ベトナム国内を、長距離バスで移動してみよう!
シンチャオ、ベトナムナビです!全長1650キロ、ベトナムは日本と同じように縦に長~い国。北部、中部、南部それぞれの地域によって気候や風土、言葉や食など全て異なる特徴を持っているので、もしも時間が許すものなら「ベトナム旅行の醍醐味」を味わうべく、縦断ルートで旅をしてみたいもの。ベトナム国内での交通手段は飛行機、列車、バス、船などいろいろなものがありますが、今日はその中でもバックパッカーの人たちには欠かせない安くて便利な「ベトナムの長距離バス」の実情はどんな感じなのかをナビがレポートしたいと思います!
南部ホーチミンから中部ダラットへ約7時間の旅
本日ナビが南部の街「ホーチミン」から向かうのは、中部にある高原都市「ダラット」。ここは、フランス植民地時代に開発された場所でベトナムのハネムーナーが数多く訪れるロマンティックな避暑地です。年間を通じての平均気温は20℃前後と過ごしやすくとても爽やか。そんな「ダラット」の畑で育つ野菜や果物は、みずみずしく、おいしいことも有名です☆
チケットの買い方
南部ホーチミンで長距離バスの出発地になるのは、バックパッカー御用達の街デタム通り周辺エリアです。ここはリーズナブルなゲストハウスやツアーデスクが数多く並び、世界から訪れる旅人たちの「ベトナム南部エリア」の拠点となる場所。
ナビがやって来たのはダラットを中心に拠点を構える旅行会社「PHUONG TRANG社」オフィス内のホワイトボードには早朝6時から深夜1時まで30分おきのダラット行きのバスのタイムテーブルが。
今日は一番の混雑が予想される土曜日の朝。6時50分にやって来て、7時の便はすでに満席だったので7時45分の便をその場で抑えます。予定を確実に決めたい方は前日までに予約した方がいいでしょう。
<CONG TY PHUONG TRANG 住所:272 De Tham,P.Pham Ngu Lao,Dist1,HCM City 電話番号:08-3920-8559>
デタム通りには一日中こんな感じでツアーバスが出たり入ったり。本日ナビが乗る「PHUONG TRANG社」オレンジ色のダラット行きバスがやってきました。オフィスの目の前から出発します。
「何だ、全然快適じゃん!」と思った瞬間、社内に大音量で鳴り響くベトナミー歌謡のミュージックサービス(たぶん運転手さんが聞きたいだけ。)と無意味に鳴らし続けられるクラクションの音に唖然!「う、(@_@)これが7時間続くのかな…。」一番前の座席だったこともあって、ベトナムによくありがちな騒音被害の洗礼を直撃してしまったナビ。ノイズが気になる方は、後方の座席を指定することをおススメします!
2時間後、最初のトイレ休憩です
ビービービービーと鳴らされ続けるクラクションの騒音に少しずつ慣れる頃、出発から約2時間ほどで到着するBIEN HOAという街の近くにある休憩所へ到着しました。トイレは清潔だし売店はコンビニみたいに充実してるし、とても快適な休憩タイム。その場で食べやすく剥いてもらえるフルーツを買ってる人がたくさんいます。
車内からの景色を楽しみつつ、もう2時間でランチ休憩
車窓からの風景を眺めるのも旅の楽しみのひとつ。特にのんびりと長距離バスで移動する時間が許されるってことはある意味、すごく贅沢なもの。ベトナムの田舎の風景はとっても風情があって情緒的なんですよ!
先ほどのトイレ休憩から約2時間、Di Linhという街の近くにある休憩所で40分のランチタイム休憩です。
お疲れさま~、出発から約7時間でダラットへ到着~♪
ランチタイム休憩から2時間半、最後のドライブ。車内の大画面テレビジョンでオカマショーの映像が流れる頃、窓の外は徐々に緑が深くなりバスは山の中へと進んでいきます。ここまで来たらあと一息!
<ベトナムの歌謡ショーにオカマちゃんはつきもの☆>
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「ダラットへようこそ~!」
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出発から約7時間、「PHUONG TRANG社ダラットオフィス」へ到着しました~。なんとバスを降りた後、オフィスから車で市内の目的地(宿泊先など)まで送ってくれるサービスつきなんです。これでたったの11万ドン(約600円)って、感動モノの安さ!
ちょこっとうるさいクラクションの音に慣れさへすれば、終始快適に過ごせた「ホーチミン~ダラット長距離バスの旅」。危険もなく道中の休憩所も衛生的だったから、これなら女子旅の交通手段にしたってきっと大丈夫。「バスの車窓から異国の景色を思う存分楽しむ。」なんて、本当の意味でとっても贅沢な時間ですよね~。以上、「南部ホーチミンから中部ダラットへ約7時間の旅」、ベトナムナビがお伝えしました。
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記事登録日:2009-06-17