中部地方の名物料理を食べ尽くそう!
こんにちは、ベトナムナビです。
今回ご紹介するのはベトナム中部地方で食べられる名物料理です。
中部地方最大の都市ダナンでは、これだけは食べておきたい名物料理が5つあります。
南部や中部でも食べられる料理もありますが、中部地方の名物のため、地元の人は食べ方にさまざまなこだわりがあるようです。
それでは早速中部名物料理の紹介をしたいと思います!
※記載している値段は2012年2月時点です。
Banh Canh(バンカン)
南部や北部でも食べることができる料理ですが、実は中部地方の発信であることはあまり知られていません。
うずらのたまごや刻みネギ、かまぼこ(チャカー)に酸味のきいた赤い玉ねぎとヘルシーな具材です。麺は通常は米粉が一般的ですが、ダナンをはじめとした中部地方では米粉と片栗粉のどちらかを注文時に選ぶことができます。
麺を食べている途中、口直しに揚げパンをスープに浸して食べます。これが通な人の食べ方です。
ちなみに揚げパンはバンカンと一緒に出てきます。オーダーミスではありませんのでご注意ください。
スープが染み込んだパンはやわらかく、香ばしくて病みつきになります。
値段は店によって異なりますが、平均してバンカンが2万5千ドン程度、揚げパンは5千ドン程度です。
Banh Cuon(バンクン)
バンクンはもっちりした食感に、乾燥したたまねぎのシャキシャキ感が絶妙にマッチしています。
さつま揚げや鶏肉の乾燥物、レタスをヌクマムに付けて食べると旨味が増します。
この料理はベトナム全土で食べることができますが、鶏肉の乾燥物やレタスと一緒に食べるのはダナンのみの食べ方です。
また、バンクンはベトナム人にとっては小腹が空く朝食に食べる料理です。バンクンは屋台で食べることができますが、早朝の時間帯しか営業しておりませんので、食べたい方は早起きしましょう。
値段は平均1万5千ドンです。
Bun Cha Ca(ブンチャカー)
ブンチャカーはベトナム料理の定番的存在です。米粉でできた細麺に揚げかまぼこ、トマト、カボチャ、キャベツが具として使われています。
スープはあっさりとした薄味で、ダシにパイナップルを使用しているため少々酸味がきいた甘酸っぱい味わいとなっています。味に物足りなさを覚えた人はヌクマムを足して調節しましょう。
一杯2万ドンからです。
フォーのような見た目です
|
|
カボチャなどの具と一緒に召し上がれ
|
Mi Quang(ミークアン)
ミークワンは中部地方の代表的名物です。
米粉で作られた麺の太さは中部地方の中でも地域によって異なります。
ナビが食べたダナンでは、きしめんのように平べったい麺でした。スープは薄味でさっぱりしていて、たまごやエビ、レタスの上に砕いたピーナッツが散りばめられています。
ホーチミンなど中部以外ではなかなか食べられない料理なので、是非、御賞味ください。
値段は2万4千ドン程度です。
エビが豪華にのっています
|
|
カボスをつけると味が引き立ちます
|
Thit Heo Luoc Cuon Banh Trang(テッヘオロックコンバンチャン)
最後の名物料理はテッ・ヘオ・ロックコン・バンチャンです。生春巻きのように自分で作るのが特徴です。
ライスペーパーにバンヌックというもっちりした生地をのせて、レタスやもやし、香草などの野菜、豚肉を綺麗にのせます。この時うまくのせないと、巻くときに崩れてしまったり、ライスペーパーがやぶれてしまいますので何度も試してみましょう。
野菜をのせます
|
 |
バンヌックをのせます
|
 |
豚肉をのせます
|
正確な順番もありますが、自分が食べやすく、作りやすい方法を探すのも楽しみです |
うまく巻くことができたら「マンメン」という魚を発酵させて特製のタレにつけて食べましょう。
少しクセのある匂いですが、味は申し分ありません。
これで一人前約6万ドンです。
綺麗にのせます。けっこうコツがいるんですよ
|
|
マンメンに付けて食べます
|
その他
中部料理を楽しんでいただけましたでしょうか。
ただし、これだけではありません。中部地方は近海から魚介が豊富に獲れるので、海鮮料理も絶対におすすめです。
シーフード焼きそば
さまざまな魚介をふんだんに使っています
|
|
焼きそばのようなラーメンのような麺です
|
貝類
新鮮なので臭みがなくて食べやすい
|
|
バターソースで食べます
|
エビとイカ
新鮮なエビは香ばしいです
|
|
ベトナムのイカはとてもやわらかくておいしいです
|
カニ
一匹丸ごとでてきます
|
|
カニ味噌と身がたくさん詰まっています
|
いかがでしたか。中部ならではの名物料理と食べ方を覚えておくと、旅行に訪れた際、「食」を満たしてくれること間違いありません。以上、ベトナムナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-04-24