ベトナム人にも観光客にも、食に買いに、大人気のホーチミン最大のマーケット「ベンタイン」。1914年の設立の歴史ある市場でもあります。
シンチャオ、ベトナムナビです。今日は店舗数が1500!1日中熱気と活気にあふれている「ベンタイン市場」にやってきました。入口付近からなんやらあやしい匂いと気配。まだ中に入っていないのに、シクロのおじちゃんたちに2時間15ドルでどうだ?乗ってけ、なんて誘われるし、果物売りのおばちゃんからは買ってよ、ランブータン一房どう?って、う~ん、ちょっと多すぎ。ひとりでこんなに食べられましぇん。
人々のパワーと喧噪に圧倒されます!
入口でひるんでしまっては大変!中央通路も売る人買う人ごっちゃがえしてにぎやかそのもの。食堂エリアは一番奥の左後方にあります。カメラを向けると満面の笑みを返してくれる人、恥ずかしがる人、睨む人、本気で怒る人と反応様々。ナビは一番手前の入口から入ります。ざっと見た感じは麺もの、ご飯もの、スイーツ、飲み物の4種類がメイン。
2008年ネズミ年にちなんでかネズミ、え?ハリネズミかな?
まずは、外の暑さで渇いた喉を潤そうと「CHE 」の看板、ありました。この屋台はジュース類もチェーもかなりの種類が並んでました。おばちゃんたちのけたたましいベトナム語に圧倒され、静かに指さしてオーダー。
CHE(チェー)とは?
果物やスイーツ、海藻類など、いろんなものが混じったぜんざい風ジュースのこと。
海藻、仙草ゼリー、寒天、サンザシ粒が混じったかなりヘルシーかつ美味な飲み物。材料はシンプルなのにお味はゴージャスな感じがしました。
1万5000ドン。
ハスの実やマンゴー、練乳などが混じったまったり、まろやか系。甘いもの好きな人向き。
2万ドン。
ミルク、砂糖なしのコーヒー 何も入れないとちょっと安いですね。
1万ドン。
歩き方 パート1!
ここには屋台番号、屋台主の名前、メインの料理、住所、電話番号が看板に掲げてあるので、自分が求めているものは探しやすいです。しかもそんなに広いエリアでもないので、ご飯を食べてそれから麺も、その後はスイーツなんて、場所を変えながらいろんなものが試せます。人が多いところはおいしそうなムード。でも3か所回ればお腹もいっぱい。
CHEの後は、ちょっと?を試してみたい。さっき「BUN BO HUE」の文字を見つけました。BUNは麺類、COMはご飯もの、ベトナム語の勉強にもなりますね~。
これ、全部わかれば、ベトナム語も中級レベルくらい?
おやつ?なのか、おいしそうにフランスパンをかじろうとしている女の子を発見。その中、なあに?見ると練乳を挟んでました。こうやって食べるとおいしいんだって。ナビも今度試してみよ!
屋台で宮廷気分になれる?
「BUN BO HUE」はベトナム中部に位置するフエ地方の有名な麺料理、その昔は王朝があったことから宮廷料理とも言われています。屋台で気軽に宮廷気分になっていいのかしらとちょっと恐縮してしまいますが、ビギナーならその味と食材に興味シンシン。麺をすする人の横に並び、縦幅が狭いテーブルに置いてある調味料などをチェック。ほとんどのテーブルでとうがらしとライムがあります。甘辛いソースのヌクチャムも必須アイテムのよう。さあ、料理がでてきました!
BUN BO HUE 4万ドン
本場とはかなり?違うらしい麺。肉はいいけど、スープが薄いかなあ、気持ちもっとおいしいはず?
本場とはかなり?違うらしい麺。肉はいいけど、スープが薄いかなあ、気持ちもっとおいしいはず?
|
|
麺には草のような野菜がつきもの。どこでも山のように盛られてきます。山羊になったつもりでドウゾ。
|
BAN H BEO 3万ドン おもちのようなものがちょっとべちゃっとしていて、これまたもっと固いはず、と感じた一品。上に乗っかってたフエハムはおいしかった。フエのハムは有名なんですよ~。
ここで同行したナビ友からもちょっと違う気がする、との意見が。でもとりあえず食べてみます。見た目も違う?確かにまずくはないけれど、違うといわれるとそうなのかなと。やはりこの市場で宮廷料理は難しかったのかしら・・・「BAN H BEO」ももっとおいしいとこがある、と息巻くナビ友に従い、しかし食べ物を残すという習性をもたない性格(←太りやすいってこと)ナビ、お腹にきちっとおさめました。
もう一度飲み物に挑戦!
これだけの屋台が並んでいればもう1ヶ所!そういえば食堂エリアの入口付近にSIHN TOがあったたっけ。オバチャンの熱心な勧誘に乗ってあげました。ココナッツシントーなんてめずらしい、でもシントーではなくただのココナッツジュースでした。残念。 あとは大好物のドリアンとあっさりとスイカで。
SIHN TO(シントー)とは?
練乳が混じったスムージー、カフェではメニューにシントーと書いてなくて、スムージーと書かれているところも。
ドリアンシントー
2万ドン
濃厚のひとこと、ドリアン好きにはクラクラするほどの最高のドリンク。うっまーーーい!!
スイカシントー
2万ドン
あっさり、さっぱり、暑いときには、ハアーッと一息、必ず出ますよ。
ココナッツジュース
2万ドン
でもよく路上でも見かけるジュースです。
オバチャンに写真撮らせてよ、と言ったらピース、ニコッ。
オバチャンに写真撮らせてよ、と言ったらピース、ニコッ。
市場で働く人々!
市場内で威勢のいいのは女性。よく笑い、よく怒り、よくしゃべっています。お~い、オトコ、どこに行ったの?と聞きたいくらい、どこでもオンナが先頭に立って働いてます。この市場へ来るといたるところ女性のたくましさ、あつかましさ、熱気でムンムン。あれ?オトコいるな、と見かけたら、ボーッとしてたり、お昼寝していたり。この国のオトコは日がな1日コーヒー飲んだり、ビリヤードしたり、非常に呑気なようで、ある意味幸せなのかも。
自分たちの食事も忘れちゃいけない、皆で一緒にごはんタイム
|
|
ひとしきり終わったら、こうやって皆で集まって会計!
|
中央通路から見た感じ
|
|
正面からのベンタイン市場
|
ナイトマーケットで屋台気分!
ベンタイン市場は夕方6時ごろには終わり、その後は市場の周りで毎晩屋台料理が楽しめます。シーフード料理が中心ですが、毎晩すごい賑わい。ナイトマーケット情報はまたこちらで。ベトナムナビがおとどけしました~。
<おまけ>
ベンタイン市場周辺のいつもの交通状況。向かい側へ渡るのに信号がないので、手をあげたり、バイクからうまく体をかわしながら、道路を横断しなければなりません。躊躇は禁物です。ナビ的には向かってくるバイクをにらみつけながら渡るのも一つの方法かと思います。横断に要する平均時間は2分くらいかな。
ベンタイン市場の真向かいは大きなバスターミナル、チャイナタウンのチョロンへはここから乗ります。