ベトナムのご飯あれこれ

あなどることなかれ、ベトナムご飯の底力!

お米を愛するアジア人の皆さん、ホーチミンよりコンニチハ(^u^)ベトナムナビです。中国とフランスの食文化の影響を色濃く残す、ベトナム料理。数多くの自称食通を名乗る者たちの舌をうならせてきたこの国の料理は何を食べてもハズレが少ない。旅行に来た人だってきっと4泊くらいの日程じゃ、麺はあれとあれ、ご飯はあれとこれ、パンがこれまたハズせない・・・なんて食べなきゃならないもののリストが長すぎて困っちゃったりしませんか?そんな嬉しい悩みを抱えているアナタのために、今日はたくさん種類があるベトナムのお米料理、ご飯の中からまず押さえておきたいものをナビがいくつか紹介したいと思います。

~その1、なんつったって白ごはん!~

まずは基本中の基本から。それはモチロン「白ごはん」です。ベトナムのお米は日本のひと粒ひと粒がふっくらつやつやというお米ではなくて、軽くてさらさらという食感なので、お腹にかさばる感じが全くありません。この白いお米に味付けの濃いおかずをのせて食べるのがベトナム流。だから数多くのおかずを食べるのに都合のいい「白ごはん」なんですよね。お米の炊き方は様々で、街かどの定食やさんなどでは大きなアルミのお鍋で炊いたものをよく見かけます。その他にも土鍋で炊いてお焦げを作ったものや、壺に入れて蒸しあげたもの、炊き方からバリエーションは豊富です。あまり旅行で来た方は食べる機会が少ないかもしれませんが、いちばん身近で実は一番アナドレナイ存在、それがベトナムの「白ごはん」と言えるでしょう。
こんなアルミのお鍋で炊かれています。

こんなアルミのお鍋で炊かれています。

街中にある「コムビンヤン」(定食屋)では、白ご飯と、ご飯に合うおかずが指差し注文で頼めるので旅行中一度はトライしてみて欲しい。

街中にある「コムビンヤン」(定食屋)では、白ご飯と、ご飯に合うおかずが指差し注文で頼めるので旅行中一度はトライしてみて欲しい。

土鍋で炊かれたご飯を「コムニゥ」と言います。

土鍋で炊かれたご飯を「コムニゥ」と言います。

「お焦げ」はお米界の永遠のスーパースターです!?

「お焦げ」はお米界の永遠のスーパースターです!?

~その2、観光客の基本はチャーハン~

いろいろあるんです。あるんですけど、旅先ではやっぱりチャーハンを頼んでしまいませんか?食べやすいし、頼みやすいし、おいしいし。ベトナムのお米はパラパラっと軽くてチャーハンという料理にとてもよく適しています。お皿にドカーッと盛られているように見えても実際に食べ始めたらあら不思議。ぱくぱくお箸がすすむことうけあい。見た目よりもずーっと軽いのが特徴なんですね。だからレストランでシメの料理を選ぶ時、「どうしよっか、食べすぎもよくないし、麺とご飯とどっちにする?」なんてよくある悩ましい状況がここベトナムなら迷う必要ナッシング。両方GO~(^O^)/でいけるはず!
蟹肉がふんだんに入った贅沢なチャーハンもリーズナブルなお値段が嬉しい。

蟹肉がふんだんに入った贅沢なチャーハンもリーズナブルなお値段が嬉しい。

ハスの葉包みチャーハンは高級ベトナム料理店の定番メニュー。ハスの実のほくほくした食感は女性好みです。

ハスの葉包みチャーハンは高級ベトナム料理店の定番メニュー。ハスの実のほくほくした食感は女性好みです。

~その3、B級グルメ上級者のアナタには屋台粥をおススメしたい。~

食の開拓者、B級グルメ好きな皆さんにおススメしたいのがベトナムの屋台粥。ベトナムの路上ではいたるところに個人経営というか、ひとりでその場で作る屋台のおばちゃんたちがいて、それは麺だったり、バインミー(ベトナム風サンドイッチ)だったり、料理の種類はさまざまなのですが、その中に「お粥」というジャンルもあり。これがなかなか凝った味付けになっているのです。
具の種類はお粥によって様々で、お肉やシーフード、貝類やモツ粥なんていうこってりしたもの、そしていろいろ入った贅沢粥なんていうのもありなのですが、ベトナムのお粥は日本のお粥や中華粥ともまた違って、ライムを絞ったり、チリを加えたりして更に自分流に味付けしながら濃厚な旨みを楽しめます。
おススメの具はプリプリした食感がヤミツキになるアヒルの血のゼリー。見た目とは違って全然生臭さはありません。ナビも大好き!

おススメの具はプリプリした食感がヤミツキになるアヒルの血のゼリー。見た目とは違って全然生臭さはありません。ナビも大好き!

麺と同様にお好みで揚げパンのトッピングができます。これは中華粥でもやりますが、浸しながら食べると脂がお粥にも染み出して、更なるコクがプラスされるんですね(*^_^*)

麺と同様にお好みで揚げパンのトッピングができます。これは中華粥でもやりますが、浸しながら食べると脂がお粥にも染み出して、更なるコクがプラスされるんですね(*^_^*)

ローカルエリアにある鶏粥のお店。 ローカルエリアにある鶏粥のお店。

ローカルエリアにある鶏粥のお店。

お粥のファーストフードもけっこう街中でよく見かけます。

~その4、肉のせご飯いろいろ~

これがまた、チキンから、ダックから、カリカリ豚から、骨つきローストポークまであれこれどれも外れがない、ベトナムの肉のせご飯の数々!
鶏がらスープで炊きこんだ黄色いチキンライスの上にしっとり鶏を載せて食べるこちらの定番メニュー「コムガー」は、一度食べたらクセになる美味しさ。
骨付きローストポークや半熟目玉焼きを混ぜ混ぜしてお醤油をかけながら食べる「コムタム」。専門店もあって朝食時には賑わっています。 骨付きローストポークや半熟目玉焼きを混ぜ混ぜしてお醤油をかけながら食べる「コムタム」。専門店もあって朝食時には賑わっています。

骨付きローストポークや半熟目玉焼きを混ぜ混ぜしてお醤油をかけながら食べる「コムタム」。専門店もあって朝食時には賑わっています。

豚肉、鶏肉、アヒル肉、色つきご飯に白ご飯。中華風など様々な肉のせごはんがベトナムにはあって、どれもこれも日本人の口に合いそうなものばかりです!高級レストランのメニューにはあまりない絶品メニュー「ベトナム肉のせごはん」を専門店で是非お試しください。
まだまだいろいろありまっせ
その他にもまだまだありますベトナムのご飯料理。もち米料理なら「おこわ」や「チマキ」、チャーハンもいいけど「土鍋炊き込みご飯」がこれまたウマイ。やっぱりアジアの良さはお米が食べられることに限りますよねぇ・・・
旧正月にベトナムの家庭で食べる「ちまき」は緑豆と豚バラ肉が中に入っています。中華のちまきに比べると、具が少なくてシンプルです。やたらとモッタリしています。
「ちまき」は、こんな風に街角で売られています。

「ちまき」は、こんな風に街角で売られています。

「土鍋炊き込みご飯」はまずいハズありません。

「土鍋炊き込みご飯」はまずいハズありません。

二日酔いの朝に食べてもらいたい「しじみダシ茶漬け」絶品です! 二日酔いの朝に食べてもらいたい「しじみダシ茶漬け」絶品です!

二日酔いの朝に食べてもらいたい「しじみダシ茶漬け」絶品です!

ベトナムのご飯あれこれ。ナビおススメのものをいくつか紹介してみましたが、いかがでしたか?お腹すいてきましたか?美食の国ベトナムにいらした際は、あれこれ食べなきゃいけないものが多く、ついつい後回しになってしまいがちなのが「ご飯」かも。だけどどうして、これを見たら是非「まずはご飯。」に挑戦してもらいたい、ベトナムナビでした(^o^)丿

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-11

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