2回目、3回目以降のホーチミン旅行の楽しみ方はこちら!
こんにちは、ベトナムナビです。今回紹介するのは、東南アジア旅行に旅慣れた人、もしくは、2回目、3回目以降のホーチミン旅行者向けの記事。上級というわけではありませんが、王道観光からは外れるので、2度目以降のホーチミン旅行者におすすめできるモデルプランとなります。ビギナー編と同様に『観光編』、『食事編』、『ビューティー編』、『ショッピング編』に分けてご紹介したいと思います。
観光編 これだけは押さえたい その1 船とバスを使って移動
まず観光における移動手段から。ビギナー編では専らタクシーで移動でしたが、今回は郊外へ行くことも含めて、できるだけタクシーは利用しないよう。市内郊外や地方であればバス。近隣都市であればフェリーでも可。一味違った現地に溶け込んだ旅をおくることができます。写真のこちらはフェリー。車とバイクを対岸まで運んでくれる便利な庶民的移動手段で、隣町まで15円程度と破格です。常に就航しているので待ち時間もせいぜい15分から20分程度。レンタルバイクに乗っている人や車をチャーターした人はこちらを利用してください。
バスは市内であればローカルバス。市外であれば長距離バスを使うことになります。デタム通りにはツアーバスも出ていて、市外の観光エリアまで直行で運んでくれるので重宝します。一方ローカルバスで郊外へ行く場合は乗り継ぎが発生して、ベトナム語ができないと旅慣れた人でもにっちもさっちもいかなくなることがあります。ローカルバスで遠方へ行く場合は、終点まで乗っていればいいメコンデルタ地方へ行くのがいいでしょう。バスターミナルで目的地の乗車券を買って、現地のバスターミナルで降りるといいでしょう。
ベンタイン市場前のバスターミナル
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バス旅もいいものです
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観光編 これだけは押さえたい その2 メコンデルタ地方
メコンデルタ地方はミトーを玄関口としてベンチェー、カイベー、ヴィンロン、カントー、ロンスエン、チャウドック、ハティエン、カマウといった独特の田舎町がある一大地方都市。バックパッカーの間ではのんびりバス旅の旅路としてに人気です。ローカルバスおよびツアーバス双方出ていますし、いずれの都市も観光地臭さはありません。1日おきに町を変えて徐々に奥地へ行くのはどうでしょうか。
滞在日数があまりとれない方は、カイベー、カントー、チャウドック辺りが外国人に人気です。ツアーなどは現地手配が基本ですが、ツアーデスクで申し込むというよりは、ホテルに紹介してもらった個人事業主の人に案内してもらう方法が基本。町角で知り合うツアー仲介者はぼったくりも多いので取り合うのはおすすめしません。自分の身は自分で守るようにしましょう。
チャウドックのバーチュアスー廟
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チャウドックの町並み
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メコンデルタ地方一帯がライスペーパーの特産地
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メコンデルタ名物ブンマム
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観光編 これだけは押さえたい その3 近隣エリア
「もうホーチミンは十分楽しんだから、別の風景と雰囲気を味わいたい」と考える方は、ムイネー、ダラット、ニャチャンの3都市いずれかの町に足を運んでみて下さい。ムイネーは素朴なビーチリゾート。港町の潮風そよぐのんびりした町です。ダラットは標高の高い山の麓の町。気候がホーチミンとは異なり、年間を通して過ごしやすく、ベトナム人の避暑地およびハネムーン先として知られています。ニャチャンはベトナム最大のビーチリゾート。ムイネーとダラットはバスで6時間程度。ニャチャンは寝台列車で9時間、もしくは飛行機で1時間となります。
南国の象徴ココナッツ
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ムイネーの港町
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砂丘もあります
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ダラットは恋人の都と呼ばれています
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食事編 これだけは押さえたい その1 フエ料理
フエとは現在では世界遺産に登録されているベトナム中部都市。19世紀から20世紀半ばまで栄えた阮(グエン)王朝のおひざ元。宮廷のある旧市街と南方に広がる新市街地、その間を流れるハン川とハノイやホーチミンとは若干異なる文化や習慣、風景を楽しむことができます。そのフエに暮らす人々が食しているのがフエ料理で、他の郷土料理とは一線を画す趣ある味わいが特徴。かつて皇族が食べていた料理は宮廷料理とされ、現在でも高級料理のカテゴリーに含まれています。ホーチミン市内には、このフエ料理を食べられるお店がいくつかあるので、最初の旅行では定番ものしか食べなかった方も、今回はフエ料理から食べてみてはいかがでしょうか。
食事編 これだけは押さえたい その2 屋台
最初の旅行では衛生面に配慮して、滞在中はすべてレストランで食事をとった、なんて人も多いのではないでしょうか。しかし、それでは本当のベトナム料理を食べたとはいえないのでは?やはり現地人が普段から食べている料理を食べておきたいところ。レストランには扱っていない料理も多数あるはずです。また、道端の屋台で食べるという雰囲気は南国のベトナム独特。ご覧のような屋台食堂は昼は休みで夜のみ営業しているところがほとんど。是非見つけては立ち寄ってみてください。
食事編 これだけは押さえたい その3 ヤギの乳房肉
ヤギ肉を食べる習慣は沖縄県にはありますが、本土では一般的ではありませんね。しかし、ベトナムでは古くからヤギ肉は食されていて、庶民の料理として食堂で食べられるお馴染みの料理です。旅行者に食べてほしいのはヤギの乳房肉。こりっとした新しい食感を楽しむことができます。ヤギ肉は通常のレストランにはなく、居酒屋風の食堂や専門店に行くしかありません。事前に調べきることができなければ、ホテルのスタッフなどにおすすめのお店を聞いてみるといいでしょう。タクシーやバイクタクシーの運転手に訊いて連れて行ってもらうのも。夜営業のお店がほとんどです。
ビューティー編 これだけは押さえたい その1 ホテルスパ
二度目以降のホーチミン旅行では、観光散策に明け暮れるのではなく、ホテルライフも満喫しましょう。ホーチミンの中級以上のホテルであれば、どこであってもスパが併設しているものです。多少料金は張りますがその価値は十分あります。また、5つ星ホテルともなれば、プールやジムも利用可能。併せて楽しんでください。
ビューティー編 これだけは押さえたい その2 長時間コース
初めての旅行では滞在時間を削られてしまうので躊躇しがちの長時間パッケージコース。それも今回は体験しちゃいましょう。スパによってコースは異なりますが、概ね2時間から4時間コースが主流。約半日かけてお肌をつやつやにします。長時間コースでは途中に休憩や軽食がある場合も多く、申し込む際はよく内容を確かめるのが満足度アップのコツです。
プールがついているスパも
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高級感漂うジャグジーつき
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ショッピング編 これだけは押さえたい その1 オーダーメイド
オーダーメイドは洋服は1日仕上がり、ジャケットスーツは2日仕上がりとなります。自分ですべてを一からデザインすることもできますし、既製品から選ぶこともできます。自分でデザインしたい場合は、雑誌の切り抜きなどできるだけ分かりやすいものを持参して、スタッフに自分の意思を伝えるようにしましょう。また、ベトナムは刺繍工芸に長けているので、是非刺繍は入れておきたいところ。もちろんパーティードレスとしてアオザイを新調するのもいいでしょう。シルク生地を選べば光沢を放つエレガントなドレスが出来上がります。
ドレスとジャケット
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日本でオーダーメイドをする数分の1の値段!!
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ショッピング編 これだけは押さえたい その2 高品質なお土産
雑貨天国として知られているベトナムですが、初めての旅行では市場で売っているようなキュートな刺繍ポーチや財布、少数民族の衣装生地で作ったバッグに水牛の角で作った調度品、漆を塗った陶磁器など、定番どころでお土産を揃える傾向がありますね。しかし、近年のベトナムはそれだけではなく、さらにワンランクもツーランクも上のお土産品が人気。例えば純度100%のハチミツや、日本で買えば1000円以上する高級ダークチョコレート、本革のバッグ、高級茶葉などはいかがでしょうか。また、ベトナム在住欧米人が立ち上げたブランドなどもあり、そちらも高級土産にぴったりです。
フランス人が作る高級チョコレート
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本革のバッグ。1万以上しますが日本ではそれ以上!
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ショッピング編 これだけは押さえたい その3 ウィークエンドマーケット
最近ホーチミンで流行っているのが『ウィークエンドマーケット』。毎週末開催されているところもあれば、隔週、月に1度など場所によってさまざま。おそらく最初の旅行ではベンタイン市場やドンコイ、パスター通りに並ぶお洒落ショップで雑貨をそろえた人がほとんどでは。ホーチミンのウィークエンドマーケットは個人の出店がほとんどなのでオリジナリティに富むアイテムが多く、また学生がお小遣い稼ぎにハンドメイドを売っていたりと、そこでしか買えない雑貨が多くあります。滞在日が週末を跨ぐのであれば、こちらに積極的に顔を出してみてください。
<場所>1、ダイヤモンドプラザ裏
2、ホアルー競技場(https://www.facebook.com/HelloWeekendMarket/)
3、グエンユー通りギャラクシーシネマ敷地内
4、ビクトリーホテル敷地内
5、7区クレセントモール川沿い
ナビおすすめ編 ホームステイ
メコンデルタ地方のとあるご自宅へホームステイ、そんなツアーもあります。観光客を受け入れている家庭の家なので英語による意思疎通もできます。特に何をすることもなく、すべて自発的に動かなければならないので最初の旅行では難易度は高め。しかし、ステイ先の家族と市場にでかけたり、釣りをしたり、テーブルを囲んで鍋を突いたりするのは、それはそれで楽しいものです。一人旅の方は是非現地人との触れ合いに重きを置いて楽しんでいってください。
蚊帳にハンモック。雰囲気はばっちりです
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ツアー会社が選定しているのでもちろん安心
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いかがでしたか。旅慣れた旅行者は、今回紹介したプランでモデルコースをくんでみてはいかがでしょうか。きっと前回以上に色濃い観光ができ、ベトナムという国を知ることができるかと思います。以上、ベトナムナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-06-23