11月&12月のベトナム【2017年】

雨季から乾季へ。不安定な天気に注意が必要

こんにちは、ベトナムナビです。先月の9月10月はベトナムは全国的に雨。ハノイとホーチミンは6月から続く雨季の真っただ中でしたし、中部は台風も伴い洪水状態になる道路もありました。では、11月と12月はどうでしょうか。12月は年末とあって、旅行者も多くなる時期です。ベトナム旅行を検討している方も少なくないでしょう。では、早速11月12月の現地情報をお届けしたいと思います!

カレンダー編

12月24日・25日 クリスマスイブ・クリスマス(祭日)

仏教大国のベトナムでも、やはりこの両日は恋人たちのための記念日として見なされています。ただ、ホーチミンにはクリスチャンも多く、また格式高い教会もあるので、聖歌隊による合唱も聴くことができるでしょう。雪は降りませんが、南国のクリスマスも、また独特の雰囲気があっていいものです。

12月31日 大晦日(祭日)

大晦日は祝日ではありませんが、多くのお店は午後から閉まりますし、会社勤めのサラリーマンやOLは休暇をとります。正月の本番は旧暦ですが、近年は若者を中心にこの新正月も賑わうようになってきました。

ピックアップイベント

クリスマス

日本でもクリスマスとイブであれば、前夜祭のイブの方が盛り上がりますね。これはベトナムでも同様です。特に2017年は24日が日曜日となるので、都心では多くの現地人で込み合うことでしょう。また、雑貨店やアパレルショップは続々とセールを開催しますし、レストランではクリスマスディナーを開催。普段はとは異なる雰囲気のベトナムを楽しむことができるはず。

大晦日(年末年始)

12月31日の大晦日は深夜24時に各都市で打ち上げ花火が上がるのが毎年の恒例です。ホテルの客室や屋上からも見ることができるでしょう。また、ホーチミンのブイビエン通りは毎年大晦日に大変な賑わいとなります。是非その熱気を体験していってください。聖なる夜、とはまるで違う熱い一夜を過ごすことができるでしょう。

天気・天候編

11月はハノイが、12月はホーチミンがそれぞれ雨季の出口となります。中部地方も12月以降は晴れの日も多くなります。ただし、乾季に入ると同時に、北部と中部は肌寒くもなりますので、防寒具も必要です。南部以外は熱帯の気候ではないので、衣類の準備は怠りなく。

<北部>
平均最高気温 25度 降水量 50mm
<中部>
平均最高気温 27度 降水量 280mm
<南部>
平均最高気温 30度 降水量 70mm

聖母マリア教会

聖母マリア教会

陽気なベトナム人

陽気なベトナム人

年末恒例の打ち上げ花火

年末恒例の打ち上げ花火

11月&12月の観光のポイント

この両月のベトナム旅行では、まず第一に気を付けてほしいのが天気です。いつ降ってもおかしくないようなぐずついた天気が数日続くこともあります。また、突然の雨が激しい豪雨となると、道路の排水が壊れて冠水する事態になることもしばしばあります。ハノイやホーチミンの都心観光エリアであっても冠水地帯はありますので、くれぐれも注意してください。また、北部と中部の朝晩はちょっとびっくりするくらいの冷え込みがあります。ジャンパーやジャケットを持っていくと心強いでしょう。
最近は外国人向けのマーケットもできました

最近は外国人向けのマーケットもできました

クリスマスのベトナム

クリスマスのベトナム

お祭り騒ぎです

お祭り騒ぎです

年末のブイビエン通りの様子

年末のブイビエン通りの様子

11月のホットベトナムは「ハノイ」で決まり!

11月のおすすめエリアは「ハノイ」。一般的に乾季と雨季で季節はないと言われているベトナムですが、北部ハノイは若干の季節があります。そして、11月は四季でいう秋に相当し、郷愁漂う時期となります。また、上述した降水量をみても分かるように、雨降りの日は少なく、事実上雨季は明けていると言えます。ハノイの市内観光もいいですし、郊外のバッチャン村、ニンビン省、サパ、ハロン湾といった名だたる観光名所も目白押しです。
ハノイ大聖堂

ハノイ大聖堂

カトリック教徒は人口の2割と言われています。多いですね

カトリック教徒は人口の2割と言われています。多いですね

ただし、気を付けてほしいのは服装です。日中では肌寒いですし、最高気温も25度程度。場所によっては20度を大きく下回るところもありますし、サパやニンビン省といった山岳地帯は標高が高いため気温もぐっと下がります。ジャンパーを持っていくといいでしょう。また、ハノイの市内観光ではいつ雨が降ってもいいように折り畳み傘や雨合羽をポーチに忍ばせておくと便利です。基本移動はタクシーとなりますが、必要におうじて配車サービスを使い分けるといいでしょう。
ハノイ市郊外バッチャン村にて

ハノイ市郊外バッチャン村にて

旧市街にて

旧市街にて

ホアンキエム湖周辺の観光ストリート

ホアンキエム湖周辺の観光ストリート

女性博物館

女性博物館

12月のホットベトナムは「ホーチミン」!

12月に入ると、ホーチミンも雨降りの日がだんだんと少なくなってきます。一日まったく降らない日が続くこともあるでしょう。運がよければ滞在中ほとんど雨に遭うことがないこともありますし、1日の多くの時間が雨、なんてこともあります。しかし、ホーチミンは雨でも晴れでも、そう観光プランがぶれることはありません。スパで癒され、レストランでおいしいものを食べ、ショッピングセンターや雑貨店で買い物をする。博物館でベトナム戦争を知り、ベンタイン市場で値段交渉を楽しむ。このような観光ルートであれば、雨が降っても問題ありません。
また、最近はナイトスポットも充実してきました。シーホアンショーではアオザイショーを鑑賞でき、アオショーではベトナムの文化を竹籠で表現したアクロバティックショーを鑑賞することができます。また、定番のサイゴン川ディナークルージングや水上人形劇もいまも健在。グエンフエ通りの歩行者天国を歩いたり、ドンコイ通りで深夜営業のバーや屋台に顔を出してみるのも楽しみです。
ビテクスコフィナンシャルタワー

ビテクスコフィナンシャルタワー

マーケットは市内にいくつもあります

マーケットは市内にいくつもあります

ディナークルージングはホーチミン観光ならではの楽しみ

ディナークルージングはホーチミン観光ならではの楽しみ

ホーチミン→ブンタウへ(日帰り~1泊)

もし時間が余っているならば、ブンタウへ足を運んでみてはいかがでしょうか。ブンタウはホーチミンからバスで2時間強のところにあるビーチエリアで、ホーチミンの人々が週末旅行で行く定番エリアです。ビーチはローカル度が高く、海水浴客はみんな服を着たまま海に浸かるのが古くからの習慣。ここでビキニを着るとちょっと恥ずかしいかもしれません。また、ブンタウは海だけではなくナイトマーケットやシーフード料理なども楽しむことができます。現地の旅行会社では日帰りツアーを催行していますが、個人で行くのであれば一泊してみるのもいいでしょう。日帰りの場合はビーチ+キリスト像+タンタム廟+昼食が定番コース。
海水浴場バックビーチ

海水浴場バックビーチ

個人で行く場合はよくプランを練って

個人で行く場合はよくプランを練って

シーフードは外せない

シーフードは外せない

屋台街があります

屋台街があります

ピックアップグルメ

こちらはバインセオ。トラベルガイドブックではベトナム料理の定番料理としてお馴染みの出演ですね。ベトナム風お好み焼きと紹介されることが多いですが、素材も味も全く異なります。ただし、こちらは名物といわれていますが、実は南部名物。中部や北部ではあまり食べることはできませんので、ホーチミンにいらした方はマストで食べていってください。
屋台かレストランで食べられます

屋台かレストランで食べられます

半月の生地は米粉とココナッツジュース、ターメリックが入っています

半月の生地は米粉とココナッツジュース、ターメリックが入っています


いかがでしたか。11月もしくは12月に旅行に出かけられる方は、雨の心配もそうですが、現地での観光ルートを事前に検討することをおすすめします。雨が降っても影響ないコースを求めるならば、断然南部ホーチミンがおすすめです。以上、ベトナムナビがお届けしました!
関連タグ:11月12月

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-11-02

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