こんにちは。ベトナムナビです。かつてフランスの統治下にあったホーチミンには、味わいあふれる建物が現在も現役でがんばっています。今日はそんなホーチミンの建物をいくつか、紹介しましょう。
中央郵便局
ホーチミンのコロニアル建築物の中でもとびきり芸術的な「中央郵便局」。聖マリア教会の横にあるこの建物ですが、建物に入る前の道幅も広くゆったりとしていて、一帯が「東洋のプチパリと言わしめる街並み」と思わせる雰囲気。ヨーロッパの駅のようだと例えられることが多いのですが、1886年から当時ベトナムを統治していたフランス政府によるフランスへの連絡手段として造られたものだそう。
聖母マリア教会
フランス統治時代に建てられた教会は、空にすっくと立ち上がっているような60メートルほどの優美な塔に特徴があり、ゴチック建築としても有名です。空がこんなに広かったのかと手を広げたくなるような景色と雰囲気がそこには広がっています。
ベトナム歴史博物館
レユアン通りとグエンビンキエン通りの交差点、レユアン通りの最東端、サイゴン植動物園の隣りにあります。一見ちょっと変わったデザインのこちらのクリームイエローの建物は西洋と東洋の折衷、インドシナ様式の建築スタイルでフランス人建築家エブラール氏の代表作とのこと。そう言われてみれば確かにこの建物、西洋風とも東洋風とも違い、コロニアル建築をよく見かけることのできるベトナムの歴史建造物としてはちょっと珍しい感じの建物です。
コンチネンタルホテル
プチパリの面影を存分に残すサイゴンの代表的なコロニアル建築物のひとつ「コンチネンタルホテル」。フランスの有名な女優カトリーヌ・ドヌーヴが主演した映画「インドシナ」に出てきたことでも有名なホテルです。
市民劇場
ドンコイ通りの真中にあるホーチミンのオペラハウス。フランス統治時代に建築され、リノベーションを重ねつつも、当時と同じ様相を忠実に再現されています。週末の夜などオーケストラのコンサートやバレエなどの公演があります。
マジェスティックホテル
サイゴン4大コロニアル(コンチネンタル、グランド、レックス、マジェスティック)のうち、最も歴史が長く格式あるホテル。1925年の創業で、外観、内部とも数回の改装を経ていますが、クラシックなコロニアル様式は昔と変わらず、ロビーに入ると円柱とアーチの格調の高さに圧倒され、白がベースの優雅な様相には、思わずほぉっとため息がでるほど。
ベンタイン市場
1914年の設立と歴史あるベンタイン市場。時計台の形をした入口。この中に生鮮品、食品、衣類、服飾品など、1000以上のお店が集まり、人々の生活がそのままぎっしり詰まっています。100年になろうとする歴史ある建物の下で、買い物を楽しんでみては。
いかがでしたか?上で紹介した建物だけでなく、小さなお店までホーミチンにはそそられる建物がいっぱい。ホーチミンで建物めぐり、是非楽しんでみてくださいね。以上、ベトナムナビでした。