ベトナム雑貨特集!

旅行客を虜にする魅惑のベトナム雑貨をご紹介♪


こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムと言えば「雑貨」が最初に思いつくくらい、雑貨はベトナム旅行の代名詞的存在になっていますね。特に女性に大人気で、ベトナム雑貨が目当てで旅行に来た!なんて人も多くいるのではないでしょうか。観光客を虜にして病まないベトナム雑貨郡を今回は一挙ご紹介したいと思います♪

ベトナム雑貨ってなあに?


そもそもベトナム雑貨とはいったい何を指すのでしょうか。ベトナム雑貨と言えば小物やアクセサリー、バッグやサンダルなどの服飾品をまず最初に想像する人が多いかと思いますが、実はベトナム雑貨にはこれといった定義はございません。なぜなら、「雑貨」という単語自体がベトナム語にはないからです。観光客がお手ごろ価格で購入できる置物、小物、服飾、民芸品などを総称して日本人が雑貨と呼んでいるにすぎないということを覚えておきましょう。

ベトナム雑貨の種類


ではベトナム雑貨は具体的にどんな種類があるのでしょうか?
今回は数多のベトナム雑貨をカテゴリー別に紹介したいと思います。具体的には「バッチャン焼き」、「漆器」、「刺繍」、「服飾」、「小物(置物)」、「日用品」に分けて詳細をご説明します。
さあ、ベトナム雑貨をご堪能ください!!

バッチャン焼き


最初はバッチャン焼き。写真のような急須やレンゲなどを雑貨ショップでは必ずといっていいほど見ることができます。これらはバッチャン焼きと呼ばれるもので、ベトナム北部バッチャン村でしか作られることはありません。最近は模造品も数多く出回っていますので、購入する際は市場ではなく信頼できるお土産ショップで購入するようにしましょう。


歴史

バッチャン焼きは16世紀に謳歌しました。当時はアジア諸国やヨーロッパと交易が盛んに行われていて、中でもバッチャン焼きは中国への献上品として重宝されていました。素朴な焼き方や模様は日本でも人気がありましたが、17世紀に入ると日本は鎖国に入り、中国はより完成された漆器を愛でるようになり、次第にバッチャン焼きの人気は衰退していきました。現在ではバッチャン村に住む少数の人々が観光客向けの民芸品として焼き上げているのみにとどまっています。


種類

バッチャン焼きの種類は多様で、アンティークとして飾って愛でる品から実用性のある急須やマグカップなどさまざまです。また、金魚や竹、トンボや蓮などをあしらった模様はバッチャン焼きの特徴であり、シンプルな装飾を好む日本人には人気の品々となっています。

ソーサー付コーヒーカップ

ソーサー付コーヒーカップ

急須

急須

マグカップ

マグカップ

レンゲ

レンゲ

バッチャン焼きを購入する際は模造品に当たらないように、できれば日系運営の信頼できるショップで購入してください。

漆器


漆器はバッチャン焼きと並んで外国人観光客に支持されている雑貨の一つです。ベトナムでは古くから漆塗りの歴史があり、焼き物と対を成してベトナム国民の日用品として使われていました。現在でも市場、ショップ、スーパーに行けばいく種類もの漆器を目にすることができます。


歴史

漆器の歴史は遡ること19世紀。当時納めていた院朝の首都は現在のフエにありました。そこでは王宮の建築物の随所に漆が塗られていて、当時から黒や赤だけではなく多様な色合いを駆使していました。現在の漆器はさらに工夫がなされ、卵や貝の殻を散りばめて漆を塗った漆器が比較的ポピュラーとなっています。


種類

種類、用途もさまざまです。アクセサリーや小物を入れる小箱から茶碗、花瓶、急須など、どれも目を見張るものばかりです。卵と貝殻が入った模様の漆器は若干お値段が高くなります。漆器は直射日光に当たり続けると、独特となる艶が褪せてしまいますので、市場で購入するよりはショップがおすすめです。

卵の殻やユニークな模様が施されています

卵の殻やユニークな模様が施されています

茶碗

茶碗

小箱

小箱

さまざまな色合いの漆器が並んでいます

さまざまな色合いの漆器が並んでいます

刺繍


ベトナムの文化として古くから定着しているのが刺繍です。ベトナム人女性が一枚の刺繍画を複数人で織り成し、数週間から半年間くらいかけて完成させます。職人が一つ一つ手作業で仕上げるので、お値段は高くなりますが、その分お土産としては最適です。ナビが自信を持っておすすめする雑貨です。画は専門店、服飾、小物は市場などで購入できます。


歴史

刺繍の歴史は漆器同様19世紀のフエ王朝時代に遡ります。王宮では職人が王族の衣装に施す模様に刺繍を使っていたのがはじまりと言われています。また、刺繍絵画も作られるようになり、主に風景画でした。ベトナムの雄大な大自然を糸で描くには多彩な色が必要となり、職人たちはたくさんの色づかいを絵に表す技術を体得しなければなりませんでした。
しかし雑貨土産として刺繍が人気になったのは、実はここ最近の話。豊富な色づかい、デザインは雑貨としては非常にファッショナブルで、欧米人、日本人女性に指示を得ることができました。


種類

現在では刺繍画だけではなく、さまざまな雑貨に刺繍が施されるようになりました。刺繍を購入する際は、目を近づけて、よく見ることが大切です。色の種類、縫い目の間隔、ほつれの有無などをよく確認しましょう。豊富な種類を使い、細かく仕上げられているものほど品質が高いです。

筆箱

筆箱

ポーチ

ポーチ

ノンラー(笠)

ノンラー(笠)

トートバッグ

トートバッグ

服飾品


ベトナム雑貨の王道とも言える数多の服飾品郡たち。特に女性ならば1日中探し回り、買いあさっても足りないくらいなのでは?(笑)バッグ、サンダル、アクセサリー、財布など身につけるあらゆるものは雑貨として観光客に絶大な支持を得ています。市場で購入するときはぼったくられないように値段交渉が必須のアイテムとなります。是非、交渉も楽しんでください。


歴史

長きに渡り続いていたベトナム戦争が終わり、ベトナムもようやく観光に力を入れることができた1980年代以降、ベトナムの歴史の副産物によってできたものが雑貨です。元来手先が器用なベトナム人は、さまざまな服飾品を自分で作っては物々交換、金銭と交換して生活を営んできました。そして2000年代に入ると日本人の間で「アジアンテイスト」な服飾品アクセサリーが話題を呼ぶようになり、そこでベトナム雑貨が一躍有名になりました。現在ではベトナム雑貨に魅了された観光客は日本人だけにとどまらなく、アジア、欧米と世界中から求められるようになり、一つの産業として確立することとなりました。


種類

東南アジア独特の模様や素材を使い、欧米の洒落たデザインが調和したベトナム雑貨は他のアジアン雑貨とは一線を引いてください。ベトナムならではの服飾雑貨は実に豊富で店によってデザインはまったくことなります。一軒一軒ショップを訪ねて、自分に合ったお店を見つけましょう。

アクセサリー

アクセサリー

ベトナム財布

ベトナム財布

バッグ

バッグ

サンダル

サンダル

ノンラー(笠)

ノンラー(笠)

ベトナム雑貨特集!雑貨

小物(置物)


アジアン雑貨の象徴的存在が小物(置物)です。実用的なものから飾るアンティーク的なものまでその種類はとても豊富です。ベトナム雑貨の特徴はベトナムの名物、特徴が形になったものです。アオザイ人形や観光スポットのマグネットなどはその代表的な雑貨群の一つで、値段も安いことから知人、友人、家族、会社の同僚などに大量買いしたいものばかりが揃っています。


歴史

当初はベトナム雑貨といっても、他の東南アジア諸国にも見かけるようなありがちな雑貨ばかりでした。しかし、外国人から支持される伝統衣装のアオザイや名物料理を形にした人形、マグネットなどを売り出すようになると、ベトナム雑貨として一つのジャンルを確立することができました。現在では「雑貨天国」と称されるまでにいたり、ベトナムでしか手に入らない雑貨群が市場やショップには溢れるようになりました。これほどまでに雑貨を観光名物として売り出している国は他にはないと言っても過言ではありません。


種類

写真のようなベトナム名物料理をマグネットにしたユニークなものから木彫りの名刺入れ、置物など、種類はまさに多種多様です。最近では欧米人や日本人がデザインした雑貨も出回るようになり、観光客向けに質のいい商品が売られるようになりました。また少数民族が作った民芸品なども根強い人気があり、値段は張りますが希少価値が高いため観光客には人気があります。
不滅の人気、アオザイ人形

不滅の人気、アオザイ人形

木彫りの置物

木彫りの置物

マグネット

マグネット

最近のアオザイ人形はカラフル

最近のアオザイ人形はカラフル

ポストカード

ポストカード

マグネット人形

マグネット人形

日用品雑貨


最後に紹介するのは日用品雑貨です。「せっかくだから日常で使えるような雑貨がほしい」、「自分はアジアン雑貨が大好きだから、日々使えるように身近にある雑貨がほしい」。そんな方々の欲望を叶えてくれる雑貨です。
メイドインベトナムの雑貨は品質が高いため、実用性に富んでいるものばかりです。

歴史

ベトナムは古くから日本のように女性が家を守る立場にありました。そしてベトナム戦争や侵略など、生活は常におびやかされていました。そこでベトナムでは日用生活用品が非常に重宝され、「なければ自分で作る」という習慣が根付きました。そして現在ではそれを本業として職人となった方も多くいます。彼らは一つ一つ手作りで仕上げた良質な雑貨を商品として観光客やベトナム人の人々に提供しています。

種類

最近では企業が経営する専門店も現れるようになりました。アロマやお香など東南アジアを彷彿されるような雑貨群をショッピングセンターやデパートでも見られるようになりました。ただし、ナビとしてはベトナム雑貨の本質というのは、手先が器用なベトナム人の方々が一つ一つ丁寧に手がけた市場で売られているような雑貨であるべきと考えます。時代が流れればニーズは多様化してきますが、それでも観光客がベトナム雑貨に求めるものというのは案外変わらないのではと思います。
匙(さじ)

匙(さじ)

箸

茶碗

茶碗

木彫りお椀

木彫りお椀

服飾や小物雑貨はここで買おう


これまで紹介した服飾品、小物、日用品雑貨群は市場やお土産ショップで購入することができます。市場は品質に難があるため、お値段が張るものはショップで購入するようにしましょう。市場で売っているものはショップでもたいていは購入することができますし、「値段交渉はもう嫌!」という人にも最適です。無論市場で値段交渉をして欲しい雑貨を手に入れるというのもベトナム旅行の醍醐味ではあります。


いかがでしたか。今回はベトナム雑貨の特集という形でどんな雑貨があるのか、その歴史と種類をご紹介しました。
発展を続けるベトナムも日本人観光客を虜にする雑貨はこれからも健在です♪
ベトナムに訪れた際は是非、雑貨漁りに精を出してください!
以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:雑貨

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-03-27

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