個人旅行で行く一泊カンザーの旅

ホーチミンの郊外へ一泊旅行!道中はベトナムらしさ120%!


こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミン郊外のカンザーは、マングローブの森を鑑賞できる日帰りツアーが人気の町。しかし、車やバスでカンザーまでひとっとびでは、ちょっと味気ないと思いませんか。カンザーまではなんといっても道中がとても楽しいんです。ベトナムらしく、南国らしい旅路を保証します。ということで、今回はベトナムらしくバイクに乗って、個人で行く一泊二日のカンザー旅行をご紹介します!

まずはフェリーに乗ろう!


旅の最初の目玉は「フェリー」。2区の港湾から毎日定期運航しています。日本のように何十台という車を乗せることはできませんが、ここはベトナムらしく数十台のバイクが一斉にフェリーに乗り込みます。そして、驚くべきは運賃。なんと片道日本円にして20円で対岸まで運んでくれます。近年は度重なるインフレーションですべての物価が上がっている中、フェリーだけは現地人の強い味方です。
こちらがベトナム版フェリー

こちらがベトナム版フェリー

バイクが押し寄せて待機

バイクが押し寄せて待機

対岸までは約15分程度。すぐです

対岸までは約15分程度。すぐです

やってきたのはドンナイ省。ホーチミンの隣の町です

やってきたのはドンナイ省。ホーチミンの隣の町です

ドンナイ省で一息


ドンナイ省はホーチミンの隣町。車で行くとなると90分ほどかかります。旅行者にとっては聞きなれない町ですが、在住日本人にとっては工場団地があるお馴染みの町。また、近年はタンソンニャット国際空港をここドンナイ省に移転する噂も浮上しております。本当かどうかは定かではありませんが、今後発展していく期待の町です。ただし、現在はまだまだ何もないのどかな町並み。オープンカフェで一息いれつつ、バイクで先に向かいます。

次は庶民派フェリーでリアル・ジャングルクルーズ


20分ほどバイクで走った先に待ち構えているのは、再びフェリー。といっても今度のフェリーはかなり庶民派。今にも沈みそうな木造高速ボートにバイクを数台のせて、再び対岸まで川を渡ります。こちらは200円程度。船主個人で営業しているようです。対岸までの所要時間は10分ほどですが、道中はメコン川と思わせるような雄大な川が広がっています。背の高い水草が生え、船はその脇を躊躇なくすり抜けます。ツアーではメコン川のジャングルクルーズが人気ですが、こちらはかなりリアルです。そして南国の風を切って、気分はベトナム!
船着き場

船着き場

こんな船に……乗るんです。これがベトナムです

こんな船に……乗るんです。これがベトナムです

雄大な川

雄大な川

ジャングルクルーズです

ジャングルクルーズです

カンザーに到着!


船から降りたら、そこはもうカンザーです。道順としてはフェリーで一度ドンナイ省に入り、再び小船でホーチミン郊外のカンザーに入るというイメージです。ツアーではすべて陸路で行きますが、個人でバイクで行くならば、これが最短距離となります。この道順を正確になぞることができる旅行者はかなりのつわものです。マングローブの森やモンキーアイランドがある名所までは、バイクで一本道をひたすら走る必要があります。かなり距離があるので、道中は写真上のような屋台で休み休み向かいましょう。ちなみに、写真のこちらはニッパヤシのジュースが飲める屋台。ニッパヤシはカンザーの名物となります。
この道をひたすらまっすぐ。ここまでくると、ルートはツアーと変わりません

この道をひたすらまっすぐ。ここまでくると、ルートはツアーと変わりません

初めて見る人も多いかと思う塩田

初めて見る人も多いかと思う塩田


マングローブの森を探索


まず最初にやってきたカンザースポットは「マングローブの森」です。マングローブはその不思議な生態系が世界で研究の対象となっていて、保護が叫ばれています。大地に根を張り、水に根を張ることができるマングローブは、見ているだけで自然の神秘を感じることができます。マングローブの森は複数個所ありますが、いずれも観光地化されていて、外国人が個人で来ても楽しめるアクティブツアーも用意されています。

入口はかなり観光地化されています

入口はかなり観光地化されています

雄大な森はすべてマングローブ

雄大な森はすべてマングローブ

こちらがマングローブ

こちらがマングローブ

ここにしか住まない野鳥植物もいます。その理由は現在も不明

ここにしか住まない野鳥植物もいます。その理由は現在も不明

モンキーアイランドでサルと交流


数百のサルたちが半野生の姿で放し飼いされている、まさにサルの楽園、「モンキーアイランド」。「とはいってもお客に危害を加える心配はないんでしょ?」と余裕でいるのは危険です。背後からサルが忍び寄ってきて、サングラスやポーチ、財布などを奪い去ってしまうこともよくあります。サルの楽園なので、あくまでも人間はお邪魔させてもらっていることを忘れてはいけません。ちなみに、万が一ものを盗まれたら、近くにいる係員に相談しましょう。運が良ければ取り返してくれます。その際はささやかなチップをわたしてください。
数百のサルが放し飼い

数百のサルが放し飼い

一本道を往復します

一本道を往復します

所要時間は片道20分程度

所要時間は片道20分程度

自由に生きるサルは少しうらやましいかも

自由に生きるサルは少しうらやましいかも

ホテルでくつろぎ夜を待つ


午前中からホーチミン1区を出たとしても、モンキーアイランドまで楽しんだら、時刻はすっかり夕暮れです。ホテルでゆっくり休んで夜を待ちましょう。ちなみに、カンザーにはあまりホテルがありませんので、おすすめは4月30日ビーチのすぐそばのリゾートホテルです。

ハンユン市場で海鮮三昧!


4月30日ビーチの傍には、ハンユン市場があります。昼間はあまり人のいない殺伐とした市場ですが、夜になると、現地人や観光客が集まってきて、ここでシーフードにありつきます。市場外回りは日用雑貨を売る商店が並び、市場の屋内はすべて魚介をうるお店。たらいに泳いでいる魚やエビ、イカ、カニ、タコ、貝類などを指さしでチョイス。ここで調理してもらって、外のテーブルで食べることができます。なんといっても安いです!
屋内の様子

屋内の様子

外国人もちらほら見かけます

外国人もちらほら見かけます

日本では見かけない魚や貝が多いです

日本では見かけない魚や貝が多いです

エビやシャコはおすすめどころ

エビやシャコはおすすめどころ

1日目:終了

1日目はこれにて終了。明日は近くの4月30日ビーチを楽しんだあと、ホーチミンに帰路につきます。できれば昼過ぎにはホーチミンに着きたいという方は、なるべく早い時間に起きるようにしてください。

4月30日ビーチ


カンザー最後の観光スポットは、こちら4月30日ビーチ。ビーチまでの道中は屋台街になっていて、魚介を扱う数十の屋台が並んでいます。エビとカニのフリッターはかなりおいしいです。一本100円(2万ドン)。ここの屋台で買った料理は、砂浜のデッキチェアで食べることができます。1日レンタル料を払うことになりますが、時間制限はありません。海は遠浅なので海水浴には適していませんが、子供を遊ばせるにはちょうどいいですね。
屋台ストリート

屋台ストリート

エビのから揚げ

エビのから揚げ

テント風です

テント風です

海はそれほど綺麗ではありません

海はそれほど綺麗ではありません


いかがでしたか。帰り道は同じ道順を辿ってもいいですし、陸をひたすら進むのもありです。所要時間はフェリーを使えば2時間程度。すべて陸で行けば2時間半から3時間程度となります。南国度120%のカンザー個人旅行は、旅通の人におすすめです!以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:カンザーカンヨー

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-11-01

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