ホーチミンの中心地にオープンした2017年注目の新観光スポット「センスマーケット」。ファッションプラザだけではなく、フードコートやスーパー、両替所もあり、週末には各種イベントも開催。
こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミンは4月5月が年間の中で最も猛暑が続く期間となります。この期間中の旅行者は、日焼け&紫外線対策をばっちり講じてくださいね!今回紹介するのは新たな観光スポットとして2017年注目されている「センスマーケット」。アパレルショップやフードコートの他、イベントも盛りだくさん。旅行者は一度訪れる価値ありです!
場所はファングーラオ
場所はバックパッカーの聖地ファングーラオ。ベンタイン市場から徒歩で10分程度の距離です。ただ、ファングーラオに用がない方は、ベンタイン市場からレライ通りずっと西へ歩いても行くことができます。センスマーケットは9月23日公園内にある建物で、レライ通りとファングーラオ通りの両方から入ることができる屋内地下施設です。
センスマーケットは地下街で構成されていて、建物入ってすぐに階段を降りることになります。また、地上にもカフェやビアクラブ、週末に開催されるマーケットブースなどもあります。
タカプラザというファッションプラザをご存じない方も多いかと思いますが、ホーチミンに住んでいる若者たちはみんな知っている人気のプラザです。旅行者には近くにあるサイゴンスクエアの方が人気のようですが、レロイ通りにあるタカプラザ1号店も実は負けていないくらいの盛況振りです。
そのタカプラザの2号店がセンスマーケットの地下に手広くオープンしたとあって、当初は注目されていました。現在も徐々に観光客や現地人にこの場所が知られてきて、土日は多くの人でにぎわっています。とはいえ、サイゴンスクエアやタカプラザ1号店のように人込みで歩けば他人と肩がぶつかったり、常にスリに気を付けてなければいけないような場所ではなく、比較的清潔かつゆとりある空間なので、ゆっくりと落ち着いて買い物することができます。バンコクの駅近にありがちのファッションプラザのようです。
10万ドン=500円。安い
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トートバッグは5万ドン(250円)から。こちらも安い
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タカプラザ内には数百のお店ブースが並んでいて、そのほとんどがアパレル店。一部スマホカバーやUSBといった電子機器類を売るお店もあります。ショップは洋服を売る店、ジーンズを売る店、ジャケットを売る店、バッグを売る店といったように専門店となります。値段は5万ドン~15万ドン程度が相場と安いです。メイドインベトナムや中国が最も安く、タイや韓国は割高となります。日本のファッションを置いているブースも多少ありましたが、ベトナムにおいてジャパニーズファッションはそれほど流行していない様子です。
タカプラザに隣接しているフードコート。20以上のお店が並んでいて、ベトナム料理はもちろんのこと、多国籍に富む料理を楽しむことができます。近くがバックパッカー街というだけあって、西洋人の姿を多く見かけますが、日本人旅行者はあまり見かけません。まだオープンしたばかりなので穴場かもしれませんね。ちなみに値段もレストランで食べるよりは全然お得で味もおいしいです。ディナーではちょっと物足りないかもしれませんが、ランチでここを利用するのはかなりおすすめ。もちろん空調完備なので、涼しいです。
ベトナミーズ・ブロークン・ライスと銘打つこちらは、ベトナムの大衆料理の象徴。ベトナムを歩いていると、「Com Tam」という看板を見かけるかと思いますが、そのコムタムがブロークンライスという意味です。お米を3分1程度に砕いて炊いた白飯が特徴。砕くからブロークンです。味はぼそぼそした食感でちょっと変わっています。ベトナムでは平皿に白飯を載せて、その上に惣菜をのせるのが食習慣。ですので、惣菜の出汁やタレなどがご飯に絡み合うように砕いたのが始まりなのでは、とナビは思います(実際は誰も知りませんでした)。旅行者は是非一度試食してみてください。
日本料理もあります
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「まつり」。分かりやすいですね
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こちらは人気のカフェチェーン店「アーバンステーション」。ニューヨークの地下鉄内にあるカフェのような内装が特徴のお店ですが、ここセンスマーケットにも進出したようですね。コーヒー、ミルクティー、ソーダなどが置いてあります。
広い面積です
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チェー屋さん
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昼過ぎだったので人はまばら
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ocは貝です。貝が具のフォー
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センスマーケット以外にもここ9月23日公園内にはお店がいくつかあります。まずはカフェ。冷房つきの屋内カフェなので、散策に疲れたときに立ち寄りたいですね。次にビアクラブ。数年前からベトナムで爆発的に流行り始めたビールを飲むクラブ。DJがいてみんなで歌って踊ってさわげるお店です。こちらは夜営業となります。さらに、屋外にはマーケットも定期的に開催。土日の週末には何かしらいつもやっていますが、平日でも夜のみ営業の屋台街ができたりと、イベントは随時ありますので、現地に行ってチェックしてください。
ナビが行ったときはブックフェアが開催していました。日本ではブックオフのような古本屋が普通に町中にあるので馴染み薄いですが、ベトナム人にとっては日ごろ読まない本を買ういい機会となっているようです。漫画はほぼ日本産で、小説は洋書が多かった印象です。ハリーポッターやロードオブザリングといった人気のものもありました。また、子供たちに人気なのが図鑑と絵本。いずれも翻訳本っぽいです。
テントの中には本を売るお店が十数ありました
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ドンコイ通りでも見かけるお土産雑貨
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イベントも不定期に開催。日程表などはないので行ってみなければ当日の予定は分かりません。昼過ぎから夜にかけてイベントを実施している可能性が高いので、見計らって行ってみて下さい。
また、9月23日公園脇に広がるバックパッカーの町ももちろん観光エリアの一つ。こちらも夜になると多くの人たちでにぎわうカオスとなるので、エキゾチックな夜をおくることができるはずです。
いかがでしたか。新観光スポットとして注目されつつあるセンスマーケットですが、まだ新しいのでどの旅行ガイドブックにも紹介されていません。今のうちに是非足を運んでみて下さい。以上、ベトナムナビがお届けしました。