子供と行くベトナム旅行

子供と一緒にホーチミン旅行!さあ、どこに行こう♪

こんにちはベトナムナビです。ホーチミン旅行者は年間35万人以上。その中には、小さなお子さん連れのファミリーもたくさん見受けられます。特に昨今の世界情勢、治安が良好なベトナムを旅先に選ばれるご家庭も多いようですね。しかし、なんの計画もなしにホーチミンへ来ると、「子供が楽しめる場所を知らない」となりがち。辺りを見渡しても雑貨ショップやマッサージ店ばかりで、子供が笑って楽しんでくれるところは見当たりませんね。そこで、今回は子供が退屈しないよう、ファミリー向けのおすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。

子供なら誰もが満足「動植物園」

こちらは動植物園。ホーチミンの聖母マリア教会からタクシーで3分程度で行ける近場かつ大規模なテーマパーク。植物園もありますが、基本は動物園がメイン。子供向けの園内を走る鉄道もありますし、芝生にお尻をついてピクニック気分も楽しめます。ゾウやトラなど大型動物もいますし、東南アジアに生息する絶滅危惧種のホワイトタイガーがいることでも知られています。また、キリンやヤギに餌をやることもできるので、子供なら誰もが楽しんでくれることでしょう。
敷地内は広く、動物園に併設して簡単な遊園地広場も設けています。小学生から幼稚園児向けのコーヒーカップや小さなジェットコースターなどもあるので、プチ遊園地としても楽しめます。「せっかくベトナムに来たのに、ベトナムらしくない」とお考えのお父さんお母さんもいらっしゃるかと思いますが、子供たちが喜んでくれるなら、と一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
ゾウは子供に大人気

ゾウは子供に大人気

子供向けの列車

子供向けの列車

園内は子供がいっぱい!

園内は子供がいっぱい!

こんな料理も子供は大好物では?

こんな料理も子供は大好物では?

メコンツアーで「ジャングルクルーズ」

続いてはこちら。雄大な大地と自然、そして国際河川のメコン川。ホーチミンから車で90分程度走ったところにあるメコンデルタ地方の玄関口ミトー。そこで待ち受けるのはヘビを肩にのせたり、ミツバチ箱を開けてみたり、小さな手漕ぎボートでメコン川の川下りをしたりと、アドベンチャーチックな気分を楽しむことができます。
メコンデルタは初心者の方は個人で行くのはハードルが高いので、現地もしくは日本から旅行会社を通してツアーに申し込むようにしましょう。旅行会社によってスケジュールは多少違いますが、工程は基本同じです。多くのツアーでは1日メコンデルタではなく、午前中はクチトンネルに行ったりカオダイ教寺院に行ったりします。ホーチミン滞在の1日は郊外スポットに足を運んでみるのもおすすめです。
雄大な河川

雄大な河川

南国の象徴

南国の象徴

ミツバチ箱

ミツバチ箱

冒険気分を満喫できます

冒険気分を満喫できます

アジア最大?のエコツアー「カンザー」

写真のこちらはホーチミン郊外にあるカンザー(Can gio)という場所。大都会のホーチミンから2時間ほど離れると、ご覧のような手つかずの自然に巡り合えるのもベトナムならでは。カンザーの見どころは2つは。1つはこちらのマングローブの森。かつてベトナム戦争で3分の1が失われてしまったと言われていましたが、現在は全体の3分の2まで回復しました。マングローブの生態系はまだわかっていませんが、マングローブ林のみに生息する野鳥がいたり、地球温暖化と深くかかわっていると研究されている未知の植物。こちらも手漕ぎボートでマングローブの森を周遊することができ、道中はコウモリの棲み処に案内してくれます。
同じくカンザーにあるモンキーアイランド。半野生の猿が数百匹生息していて、彼らの家に人がお邪魔するといった感じ。注意していないとサングラスや飲み物などは簡単にひったくられてしまいます。サルは鎖に繋がれているわけではないので、歩いたり見物する際は十分背後に気を付けてください。こちらも子供なら喜んでくれることでしょう。カンザーへはツアーで行くのが一般的。日本からでも現地でも手配は可能です。
マングローブの森

マングローブの森

大地と沼地の溜池双方に根を張ることができます

大地と沼地の溜池双方に根を張ることができます

野鳥の鳴き声が聞こえるエコツーリズム

野鳥の鳴き声が聞こえるエコツーリズム

サルの国へようこそ♪

サルの国へようこそ♪

手軽にビーチ&シーフードなら「ブンタウ」

もし南国にビーチを求めているのであれば、ホーチミンから最も近い距離にあるビーチリゾート「ブンタウ」へ行ってみてください。日帰りツアーも出ていますし、個人でもバスや高速船で気軽に行くことができます。ブンタウは地元密着型の海なのでリゾート感はあまりありませんが、ベトナムらしさは満点。また、遠浅で波も小さいので子供も安心して遊ばれることができます。もしブンタウに宿泊することができるなら、是非体験してほしいの海辺の散歩。夜になるとこの遠浅の海は数百メートルの向こうまで潮が引きます。日中は海面だった場所が夜には砂浜へと変わる様子は自然の不思議を感じずにはいられません。子供も目を丸くして驚いてくれることでしょう。
そして海といえば、やはり忘れてはならないのがシーフード。町中には至る所に海鮮食堂からレストランまでありますし、ビーチでは大振りの海老やイカを売る行商人もいます。ロブスターのような大きな海老にシャコ、貝など日本ではあまり食べる機会がないものも、ここでたっぷりと堪能しておきましょう。カキもメジャーで、ベトナム人はチーズで焼いて食べますが、言えば生でも食べることができます。ナビは当たったことがありませんが、心配なら子供には焼いたものを注文してあげましょう。
行商から買うこともできます

行商から買うこともできます

ブンタウの名物バインコッ。お菓子感覚で食べることができます

ブンタウの名物バインコッ。お菓子感覚で食べることができます

夜のビーチ。海はどこ??

夜のビーチ。海はどこ??

高速船で行くこともできます

高速船で行くこともできます

「戦争証跡博物館」で戦争の怖さに触れる

「戦争について学習するのは、うちの子はまだ早い」と思ってはいませんか。ベトナム戦争は15年にもわたる長き南北統一戦争。ベトナム戦争はおもに陸地によるゲリラ戦となったため、被害は甚大。ただ一つの国で起きた戦争にもかかわらず、戦死者および民間人の死者を合わせると、それは第一次世界大戦の連合国と同盟国側の合計死者数とほぼ同等となります。「おじいちゃんとおばあちゃんはベトナム戦争でいなくなった」というのはまったく珍しくありません。そんな戦争の悲惨さを子供のときから知ることに、遅い早いはないかと思います。
ベトナム戦争は子供もみんなが巻き込まれる結果となりました。戦火を逃れて逃げる少年少女、つかぬまの休息で青空教室で勉強する子供たち。縫製を覚えて両親の家事に少しでも従事する子供たち……。このような生活と悲劇を繰り返さないためには、まずは戦争を知ることからはじまると思います。今のうちから感性を養い、子供と一緒にご両親も考えてみるといいでしょう。
1区からほど近い

1区からほど近い

日本が米軍を批判する新聞

日本が米軍を批判する新聞

枯葉剤の被害

枯葉剤の被害

世界中の旅行者が漏れなく足を運ぶ博物館です

世界中の旅行者が漏れなく足を運ぶ博物館です

仏教と遊園地が融合「スイティエン公園」

ホーチミン市内にはダムセン公園とスイティエン公園の2つのテーマパークが現地人に人気です。スイティエン公園は市内から60分ほどで行くことができる大型遊園地で、大観覧車やジェットコースターお化け屋敷など定番どころから、ワニ釣り体験といったユニークなベトナムらしいアトラクションもあります。またこのテーマパークは仏教の要素もあり、随所に大きな大仏があったり、お化け屋敷を一つとっても、人が死んでから地獄へ行くまでの様子を再現したものなど、かなりユニークなコンセプトです。半日程度は楽しむことができるのでお子さんが市内観光に飽きてきたら、思い切って連れて行ってはいかがでしょうか。ベトナムの祝日以外は週末でもほとんど混み合うことはありませんので、アトラクションは乗り放題です。
お化け屋敷

お化け屋敷

観覧車

観覧車

ハリーポッター??

ハリーポッター??

巨大な大仏のモニュメント

巨大な大仏のモニュメント

夜は「シーホアンショー」でベトナムの文化に溶け込もう

ナイトライフの過ごし方ですが、ドンコイエリア周辺はとても賑やかです。グエンフエ通りは道幅広い歩行者天国になっていて、人々の雑踏はサイゴン川まで続きます。その道中にある「シーホアンショー」はナイトスポットの定番どころ。昔から今にいたるまでのベトナムの民族衣装やアオザイの移り変わりをショー仕立てで鑑賞することができます。また、プログラムの中にはベトナムの伝統の料理を試食できたり、彼らと交流をすることができる時間もあり、子供たちと民族衣装を纏った演者と記念撮影してはいかがでしょうか。ちなみにシーホアン氏は世界で活躍するアオザイデザイナー。日本の大手企業や職人ともコラボレーションをしている、かなりの有名人です。
博物館も無料で見学できます

博物館も無料で見学できます

美しい音と演出

美しい音と演出

アオザイのファッションショーも

アオザイのファッションショーも

記念撮影を

記念撮影を

子供も興味津々。イベント満載の「ナイトクルージング」

ホーチミンの今と昔を支える雄大なサイゴン川。4区埠頭から複数のクルージング船が毎夜就航していて、基本は事前予約で手配することができますが、ベンゲー号は予約無しでも乗船することができます。人気の船はベトナム人に人気のベンゲー号にジャンク船を模したインドシナ号、クルーがいる本格的なサイゴン号があります。
船上は常に移動は自由ですが、テーブル席奥のステージでは伝統舞踊や音楽、マジックなど何かしらのイベントが開催しているので、そちらを見学したり、甲板に出て夜景を眺めたりして過ごすといいでしょう。サイゴン川の周遊時間はおよそ20時過ぎからおよそ1時間から90分。日中は先に紹介した観光スポットを楽しみ、夜はシーホアンショー、もしくはこのディナークルーズに参加してみてはいかがでしょうか。
甲板に出て素敵な夜景を

甲板に出て素敵な夜景を

食事もおいしくいただけます

食事もおいしくいただけます

子供と一緒にダンスするのも

子供と一緒にダンスするのも

ホーチミンのシティビュー

ホーチミンのシティビュー


いかがでしたか。雑貨天国、マッサージ天国と呼ばれるホーチミンも、よくよく見れば子供と一緒に楽しめるスポットも多々あるものです。是非子供と安心、安全な旅をお楽しみください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:ファミリー子供子連れ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-06-28

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