1月&2月のベトナム【2017年】

1月はベトナムの旧正月!季節も乾季に突入♪

こんにちは、ベトナムナビです。12月の日本の現在、人々は着々と年末年始の準備をしているところですが、ベトナムでも新暦及び旧暦の正月に向けて、あちらこちらで大忙し。今回は1月と2月のベトナムをご紹介。天候もよく、旅行シーズンの到来となります。旅行シーズンの到来でもありますので、これから旅行を計画されている方は、現地の情報の先取りを心がけましょう。

カレンダー編

1月1日 元旦、2日 振替休日(祝日)

2017年の1月1日は日曜日にあたるため、翌2日が振替休日。ベトナムでは昔から正月は旧暦で祝う習慣がありますが、数年前から若者を中心に新暦も盛り上がりはじめています。

1月26日~2月1日 旧暦テト正月(祝日)

旧暦は毎年日付が変わります。2017年は少し早めの1月27日が大晦日で、28日が元旦。政府の定める連休は7連休となります。ベトナム人や民間企業によっては有給を使って日曜まで11連休のところもあるでしょう。長距離バス、飛行機、列車ともに混雑や値上がりが予想されますので、チケット手配はお早目に。

2月14日 バレンタインデー(祭日)

社会主義のベトナムでは、3月8日の国際婦人デーが古くから根付いていますが、ここ最近は若者のカップルにとってはバレンタインデーの方を重要視する傾向にあります。各レストランは特別コースを提供します。

天気・天候編

12月にはまだ雨降りの日も多かったベトナムの各地域も、1月になると、月の半分以上は晴天となります。北部は寒いですが、旅行を考えている方は1月以降がベストシーズン。

<北部>
平均最高気温 21度  降水量 50mm
<中部>
平均最高気温 25度  降水量 80mm
<南部>
平均最高気温 32度  降水量 20mm

ピックアップエンタメ:新旧正月

●グエンフエ通り(新暦)

本番の旧暦正月に先駆けて、新暦のお正月も非常に盛り上がります。ただし、新暦の場合は盛り上がるのは夜となります。グエンフエ通りは旧正月にはフラワーロードが開催される場所。ドンコイ通りの横を走る大通りですので、旅行者も参加できます。新暦の大晦日は御覧のように人で埋め尽くされるのが、ここ数年の光景。
●ブイビエン通り(新暦)

ブイビエン通りはバックパッカー街のメインストリート。ベンタイン市場から徒歩10分程度なので、こちらも旅行者の活動範囲内です。ブイビエン通りは若者を中心に盛り上がり、路上に椅子を並べてビールを飲みかわす外国人や現地人で大賑わい。爆竹やクラッカーなど騒音が夜遅くまで響き渡ります。

グエンフエ通り(旧暦)

旧暦のテト正月はグエンフエ通りで開催されるフラワーロードがおすすめ。毎年の恒例は全国から取り寄せたカラフルな花々や、フラワーアート、ブックフェア、少数民族エリアなど。旅行者も楽しめる展示品が多数並んでいます。混雑するのは1区全体で、グエンフエ通りからベンタイン市場まではかなり大変。タクシーの移動もままなりませんので、極力徒歩で移動するようにしましょう。

テト正月の注意点


テト正月は新暦と異なり、どのお店も最低三が日は休業します。長いところでは、政府の定めた連休もしくはそれ以上に休むお店もあるほど。旅行者にとっての生命線である雑貨店や博物館、レストランにスパなども休業する可能性が高いので、この時期は外すか、もしくは世界遺産のホイアンなど休業しないエリアに行くのもいいでしょう。また、テト正月期間は揃ってホテルの宿泊料金やレストランの料理の値段を上げるところがあります。さらに、混雑する場所ではスリやひったくり、置き引きに十分注意が必要です。

1月&2月のおすすめエリア

●ホーチミン

ベトナム最大の都市ホーチミン。バンコクやバリ島とはまた異なる東南アジアの都会の雰囲気を楽しめます。1月2月は過ごしやすい陽気が続きますので、アウトドアにもぴったり。メコンツアーやクチトンネルなど郊外ツアーにも積極的に足を運ぶことができます。また、ドンコイエリアでショッピングをしたり、市内に点在するお洒落カフェで小休止、昼下がりの午後にはスパで癒される、といった個人旅行も大いに楽しむことができます。もし雨が降ったとしても、ほとんどは数十分でからっとやみますので、近くの施設で雨宿りしてください。
ベンタイン市場で値段交渉

ベンタイン市場で値段交渉

ドンコイ通りでショッピング

ドンコイ通りでショッピング

伝統舞踊の鑑賞も

伝統舞踊の鑑賞も

鉄板のメコンツアー

鉄板のメコンツアー

新興宗教の礼拝の様子を見学

新興宗教の礼拝の様子を見学

クチトンネル

クチトンネル

●カンザー

カンザーはホーチミン郊外のエコ・スポット。世界的に問題視されているマングローブの減少。オゾン層の破壊や二酸化炭素の増加によって生態系が崩れているのが懸念されています。カンザーにはそのマングローブの森があり、日本人のツーリストポイントとしても人気です。個人旅行で車をチャーターして足を延ばす旅行者も見かけます。片道2時間程度なので、日帰りで楽しむことができるのもポイント。
ツアーではほぼ間違いなくマングローブの森とセットになっているのが、こちらのモンキーアイランド。サルの楽園です。数百のサルが野放しで飼育されているので、彼らの素行はほぼ野生。サングラスなど持ち物をとられるのは日常茶飯事。是非サルたちと戯れてください。
果てしない一本道を走ります

果てしない一本道を走ります

途中見えるこちらは……

途中見えるこちらは……

珍しい塩田でした

珍しい塩田でした

マングローブの森を小舟で周遊

マングローブの森を小舟で周遊

こちらがマングローブ

こちらがマングローブ

モンキーアイランド

モンキーアイランド

●フーコック島

ベトナムの秘境と呼ばれているフーコック島は、メコンデルタ地方最西端であり、カンボジアと国境に接している離れ小島。ここ数年で外国人が満足できるくらいまでインフラが整いましたので、日本人の姿もちらほらとうかがえます。それでもまだまだ認知度は低いため、旅行者にとっては喧噪から離れた南国アイランドとしてのリゾートライフを満喫できるでしょう。
ベトナムで最も夕日が美しいといわれているフーコック島には、サファリパークや真珠の養殖場、コショウ畑にヌクマム工場など見どころもたくさん、もちろんビーチで海水浴もおすすめ。ツアーデスクではジープのチャーターも受け付けているので、大人数だとより楽しい観光が待っています。恋人夫婦であれば、ホテルライフを楽しむのも。オンザビーチのホテルで息を呑むサンセットを眺める。それだけで一生の思い出のできあがりです。
コショウ畑

コショウ畑

ビーチでシーフードを堪能

ビーチでシーフードを堪能

サンセットを眺められるレストラン

サンセットを眺められるレストラン

国内初となるサファリパーク

国内初となるサファリパーク

真珠の養殖場

真珠の養殖場

イカ釣りのツアーも毎夜就航

イカ釣りのツアーも毎夜就航

1月&2月のピックアップグルメ

こちらは南部名物のフーティウ。発祥はカンボジアという説が有力で、徐々にメコンデルタ地方からホーチミンへ伝わってきたとされています。フーティウはフォーと同じ米粉麺。一度乾燥させているので独特のコシが特徴。豚肉をベースとしたこってりスープで麺を絡ませます。具は骨付き豚肉が定番。

いかがでしたか。1月と2月は雨期が明けたばかりの南部がおすすめ。いままで「雨期だからホーチミンはやめておこう」と敬遠していた人は、再度計画を練り直してみてください。もちろん南部以外でも、中南部、中部、北部といずれも雨期は抜けていますので、旅行のしやすいシーズンといえるでしょう。以上、ベトナムナビがお届けしました!
関連タグ:1月2月

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-12-19

ページTOPへ▲

その他の記事を見る