どちらのナイトタイムを過ごしたい?ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市を検証
こんにちは、ベトナムナビです。これからベトナムに向かわれる旅行者は、ナイトライフはどのようなプランを考えていますか。旅行者向けのエンターテイメントを楽しむのもいいですし、夜景を眺めて夜の町を散歩するのもいいでしょう。ナイトマーケットやお店のショッピングも捨てがたいですね。今回は、日本人旅行者が最も多いハノイ、ダナン(ホイアン)、ホーチミンの三大都市のナイトライフの過ごし方を比較したいと思います。
ハノイは北部に位置するベトナムの首都。南部のホーチミンが商業都市ならば、ハノイは政治と芸術の町と対比されています。ハノイ旅行者は服装に注意。東南アジアといっても、ハノイの夜は肌寒く、特に気温の下がる11月以降は長袖だけでは物足りません。ジャンパーを一枚用意しておくと心強いです。
●ホアンキエム湖ホアンキエム湖はハノイ観光の中心に広がる湖。湖に沿って続く遊歩道は夜になるとライトアップされて綺麗です。子供連れのファミリーや恋人のデートスポットにもなっていて、湖畔の芝生に座って肩をよりそっている姿を見ていると、なんだかほのぼのとします。また、自転車やバイクに乗った屋台も出てきて、アイスや子供のおもちゃを売る姿も。アーティストの弾き語りや似顔絵を描いてくれる人もいて、ハノイらしい静かで情緒あるナイトライフをおくることができます。また、シクロも夜遅くまで営業中。10万ドン程度で湖を一周してくれます。シクロからみる景色は少し角度が変わるので、また新たな風景を写真に収めることができるでしょう。
玉山祠
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ブライダルフォトの撮影場でもあります
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ライトアップされた湖畔の遊歩道
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屋台も出てきます
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●旧市街旧市街はホアンキエム湖を北上した場所に広がる町。昼間は閑静な道が続いている素朴なエリアですが、夜になると若者や外国人旅行者が集まり、ちょっとしたお祭り騒ぎとなります。特にターヒエン通りは日中は人影もない静かな通りですが、夜には毎夜通りにプラスティックの椅子が並んで、鶏肉をつまみながらビール瓶を傾ける人たちで大賑わい。近くには夜遅くまで営業しているスパマッサージ店や昔ながらの食堂もありますので、一夜をここで過ごすこともできます。ただし、女性一人もしくは女性だけで夜歩きする際は、極力人が集まっているところを歩いてください。外套もすくないですし、酔っ払いに絡まれることもあるかもしれません。
ターヒエン通り
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毎夜この賑わい
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雑貨店も
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旅行者の姿が多いです
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●週末ナイトマーケット(旧市街)旧市街で毎週末に開催されるナイトマーケット。縁日のようにドンスアン市場まで続く一本道沿いには、数百の屋台が並びます。また、ガイドブックには紹介されていませんが、ここで食べる鶏肉の串焼きは絶品です。ハノイは知る人ぞ知る鶏肉が名物。炭で焼いているので肉はうま味がひきしまっていてとてもジューシーです。また、お土産をここで調達するのもいいでしょう。洋服やズボン、アクセサリーといった服飾店が多く並ぶ一方、旅行者向けのベトナム雑貨を扱う店もあります。ちなみにドンスアン市場の周辺にある食堂は、政府に認められた深夜営業(2時まで)が許可された店。小腹が空いたときは、ここの深夜食堂を利用しましょう。
屋台グルメはどれもおいしそう
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串焼きもたくさん
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ジーンズが大ブーム
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ナイトマーケットはベトナム人も大好き
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●バクダン通り続いてご紹介するのは中部地方。ダナンが最大の都市ですが、ハノイやホーチミンと比べると都会とはいえません。目抜き通りはハン川沿いを南北に走るバクダン通り。ライトアップもされて、幅広い遊歩道からはソンハン橋やロン橋のイルミネーションを鑑賞することができます。夜になるとカップルの憩いの場所となっているほか、周辺はホテル街なので旅行者の姿も多く見かけます。また、同じくバクダン通りの道路を反対側には、お洒落なカフェバーや屋台が並んでいます。夜の澄んだ空気を満喫しながら、ちょっとしたリゾート気分を味わえるはずです。また、バイクを持っているならばソンハン橋に是非行ってほしいところです。ソンハン橋の上も見晴らしのいいデートスポットになっていて、夜になるとカメラマンのおじさんが出没して、その場でポラロイドカメラで写真を撮って、その場でプリントアウトしてくれます。
ハノイやホーチミンと比べるとしっとりとしています
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お洒落なカフェには若者が集まります
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バクダン通りの夜景
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コーヒーやジュースを一杯
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●ミーケービーチバクダン通りからソンハン橋かロン橋を渡った先には、ダナン最大のビーチエリアであるミーケービーチがあります。夜は人影も明かりもないひっそりとした場所ですが、その周りにはシーフードを食べられるローカル食堂やレストランが並んでいます。たらいに入った魚介を指さしチョイスするだけです。スタッフが英語ができるならば、調理方法を指定することもできます。ダナンのシーフードはホーチミンやリゾート地のニャチャンなどで食べるよりもだいぶリーズナブル。ぼったくられることもそうそうありません。また、この界隈は近年リゾート開発が進んでいます。食後はタクシーを捕まえる前に海沿いの夜の散歩をしてみるのもいいかもしれませんね。
ローカル食堂。みんなでワイワイとビールを飲む
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夜のミーケービーチ。少し怖い
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●歴史保護地区縦に伸びるレロイ通りから歴史保護地区に入り、日本橋を拠点に東西を走るチャンフー通りとバクダン通り、グエンタイホック通り、グエンティミンカイ通りが歴史保護地区。毎月旧暦の14日にはランタン祭りが開催されます。蛍光灯の人工的な明かりは消え、ランタンとろうそくの軽やかな明かりだけがホイアンを照らします。その様子は古き良き日本を彷彿とさせるノスタルジー香る雰囲気。幻想的な悠久の時間をお楽しみください。
アオザイのオーダーメイドは時間がかかるので、夜の涼しいときがおすすめです
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幻想的な灯篭流し
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夜の雑貨探しは気分が高鳴ります
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さまざまな出し物も
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●ナイトマーケットトゥボン川に架かる橋を渡った先はナイトマーケットが毎夜開催されています。100m程度の一本道には雑貨を扱う屋台が多数並び、その傍らにはお洒落なカフェやレストランもあります。ランタンをお土産にと考えている方は、ここで買うのがおすすめです。デザイン、カラー、明かりの発光具合をきちんと確かめて買ってくださいね。ただし、電気の場合は日本で使う場合変圧器が必要です。
墨絵。好きな言葉を入れることができます
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雑貨がたくさん
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ベトナムらしい雰囲気です
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どの雑貨を選びますか?
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●ドンコイ通り最後は南部ホーチミン。雑貨天国と呼ばれるベトナムですが、その発祥はここホーチミンのドンコイ通り。ベトナムの銀座と呼ばれるように、雑貨、レストラン、スパ、ホテルが多数並んでいます。日本人のビギナー旅行者や女性旅行者はまず間違いなく一度は訪れる通りと言えるでしょう。夜も変わらずネオンに包まれ、グエンフエ通りはライトアップもされて美観です。夜のショッピングはいつだって気分が盛り上がるものです。
夜のショッピング
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4つ星コンチネンタルホテル
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雑貨店も営業中
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カフェで夜を少しの時間を過ごすのも
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●バックパッカー街ベンタイン市場から歩いて10分ほどでバックパッカー街に着きます。ファンぐーラオ通り、デタム通り、ブイビエン通りなどの目抜き通りから構成される街並みで、夜になると路上でビールを飲むバックパッカーやベトナム人の若者で毎夜賑わいます。男性向けのバーもありますが、女性が楽しめるカフェやスパ&マッサージも多数あります。ただし、夜は治安も悪くなります。賭博や売春はベトナムでは重い罪なので、くれぐれも甘い誘いにのらないようにしてください。
欧米人バックパッカーが多い
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大きな荷物を背負って安宿探し
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路上屋台
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どこも深夜まで賑わっています
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ホーチミンには他の各都市よりも夜を彩るエンターテイメントが数多くあります。自力で行けるところもあれば、ツアーで効率よくいくことをおすすめするところまで。特に旅行者定番のサイゴン川ディナークルーズは鉄板だけど外せないナイトスポット。一日にすべてを回ることはできませんが、滞在中はホテルにこもらないで、積極的に町に繰り出してください。
いかがでしたか。ハノイ、ダナン、ホイアン、そしてホーチミンの夜を比べてみました。旅行者のみなさんはどの町の夜を歩いてみたいですか。きっと選んだ先では最高のベトナムの夜が待っていることでしょう。以上、ベトナムナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-01-07