとしたら、それは「オンザビーチのホテルがたくさん」というもの。ニャチャンはほとんどのホテルは海から道路を挟んだ反対側に位置しているので、高層階であればオーシャンビューは叶うものの、歩いて10秒で海に入れるというわけにはいきません。一方ムイネーはNguyen Dinh Chieu通りの海沿いに建つホテルに泊まれば、ドアを開けて正面がビーチ、という好立地の部屋もたくさんあります。
多くのホテルはロッジやバンガロータイプなので、自分だけのプライベート空間となります。夜は玄関前に椅子をおいて、大切な人とさざ波を聴きながらアルコールに酔うことも。日中はプライベートビーチのデッキチェアに寝そべって過ごすのもいいですし、敷地内にあるプールで泳いで、疲れたら傍の併設しているカフェレストランでドリンクや軽食をつまむ、といった贅沢な時間を過ごすこともできます。観光名所をひたすら回るのではなく、せっかくのリゾート地なので、時間を忘れてゆっくりしていってはいかがでしょうか。
ムイネーに点在する観光スポットは、そのほとんどがアウトドアスポット。最も有名なのは黄砂が広がるイエローサデューンですが、郊外には幻想的な白砂が湖の傍に広がるホワイトサデューンもみどころとなります。その他、妖精の渓流と称されるフェアリーストリームやチャンパ王国が勢力を移したさいに築き上げたチャム塔ポーハイ遺跡。そして、幾種類のワインをテイストできるワインキャッスルなど、小さな範囲で観光スポットが点在しています。
もしこれらのスポットすべてを回りたいのであれば、車を一日チャーターするのがおすすめです。車はタクシーをチャーターすることもできますし、ツアーデスクでチャーターすることもできます。料金はツアーデスクで申し込んだ方が多少高くつきますが、ツアーデスクによってはジープで果てしなく続く一本道を疾走したりするサービスもあります。
イエローサデューンはHuynh Thuc Khang通りをひたすら道なりに真っ直ぐ進んだところにあります。入場制限などはなく、誰でも自由に上ることができます。途中子供たちが寄ってきて、プラスティックのソリを貸してくれます。また、砂滑りできるポイントまで連れて行ってくれて、滑り方を教えてくれたりもします。楽しんだあとは3万ドンほどチップをおくってあげましょう。多くても5万ドン程度で、それ以上はしつこく要求されても無視してください。
ムイネーがリゾート地として注目されはじめたのはここ最近のこと。元来小さな港町が本当の姿で、現在もリゾートエリアはNguyen Dinh Chieu通りの一本道だけ。その先にあるHuynh Thuc Khang通りは港町らしい素朴な風景が広がっています。漁船が停まっている場所では午前中は魚介の朝市が行われていて、水揚げされた海鮮をその場で直売しています。旅行者の方はその場で買えば調理もしてくれます。レストランで食べるよりもだいぶリーズナブルです。小奇麗なシーフードレストランで食べるのも捨てがたいですが、砂浜で即席で網焼きして食べる魚や海老も、レストランに引けを取らない味があります。
いつもの光景です
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海鮮が入ったタライ。指さしでチョイスできます
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こんなオープン食堂で海鮮三昧を
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一寸法師の気分。異国情緒たっぷりです
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ムイネーはファンティエットと町の坊にある小さな町。ガイドブックではファンティエットとムイネーが別エリアとして紹介されていますが、ここでいうファンティエットはダウンタウン、町の中心部を指します。町の中心とはいうものの、非常にのどかな町並みで、のんびりとした現地の生活風景をのぞくことができます。観光名所らしきところはありませんが、食堂でベトナム料理を食べたり、商店を開いている地域住民の人たちと交流したりと町歩きをしてみてください。
また、ムイネーはヌクマムの特産地として知られていて、ファンティエット産のヌクマムといえば、フーコック産と同様に高品質の高級ヌクマムとされています。
ホーチミンからバスで行った場合、ファンティエットの町はムイネーの手前にあります。ファンティエットで降ろしてもらい、30分~1時間ほど散策したのち、タクシーでムイネーまで向かうといいでしょう。またバックパッカーの中にはファンティエットで一泊する人も多いため、市街地には一泊1000円程度の安ホテルがたくさんあります。大抵のホテルは時間貸しなので、休憩だけでも可です。
屋台も町中でたくさんみかけます
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飲み物などは屋台で調達しましょう
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コンビニやスーパーがないため小規模商店が活躍しています
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のほほんとした町です
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いかがでしょうか。ムイネーの5つの楽しみ方をご紹介しました。どんな滞在余暇をおくるかは旅行者次第。ホーチミン経由で行くことになるので、ホーチミン旅行ももちろん楽しんでいってください。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-03-10