5＆6月のベトナム【2014年】

こんにちは、ベトナムナビです。東南アジアであるベトナムでは、ご存じの通り明確な四季はなく、1年を通して乾期と雨期に区別されています。4月は乾期の終わりで、5月は雨期の入口と言われています。しかし、ベトナム全土が雨期に入るわけではありませんので、この時期にベトナムへ足を運ばれる方は、こちらの記事を参考にして観光エリアを決めてみてはいかがでしょうか。

カレンダー編

5月1日　メーデー（祝日）

日本ではこの期間はGWですが、ベトナムでも連休となります。ベトナムは年間の祝日が少ないため、貴重な連休で皆さんはベトナム国内を旅行します。観光エリアは混み合いますので、ホテルのご予約はお早目に！

5月13日　釈迦の誕生日（祭日）

旧暦の4月15日が釈迦の誕生日とベトナムでは言われています。熱心な仏教徒にとっては、仏様に料理を振る舞う大切な日となります。祝日ではありません。

5月19日　ホー・チ・ミンの誕生日（祭日）

革命家ホー・チ・ミンの誕生日です。彼は自分を神格化するような真似はしないで欲しいと生前は仰っていましたが、ハノイでは毎年彼を崇めるイベントが催されています。この日も祝日ではありません。

天気・気候編

5月から雨季に入るのは北部と南部です。エリアで言えばハノイやホーチミンが該当します。1日数回のスコールが降りますので、カフェや屋内施設で観光を楽しみましょう。もちろん晴れた時間を見計らって、積極的に外に出てくださいね。＜北部＞
平均気温　26度降水量　200mm
＜中部＞
平均気温　28度降水量　20mm
＜南部＞
平均気温　30度降水量　250mm

雨期についての誤解

雨期の時期はスコールが降りますが、皆さんの中には「毎日、日に何度もスコールがやってくる」と考えている方はいませんか。それは少し誤解があります。確かに雨季の時期はスコールの回数が多くなりますが、毎日降るわけではありません。もしかしたらこの時期にホーチミン観光しても、滞在中一度も雨に振られないこともあるでしょう。また、スコールは日本ではあまり見られない天気なので、「スコールをカフェで眺めながらまったりとやりすごす」といった楽しみ方も見つけてみましょう。

エンタメ情報

5月24日　日本VSベトナムのサッカー親善試合

5月24日、ベトナムのビンズオン省のゴーダウスタジアムにて、『川崎フロンターレVSベガメックス・ビンズオン』の親善試合が行われます。共通のスポンサーのもと、昨年も行われました。日越の友好を模した試合となります。サッカーファンの方は是非足をお運びください。

ホーチミンの過ごし方

この時期は万が一スコールが降っても楽しめるように、屋内施設を中心に観光してみてはいかがでしょうか。政府施設や博物館、雑貨ショップ巡りなどがおすすめです。観光の象徴とも言える統一会堂やベンタイン市場も屋内スポットなので、存分に楽しめます。

統一会堂。ベトナム戦争時までは大統領官邸でした		郵便局。中はお土産屋さんもあります
戦争証跡博物館。日本からのアメリカ非難の記事もあります		ホーチミン作戦博物館。模型形式なので分かりやすいです
ベンタイン市場。ここでチープ雑貨を買い漁りましょう！		水上人形劇。夜に公演されます。1日の締めとしていかがでしょうか

統一会堂（ホーチミン）旧南ベトナム大統領官邸、ベトナム戦争終結のシンボルはいろんな意味で見応え充分！ Googleマップで見る

中央郵便局（ホーチミン）観光客にはとっても楽しく、ホーチミンっ子にはとっても便利。日常生活に密着した芸術的な建築文化財！ Googleマップで見る

戦争証跡博物館（ホーチミン）未来へ語り継いで行くべき戦争の傷跡。平和への願いを込めて・・・ Googleマップで見る

ホーチミン作戦博物館ベトナム戦争の歴史が一目で分かる。ベトナム戦争勃発から南ベトナム解放の瞬間までを写真と模型で分かりやすく解説。 Googleマップで見る

ベンタイン市場買い物エリアとして欠かせない、ホーチミンを代表する市場。２～３時間、ゆったりと時間をとって歩きましょう！ Googleマップで見る

VIETNAMESE WATER PUPPET SHOWホーチミンで水上人形劇を見に行こう！ Googleマップで見る

大型ショッピングセンターを楽しもう

近年ホーチミンでは大型ショッピングセンターがオープンされました。中心、もしくは郊外にいくつかあるので、ベトナム人の現地の雰囲気を感じ取ってください。お土産に相応しい雑貨ショップも入っていますし、食品売り場ではお土産に買っておきたいお菓子なども充実しています。

郊外にあるイオン。日系レストランが充実		ダイヤモンドプラザ。マリア教会の裏にあるので近いです！
ビンコムセンター。地下のフードコートがおすすめ		ユニオンスクエア。観光客向けのお店が入っています
パークソン。シティマートはお土産やホテルでの夜食にぴったりの商品がたくさん！		ゼンプラザ。カジュアルブランドの服飾が豊富です
サイゴンセンター。ちょっとお高いけど人気のある雑貨やアロマ、服飾が充実！		サイゴンスクエア。現地人御用達です

イオンモールタンフーセラドン日本とは一味違ったベトナムスタイルのイオン。子供連れファミリーには特におすすめ♪ Googleマップで見る

ダイヤモンドプラザ高級デパート、その名も「ダイアモンド」なプラザ！ Googleマップで見る

ビンコムセンターついにGAP、アルマーニもベトナムに上陸！ドンコイ通りにある大型ファッションプラザ Googleマップで見る

ユニオンスクエア（旧：ビンコムセンターＡ）ホーチミン中心地に新しいビンコムセンター！ショッピング、フード、休憩に新しい観光スポットとして期待が膨らむ！！ Googleマップで見る

パークソンコスメやインポートブティックが充実した高級デパート。 Googleマップで見る

シティマート（パークソン店）輸入食材が揃うミニスーパー。コンビニ感覚で利用できる。滞在中必要なお菓子や飲み物類、日用品はこちらで揃えよう Googleマップで見る

ゼンプラザ日系ファッションビルZEN PLAZAでベトナムの最新流行をチェックしよう！ Googleマップで見る

サイゴンスクエア地元サイゴン子も、在住外国人も、旅行者も、みんなが大好きなショッピングセンター！ Googleマップで見る

ナビがおすすめする中部世界遺産の旅

スコールを気にしなければならない北部南部旅行とは異なり、中部地方はまだ乾期の真っただ中です。そこでナビがおすすめしたいのが「世界遺産巡り」です。中部には観光客向けの世界遺産が3つあります。どこも近いので、町の情緒に浸れるとともに、世界遺産を巡って観光を楽しみましょう！
ナビがおすすめする世界遺産は下記♪
①ホイアン
②ミーソン遺跡
③フエ

●ホイアン

世界遺産は中部ダナンを拠点に移動するのがベストです。ホイアンはダナンからタクシーで30分から40分程度です。かつて栄えた交易の港町のホイアンは、現在でも当時の古い家々が残されています。日本とも縁のあるホイアンの町並みを歩いていると、ふと懐かしく思えることでしょう。そんなノスタルジー香るエリアとなっています。

ベトナムのお札にも描かれている日本橋		寺院や中国會館も見所です
ナイトマーケットも見逃せません		ここでしか食べられないホイアン料理
伝統工芸もホイアン観光の見所		外国人御用達のビーチもあります

ホイアン世界遺産の古き良き街並みを散策しよう。寺院や博物館、土産物屋に夜の屋台と飽きることがありません Googleマップで見る

ホイアン・ナイトマーケットアンホイ(An Hoi)橋を渡った先にはナイトマーケットが広がる。所狭しと屋台とカフェが並び、毎夜観光客で盛り上がりを見せる Googleマップで見る

ホイアン五大名物を食べつくそうホイアンに旅行に訪れたならば、もちろん美味しい料理にもこだわりたいところです。ここではホイアンの5大名物を紹介したいと思います。

夜のホイアン散策夜のホイアンは淡い光につつまれ、幻想的な町へと変わります。

ホイアンの昔の家々と寺院巡り歴史保存地区を巡ろう

●ミーソン移籍

ダナン、もしくはホイアンから毎日バスが出ています。ミーソン遺跡はかつて中南部で一大勢力を誇っていたチャンパ王国の聖域です。ベトナムでは珍しいヒンドゥー教シヴァ派を信仰していました。ベトナム戦争によって大半が破壊されてしまったのですが、いまも復旧及び開発が進行しています。新たに発掘された祠堂なども続々と公開されていますので、一度来た方も楽しめる世界遺産です。

バスで山道を登ります		遺跡内は自然に包まれています
発掘された数々の遺品		祠堂の中にもたくさんの像が
ベトナム戦争で破壊されてしまいました		現在も発掘段階というのうが魅力ですね

●フエ

ダナンからバスで3時間弱北上したところにある古都。ベトナム最後の王朝とも呼ばれており、歴代阮王朝が統治していました。フエ市内に点在する歴史的建築物は世界遺産に指定されており、ツアーに参加すれば1日で巡ることができます。見所は寺院の内装。時代によって中国、フランスと宗主国を変えていたので、施されている装飾も寺院によってまったく異なります。

中国の兵馬俑のような像が並ぶ		ベトナム戦争で焼け野原になってしまいました
阮朝の中には、調度品を愛でていた皇帝もいました		観光地化されているので、シクロで巡るのも楽しいです
フエの人々の庶民的な料理		フエ料理。高級食材を使用した料理は宮廷料理と言われています