ベトナミーズ・シーフードを堪能しよう!
こんにちは、ベトナムナビです。
ベトナム料理と言えば真っ先に何を想像しますか?フォーやバインセオなどはもちろん定番ですが、実はベトナムはシーフードも絶品なんです。新鮮な魚介類をそのまま味わう食べ方や、ベトナミーズ・スタイルに調理をして食べる方法など、まさに料理の仕方は無限大!そんなシーフード料理を今回はたっぷりと紹介しちゃいます♪ベトナムに来たら絶対食べなきゃ損する料理。それがシーフードなのです!
おすすめエリアは
ベトナム旅行客の8割以上は南部ホーチミン観光と言われていますが、無論ホーチミンでもシーフードレストランは数多ございます。しかし、鮮度という観点から見ると、港町の中部ダナン、ビーチリゾートとして名高い中南部ニャチャン、ムイネーが一番ですね。このエリアで食べるシーフードはほとんどが素揚げ、または素焼きしただけのもの。一方ホーチミンで食べるシーフードは主にベトナミーズスタイルにアレンジされてものが中心です。新鮮な味を楽しみたい場合はちょっと高級なレストランに行く必要がありますね。
新鮮な魚介は市場に並ぶ
これはどこのエリアにも言えることですが、一般的に新鮮な魚介類は最初市場に並びます。早朝の6時から8時までに市場を散策すると、獲れたての魚介がたくさん売られているのをよく目にします。もし地方エリアに行った際は、是非早朝の散歩をしてみてください。魚と潮の混じり合った、どことなく懐かしい香りが漂う場所を見つけることができるでしょう。
早朝の市場は多盛り上がり
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獲れたてですので鮮度は抜群
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量り売りです
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道端でこんな大きな海老が売っていることも
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貝類の食べすぎは要注意
貝類は特にベトナム人の間では好まれていて、夜になるとそこらへんの道端でも屋台が出るほどです。リーズナブルで美味しいのですが、食べ過ぎるとお腹を下す可能性があることに注意してください。これはレストランでも同様です。ベトナム人でも食べ過ぎるとしばしば下痢に悩むとのことなので、免疫の少ない日本人には言わずもがなです。
シーフードの堪能の仕方
中級以上のレストランの場合は生きた魚介を調理するので新鮮なシーフード料理を食べることができます。中には食べたい魚介を指差して選ぶシステムのレストランもあります。シーフードの美味しい調理法は大きく分けて三つ「焼く」、「揚げる」、「調理」です。蒸した魚介も美味しいのですが、ヌクマムにつけて食べるので、結局どれを食べてもヌクマムの味しかしないという悲惨な結果に終わることもしばしばあります。今回は先に挙げた三つを軸にベトナムで食べられるシーフードをご紹介したいと思います。
焼く
新鮮な魚介類は軽く焼き上げただけで美味しく食べられます。余計な調味料は一切使用しないで、味付けはコショウ、レモン、つけダレにヌクマムのみという極めてシンプルな食べ方が一番のおすすめ。またほとんどのレストランでは炭火でじっくりと焼き上げるので旨味は閉じ込められたまま。特に魚類は多少焦げがあるくらいが美味しいです。
揚げる
続いては揚げ物です。たっぷりの油で揚げられたシーフードはボリューム満点。がっつり食べることができます。揚げ物の場合はヌクマム、マントム(エビを発酵させたタレ)、などのつけダレで食べるとより一層美味しいです。ナビのおすすめとしてはカニの爪フリッター。香ばしい上カニの身がたっぷりと詰まっているので二個三個ぺろっと食べられちゃいます。大衆食堂でも魚介の揚げ物はよく見ますので、レストランと味比べしてもいいかもしれません。案外大衆食堂の方がおいしいかもしれませんよ。
調理
最後は調理編です。焼き物も揚げ物も美味しいですが、ベトナミーズ・スタイルに味付けされたシーフード料理はベトナムでしか食べられません。日本にあるベトナムレストランで食べると、1人前3千円以上は硬いところですね。ここベトナムでは本場の料理が1人前やく1000円程度でたらふく食べることができます。日本人の舌に合うかどうかは味付け次第ですが、それも一興。是非、シーフードベトナム料理を食べて帰ってください。
おすすめレストランをご紹介
今回はホーチミンを中心にナビがおすすめするシーフードレストランをご紹介します。
リーズナブルなところからちょっと高級なレストランまで、ご予算に合わせてシーフードを堪能してください。どこも決して日本では食べられないくらいお安い料金なので、異国情緒の雰囲気を感じながら食事を楽しんでいってください。
コムニュウ・サイゴン日本の旅番組でも紹介された人気のお店。メインはおこげのご飯ですが、シーフードもあります。
エビと野菜の炒めものや、魚の煮付けなどはリーズナブルだけではなく味も申し分ありません。いままで食べたことのない新しい味に出会えますので、是非いろいろと試食してみてください。
ご飯を飛ばしてキャッチするユニークな演技は一見の価値ありです。
チャーカーラーヴォン
チャーカーラーヴォンここは雷魚の油鍋のお店。雷魚はハノイ名物の大きな魚です。このお店で提供する料理は一品のみ。それが雷魚の油鍋です。油で炒められた雷魚はブン(麺)と一緒に食べれば上手いことこの上ありません。タレはエビを発酵させたマントムです。ちょっと癖がありますが、慣れるとマントムなしじゃ食べられないというくらいマッチしていることが分かります。主に外国人旅行客に人気のあるレストランです。滞在中一度は行ってみたいところ。
お椀に雷魚、ブン、ピーナッツ、香草、マントムを入れて食べます
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マントムさえ食べられれば病み付きになるおいしさです
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クアン94ゴッククアン94ゴックは日本人留学生も多く勉強している人文社会大学の近くにある大衆食堂です。カニ料理をメインに扱う食堂で、入口には生きたカニが何十匹と。そのまま蒸して食べるもよし、揚げてもよし、チャーハンの具としてもよし、スープにしてもよし、カニ料理なら何でも来たれのお店。昼時には現地の人たちで大繁盛していますが、中には日本人旅行者の姿もちらほらと。
クアン94ゴックの近くには同じお店がありますが、そちらは偽物。本物はオレンジの看板ですのでお間違いなく。
ランヌーンナムボーホーチミン中心1区から少し外れた場所にあるのがこちらです。ベトナム人なら誰もが知っている人気店です。ベトナム人は大人数でビールを飲みながらワイワイ楽しむのが大好き。ランヌーンナムボーはそんな方々に最適のお店です。開放的な店内はガーデンチックで東南アジアのムードたっぷりです。鍋や網焼きなどで食べるシーフードはどれも美味。海鮮だけではなく子豚の丸焼きなどもおすすめできます。
マリナ ゴックスーンゴックスーンはベトナム全土に複数店舗展開している有名店。観光地として知られるニャチャンやムイネーにもあり、マリナはその系列店。新鮮な魚介類を洋風 に調理していますが、つけダレなど料理の端々でベトナミーズ・スタイルを感じることができます。名物のゴックスーンサラダに使われている魚の名前は企業秘 密らしいです。テーブルはオープンテラスと冷房の利いた室内と選べます。
噂のゴックスーンサラダ。ライスペーパーで巻いて食べます
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定番のカニの爪。実が大きいので食べ応えがあります
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ナインティーンホーチミン中心1区のど真ん中にある5つ星ホテル「カラベルホテル」内にあるレストランナインティーンはビュッフェ
スタイルの食べ放題。生のカキからエビ、カニすべてが食べ放題。シーフードを中心にイタリアンに仕上がった料理はどれも絶品です。宿泊者以外でも食べることができるので、懐に余裕がある方は是非一度ご堪能あれ!
カキもこんなにてんこもり
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新鮮な魚介料理が待っています
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いかがでしたか。ベトナムはシーフード天国といっても過言ではありません。ホーチミンの中心にはたくさんのシーフードレストランがあり、そのほとんどは日本ではお目にかかれないくらいリーズナブルなのが嬉しいところです。滞在中一度はエビ、カニ三昧、そんな食事もいいのではないでしょうか。
以上、ベトナムナビがお届けいたしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-05-29