ホーチミン (ドンコイ) にあるホテル マジェスティック サイゴンは、サイゴン川まで歩いてすぐです。サイゴン スクエアまでも徒歩で 12 分です。 この 4.5 つ星のホテルは、ベンタイン市場まで 1.1 km、ビテクスコ フィナンシャル タワーまで 0.5 km の場所にあります。
こんにちは、ベトナムナビです。サイゴン4大コロニアル(コンチネンタル、グランド、レックス、マジェスティック)のうち、最も歴史が長く格式あるのが「マジェスティックホテル」。1925年の創業で、外観、内部とも数回の改装を経ていますが、クラシックなコロニアル様式は昔と変わらず、ロビーに入ると円柱とアーチの格調の高さに圧倒され、白がベースの優雅な様相には、思わずほぉっとため息がでるほど。
なぜ人はコロニアルに惹かれるのか・・・
ベトナム戦争中、多くのジャーナリストがこのホテルに泊まりました。ホテル内にはかつて宿泊したことのあるミッテラン元大統領(1981~1995、フランス大統領)や秋篠宮様、映画人ではカトリーヌ・ドヌーブを始め多くの有名人の写真が飾られています。日本人作家の開高健も1964年から1965年の100日間、朝日新聞社の特派員として滞在しました。
「マジェスティックホテル」の流れ、どの外観も趣があります。
スカイバーに写真を飾られた有名人。
客室にもため息・・・
「マジェスティックホテル」は175室の客室と29室のスイートルームがありますが、どの部屋もクラシック&エレガンスの雰囲気が漂っています。家具も装飾品もここはヨーロッパ?パリ?といった風。特に歴史を感じさせられたのは、アメニティはもとより、トイレットペーパーにさえ、ちゃんと格式あるマジェスティックロゴがあること。思わずトイレットペーパーをおみやげで持って帰りたくなったくらいです。
冷蔵庫の中は有料ですが。
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宿泊する時にはベッドの上に、チョコとレターと蘭の花、心憎―い演出。サービスの心髄を心得てますよね。
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~客室案内~
○コロニアルルーム
一番シンプルな部屋ですが、やはり格式と落ち着きあり。部屋の中にいるとここはやっぱりパリ?ってムードになってしまいます。
○コロニアルシティデラックス
ツインのそれほど広くはない部屋ですが、明るくて快適そのもの。この部屋はベランダがあって外に出られます。シティビューとはいってもサイゴン川が右に見え、下をのぞくとドンコイ通り、グランドホテルも左手に見えますよ。
○コロニアルサイゴンリバーデラックス
かつて開高健も泊まったという103室がそう。中央エレベーターを降りてすぐのところにあり、天井の高い広い部屋にソファとダブルベッドが置いてあっても、まだ部屋にはかなりのゆとりがあり、バスルームとクローゼットは別室となっています。サイゴン河に面していて、特にこの103号室は日本人からの宿泊リクエストが多い部屋だそう。
○コロニアルプレシデントスイート
ここの部屋も有名人が昔からよく泊まる部屋。インテリアは昔のいい味を残しています。入ってすぐのところは広いリビング、真ん中の部屋はゆったりしたベッドルーム、奥がバスルームとドレスルーム。ステンドグラスが不思議な調和を出しています。バスタブは独立してこんな感じ。一度こういうお部屋に泊まってみたい。バスタブも浸かってみたい!
ずっと座っていても飽きないロビー!
1日ロビーのソファに座って、ここを出入りする人を観察していたいと思ったくらい、いろんな国の人が行き交います。ドンコイ通りから入ると、右側はバッグやシルクを扱うショップ。シティビューへの部屋はこちらの入口から入ると真正面がエレベーター。左側にはホテル中央に位置する美しいロビーが広がり、フロントの女性たちはきれいな黒いアオザイをきています。ちょうどナビが訪れた時期、黄色いデイジーの花がロビーのあちこちにあふれるように飾られていました。ドンコイ通りとトンドックタン通りの角にある正面入口を入ると、5階のスカイバーまで行く限定人数3名くらいの小さいエレベーターが正面にあります。向かい合ったこの2つのエレベーターは初期に作られたもので、こんなに小さなエレベーターがあるんだとナビも驚き。大柄な人だと2人までしか乗れません。
上から覗いた螺旋階段、螺旋具合がアールデコ?みたいなすごいデザイン。
スカイバーでのブレックファーストだけでも
ベトナムの宿泊には朝ごはんがつきもの。宿泊客じゃなくてもホテルの朝ごはんだけを食べに来ることもできます。お天気のいい日は涼しい風が吹いてきて気持ちいい。サイゴン川を眺めながらコーヒー片手に新聞でも読んで、なんてステキな1日の始まり!!
朝からフォー、なんてベトナム的!
~付帯施設~
○アート、クラフトショップ(グランドフロア)
正面入口を入ると右方と左奥にはショップがあり、インドや中東の布や装飾品を扱っています。色が鮮やかで自然と目が惹かれます。
○CATNAT Lounge(グランドフロア)
ロビー=グランドフロアにあり、気軽にコーヒーや軽食が楽しめ、オープンなムードが感じのいいカフェ。ピアノの生演奏も聞こえてきます。
営業時間:7:00~23:00
○Cyclo Café(グランドフロア)
ベトナム料理のレストランも花がいっぱい、バイキング式であっさり風味のものも多く、窓際の席に座ると外の景色を眺めながら食事できるのがいいです。
営業時間:11:00~22:00
○The Merry Pool Bar(1階)
1階のプールサイドバー。1年中泳げるホーチミンの街なので、バーの営業も年中無休。こちらに泊まったらプールで泳ぎ、プールサイドでドリンク片手にゆったりと過ごしたいものですね。
営業時間:10:00~20:00
○Breeze Sky Bar スカイバー(5階)
○Bellevue Bar(8階)
あまりにも有名なオープンエアのスカイバー。朝ごはんもここなんですけど、夜はバーに変わります。時間帯によってサイゴン河の模様も変身。こちらに泊まっていながら知らずにチェックアウト、という人も多いかもしれないけれど、このスカイバーからさらに上へ行くことができるんです。6階、そして最上階へナビがお連れします。
営業時間:24時間(Breeze Sky Bar スカイバー)/16:00~翌日1:00( Bellevue Bar )
○Serenade Restaurant(フランス料理)(7階)
「セレナーデ」という名の高級フランス料理レストラン。夕方からしかオープンしないこのレストランは外からも正統派、ドレスコードも気をつけなきゃというムード。
営業時間:18:30~23:00
○スパ&サウナ
1階には男性用と女性用のスパがあります。スパのフロアは広く、ホーチミン市内でも有名な「ゴックアン」というお店が入っています。サウナ、シチームバス、ジャグジーもあり、足裏マッサージ以外にフェイシャルやボディもあり。足裏マッサージはスチームバスとジャグジーが無料でつき、そのあと薬草浴、マッサージをしてもらった後はパラフィンパックもあり。これで60分22ドルはお得です!フェイシャルはアメリカコスメのダーマロジカを使用し、ボディはホットストーンでもアロマオイルでも何でもどうぞ。オイルは7種類でちょっと変わったものなら肌に養分をくれるヘイシードや血行をよくするジュニパーなどもありますよ。
またホテルにはベビーのためのマッサージもあり。ベビー用エッセンシャルオイルで背中からかかとまで、10回ほどやさし~くマッサージ。気持ちよさそう~。
*「ゴックアンスパ」が撤退、「MAJESTIC SPA」になりました。<2008.10.17>
○ビューティサロン
スパの隣りにあり。スペースは広くないけれど、25ドルで女性男性ともフェイシャルとハンド&フットケアをワンセットでしてもらえます。
○プール&ジム
こちらで部屋を選ぶときにはサイゴン川向きの希望が1番多いそう。では2番目はシティビュー向き?かと思いきや、プールの見える部屋をとリクエストする人も多いそう。写真を見ていただければ納得。中庭に位置したこんなにきれいなホテルのプールって、そんなにないです。隣接しているジムで汗を流しながら、プールバーも利用できます。
(宿泊客は無料)
以上、「マジェスティックホテル」からベトナムナビでした。