ベトナムの歴史を知る旅へ出かけよう♪
こんにちは、ベトナムナビです。ベトナムの人気の観光地の1つのハノイは、ベトナムの首都であり、その観光エリアは市内に大きく広がっています。そこで、今回は1日充実できるモデルコースを考えてみました。コンセプトは「ベトナムを知る旅」。とはいっても博物館ばかりの堅苦しいものではなく、スパやグルメと女子旅にも最適なプランです。それでは行ってみましょう!
9:00~:「旧市街」で昔のベトナムを知る
1010年~1804年まで、ベトナムの首都はハノイでしたが、まだハノイという地名はなく、現在世界遺産になっているタンロン城でした。タンロン城は本丸が現在の遺跡部分で、そこから広くにわたって、いわゆる城下町が広がっていたとされています。ホアンキエム湖北部にある旧市街は、城下町の中でも商業区域に当たるエリアで、36の商業組合から構成されていました。
現在ではその1部分は観光地化されていて、スパやグルメ、雑貨店などが並ぶようになりましたが、政府指定の文化遺産に登録されているため建物は古き旧家のまま残されています。旅行者にとっては旅の拠点となる場所であり、また市内最大の観光エリアとして、飽きることのない観光を約束してくれます。
金物通り
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衣類通り
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家々は立て直したものの、雰囲気は当時のままを維持しているそうです
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歩いているだけで楽しくなります
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タンロン城跡は世界遺産に登録!
旧市街から車で20分ほど走ったところにあるタンロン城跡は、世界遺産に登録されているベトナムの宝。ただし、こちらを観光するとなると、それだけで半日終わってしまうので本日はスルーさせていただきます。気になる方は別日に要所だけを見て回るといいでしょう。絶対見ていただきたいのは、入口の端門と正北門。端門は現存している中で最も美しく、正北門はフランス軍の砲弾跡が残っています。
美しい外観の端門
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記念撮影もばっちりと
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博物館もあります
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この石段上に王様の部屋があったそう
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旧市街で雑貨ショッピング
旧市街にはお洒落な雑貨店や冷房が効いているお店などはありませんが、その代わりにレトロチックな店内で雑貨を漁ることができます。小物やアクセサリー、陶器、食器類などがおすすめ。できれば安物を選んで、質を求める雑貨はしっかりとしたショップで買うのがいいでしょう。
いろいろな雑貨店が並んでいます
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マーマイ通りやカウゴー通りを歩いてみましょう
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11:00~:ハノイ大教会周辺
旧市街の散策に一区切りつけたら、そのまま歩いてハノイ大教会へ向かいましょう。ハノイ大教会はホアンキエム湖西側に建つカトリック教会で、市内で最大規模となります。教会を見学したあとは、目の前を通っているニャートー通りやリークオックスー通り沿いにある雑貨店に顔を出してみてください。
ニャートー通り沿いには日本人経営の雑貨ショップやお洒落なカフェも多数並んでいます。散策に疲れたらカフェで休んでもいいですし、教会傍にはアウチウ通りやゴーフィン通りといったバックパッカー御用達のエリアもありますので、そちらを散策するのもいいでしょう。
旧市街と併せてお土産はここで揃えよう
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ハノイ大教会
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日本人経営のお店もあります
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とりあえず1往復
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12:30~:昼食はちょっと高級なレストランで
午前の部は終了。昼食はハノイ大教会傍かホアンキエム湖、旧市街周辺でとりましょう。いずれも歩いていける距離ですし、最近は旧市街にも小洒落た空間が広がる高級レストランがオープンするようになりました。予算は1品800円程度。3~4品ほど頼んで同行者とシェアするのがいいでしょう。フレンチレストランの場合はランチコースで2000円程度が相場。アラカルトは高くつく可能性が高いので、しっかりと値段を確認してください。
14:00~:ハノイで最も美しい湖「タイ湖」散策
ホアンキエム湖から20分ほど北上したところにあるタイ湖は、ハノイで最も美しい湖として評判。現在は市内で最も地価が高い場所でもあり、富裕層のベトナム人やハノイ在住外国人が多く暮らしています。湖頭部はインターコンチネンタルやシェラトンといった5つ星ホテル、個人経営のお洒落な雑貨店やレストラン、カフェなども多くあり、また護国寺や西湖府のような歴史ある寺院見学もできます。
護国寺周辺の様子
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ハノイで最も面積が広い湖でもあります
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16:30~ベトナムの歴史・人・癒しを同時に知る「オマモリスパ」
本日のハイライトとなる観光スポットをご案内します。午前は買い物がてら旧市街で古きベトナムを知り、ハノイ大教会でフランス統治時代の風景を目の当たりにしました。続いては近代史最大の悲劇ともいえるベトナム戦争の名残を紹介。ベトナム戦争では化学兵器が多数使われたため、現在でも身体に障害を持つ人が多く生まれています。その中でもとりわけ多いのが「盲目の人」。
オマモリスパはアメリカ人が立ち上げた盲目の人の雇用を守るためのマッサージ店。非営利団体を母体として運営しているので、チップは不要。市内に複数店運営していますが、ここでは旅行者におすすめの2店舗を紹介します。
一切手抜きなし!米国人指導のサービスと技術
NPO団体というと、非営利で利益を追求しないため、ホスピタリティは低いイメージがありますね。しかし、米国人オーナーはここで働く人の自立支援を目的としていますので、しっかりと接客対応やマッサージ技術を指導しています。「ハノイ旅行で一番いい思い出になった」、「5つ星ホテルのスパよりも断然いい!」というお声もたくさんいただくほどです。
古き歴史を感じる「ハンブン通り店」
旧市街とタイ湖の中間地点に建つハンブン通り店。旅行者が最も行きやすいお店です。とはいってもどちらからも徒歩で行くのは少し厳しいので、タクシーが不可欠。行ってみて満室だった、では非効率なので、事前に予約するのが基本です。
ハンブン通り店はオマモリスパが旅行者に人気となった火付け役のお店となりますので、雰囲気も抜群。昔のベトナムの空気が漂う奥ゆかしい空間で、努めて静かな時間をおくることができます。周辺は観光エリアからはずれているので騒がしくなく、またツアーは来なく、上品なお客が来店するので、店内もわいわいしていません。
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ハンブン通り店
住所:52A Hang Bun St. Dist. Ba Dinh. Ha Noi
営業時間:9:00~22:30
しっかりと癒しを提供してくれます
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ボディマッサージルーム
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レセプション
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ボディオイルも高品質なものを使用
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インドシナ時代に思いを馳せて「タイハー通り店」
一方、オマモリスパの新店も非常におすすめです。市内から20分ほど走り、観光エリアからはずれた場所にある店舗で、周辺は日本人が多く暮らすエリアもあります。オマモリスパをはじめた米国人は日本に暮らしていたこともあり、そこで気に入った「オマモリ」という言葉を店名に付けた経緯があります。
タイハー通り店は他の店舗よりも人一倍雰囲気に気を遣っていて、内装、装飾、ベッドルームまですべてにおいてベトナムの伝統やインドシナ時代の空気感を追求しています。
◆メニューを紹介メニューはハンブン通り店とタイハー通り店で共通していて、料金も同じです。アラカルトの単品メニューだと2000円以下で楽しむこともできますが、パッケージコースがおすすめ。オマモリマッサージ2時間はオイル無しと有りが選べて3000円未満。日本の禅を取り入れたマッサージは欧米人に非常に人気で「禅インザハート」も2時間たっぷり楽しんで3000円ちょっとと非常にリーズナブルです。
<DATA>
タイハー通り店
住所:37/165 Thai Ha St. Dist. Dong Da. Ha Noi
営業時間:9:00~21:00
19:00~:水上人形劇を鑑賞しよう
オマモリスパでマッサージを楽しみ、ホアンキエム湖に戻ってくるころには、もう辺りはすっかりと夜となります。ホテルで一休みするのもいいですが、体力がある方は、このまま水上人形劇場に行ってみてください。現在ではダナンやホーチミンでも鑑賞できますが、もともとはハノイが発祥。1000年前にハノイの農村で生まれた大衆娯楽となります。
週末ならナイトマーケットに参加しよう
毎週金曜から日曜の夜に開催されるナイトマーケット。旧市街には多くの現地人や観光客が集まり、お祭り気分を楽しめます。お店は南部から北部ドンスアン市場まで続いていて、数百の夜店が出ていますので、ここで雑貨土産を最後に買っていくのもおすすめ。1日のしめくくりとして楽しんでいってください。
いかがでしたか。一風変わったオマモリスパを体験できるのはベトナムだけ。それ以外にもベトナムの歴史を目と肌で学べるスポットを紹介しました。ハノイ旅行を計画している方は、是非参考にしてみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-02-14