ホーチミンのカフェ事情

ベトナムコーヒーの本場、サイゴンのカフェ事情!

シンチャオ★カフェの本場ホーチミンより、ベトナムナビです!ベトナムコーヒーと言えば今やブラジルを抜いてコーヒーの輸出量世界No1、味わい深いベトナムのロブスタはヨーロッパからのカフェにうるさい旅行者たちも口を揃えて大絶賛するほど本格的なおいしさ。そんなおいしいコーヒーを路上販売やローカルカフェでもどこでも気軽に飲めちゃうのが、ここサイゴン(ホーチミン)なのです。北部ハノイはお茶の文化、南部ホーチミンはカフェ文化が根付く場所。今日は「本場のサイゴンカフェ事情」をナビがレポートしたいと思います!

男たちのブラックコーヒー

ホーチミンの男たちはとにかくブラックコーヒーが好き。路上のカフェでは朝、昼、夕方、夜とカフェを囲んで男たちが井戸端会議する姿が一日中繰り広げられます。彼らが飲んでいるのが「Café da カフェダー」いわゆるアイスブラックコーヒーです。真っ黒の濃いコーヒーに氷をいっぱい入れて、じわりじわりとそれが溶けるのを待ちながら1時間近くかけて1杯のカフェを味わう。暑いからと言って、店員さんから受け取ったコーヒーを一気飲みするなんてことは、ベトナム男は絶対にやりません!カフェと共にくゆりくゆりと時間をかけて楽しむのは、タバコだったりベトナム将棋だったり、おしゃべりだったり…。この国の男たちは、語らいのひと時をゆっくりと楽しむすべを知っているのです。
男!

男!

男!!

男!!

男!!!

男!!!

将棋をしたり…

将棋をしたり…

靴を磨いてもらったり

靴を磨いてもらったり

お客さんはいつも…

お客さんはいつも…

男!

男!

ばっかりだワン

ばっかりだワン

病みつき注意!ミルクコーヒー

一方でこの国に来た外国人がハマるのが「Café sua da カフェスアダー」練乳入りアイスミルクコーヒー。「練乳入りなんて甘ったるそう。」などと決めつけてあなどることなかれ。エスプレッソのような濃いベトナムコーヒーと練乳の相性はバツグン!普段は甘いもの嫌いな人でも癖になるほどおいしい、苦みと甘さの絶妙なハーモニー。
作り方は最初にミルクを入れ、次にカフェを足して混ぜ混ぜする。氷を大量に入れたら最後にブラックコーヒーを上からほんの少したらして完成。ぐるりぐるりと氷を混ぜながら、こちらもゆっくりと味わいます。「ううん、本当においしい…。」思わず唸りたくなることもしばしば。路上カフェではこれが1万ドンくらい(56円程度)なんで嬉しいお手頃価格。ベトナムで最も気軽に楽しめる贅沢のひとつと言えるでしょう♪
ベトナムの練乳は缶入り

ベトナムの練乳は缶入り

練乳に濃いベトナムコーヒーをちょこっと混ぜて…

練乳に濃いベトナムコーヒーをちょこっと混ぜて…

氷をたっぷり

氷をたっぷり

最後にもう一度コーヒーを足して

最後にもう一度コーヒーを足して

出来上がり~♪

出来上がり~♪

仕事には不向きなベトナムローカル巨大カフェ

ローカルカフェは大規模なものが多い

ローカルカフェは大規模なものが多い

ここホーチミンでは、路上カフェの他にも店舗になった大きなカフェが街のあちこちに存在します。よくあるローカルカフェの特徴その1、敷地がでかい。その2室内、屋外スペースに分かれている。その3、緑がいっぱい。その4、ネットは大抵使用が可能。その5、耳が割れるほどの大音量でのミュージックサービス。

最後のやつさへなければ…、外国人御用達オシャレなカフェより値段は安いし、家の近くにもいっぱいあるし、便利なんだけどこれじゃゆっくりできないよー(ToT)/~~~こんなことを感じる外国人在住者は少なくないはず。しかしこればかりはお国柄の違いだから仕方ない。きっとベトナムの人たちにとってカフェは仕事や読書する場ではなく、くつろぎと憩いのオアシスなのでしょう。だけど仕事がなくてもやっぱりマイケルジャクソンメドレーじゃくつろげないけどナ…((+_+))

オシャレなお店はいくらでも♪

ホーチミンのカフェ事情 ベトナムコーヒーカフェ ホーチミンのカフェ事情 ベトナムコーヒーカフェ ホーチミンのカフェ事情 ベトナムコーヒーカフェ
日に日に近代化の進むここホーチミンシティ。もはや発展途上国のイメージはなく、中心地には高層ビルが立ち並び、高級ブランドのテナントが並び、1杯で10万ドン近くするカフェなんて、少し前のベトナムでは考えられないことでした!外国人オーナーの経営するスノッブなレストランやカフェの数もますます増え、ちょっとおしゃれして行きたいようなカフェだって、中にはあるんです☆
  「カフェテラス」
サイゴンセンターのGFにある「カフェテラス」名前の通り、テラス席の大きな開放感に溢れたカフェです。ここは、ベトナムセレブの社交場のようなカフェ。派手に着飾り最新のモバイルを持つオシャレな人たちでいつも賑わっているんですよ。
 「ハイダウェイカフェ」
名前の通り、隠れ家のような場所にあるカフェ。フレンチヴィラを改装して作られた空間は天井が高くとても落ち着けるムード。中心地から少し離れた場所にあることもあり、とっても静かでここなら仕事もはかどること間違いナシ。欧米人の常連さんに愛されているお店です。
  「クレープリーカフェ」
休日のブランチならここがおススメ、「クレープリーカフェ」。聖マリア教会を臨むことができるバツグンのロケーションを誇ります!クレープはもちろんのこと、シーザーサラダやサンドイッチなどカフェ飯も外れなくおいしいので、食事がてら半日くらいのんび~りしてもいいかも♪
日本とは少々違うベトナムのカフェ事情。「ゆっくり入れて、ゆっくり味わい、ゆっくり楽しむ。」日本ではお酒の席のことを時に、「飲みにケーション」などと表現することがありますが、ここベトナムでは、カフェがひとつのコミニケーションツールであることは間違いありません。カフェの本場ホーチミンへ来て、是非とってもおいしいベトナムコーヒーと素敵なカフェタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?以上、カフェの本場サイゴンより、ベトナムナビがお伝えしました~(*^_^*)

他のエリアの「お茶、コーヒー事情」もご紹介

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-06-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る