オーナーがデザイン、近くの工場で生産したものを売るお店、センスの良さはお店に足を踏み入れたら、一目瞭然!
こんにちは、ベトナムナビです。今日ご紹介する「RED DOOR DECO」という洒落た名前の店は、アンティーク家具を中心とした雑貨もあるトータルインテリアショップ。紅い扉につい惹かれてしまいました。扉だけを見ると、ちょっと敷居が高そうな・・・買うつもりもないのにひやかしで入ってよいのかなというムードが漂ってきます。ちょっと気がひるみましたが好奇心の方が勝ち、トカゲの取っ手のついた紅い扉をついに開けてしまいました。トカゲさんにも惹かれてしまったんですね!
目の前に開けた店内は案の定、灯りが落とされたしっとりムード、優雅で高貴な、でもじっくり探せばナビでも買えるものがありそうな掘り出し物の宝庫のように見受けられます。店名に「DECO」とあるとおり、アールデコをかなり意識している模様。お店の人もニコニコと微笑みかけてくれました。2階もゆっくり見てくださいねと言われ、上にも上がりました。でもベトナムでは買い物は日中にするべきですね。暗い・・・いい感じのムードに誘惑され、思わず衝動買い!の気持ちをぐっと抑え、翌朝また出直す約束をしていったん店をあとに。
店員さん2人、日本語OKです、やっぱり天井がすぐ上に。
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ナビ、爬虫類好きです。トカゲは中華ではコウモリと同じく、幸運をもたらせてくれるもの。扉の向こうに幸せがあるかな。
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改めて翌朝に!
ベトナムのお店は朝が早い!こういう雰囲気のお店なら昼過ぎに開いて夜中までやってるのが似合うと思っていたら大間違い!なんと朝8時には開店。ナビも朝9時ごろドアを開けてみました。お店の中のすべてのものが、夜とは違う顔をして迎えてくれました。色もはっきりと見渡せて、昨晩とはまた違ったウキウキ気分に。正面ドアの紅も印象的だけど、店内もところどころで紅がポイントになっています。入ってすぐ左の赤いソファ、奥に見える紅い棚、紅には木目や鈍い色をした骨董がよく似合います。お互いを引き立たせているみたい。仏像やドラゴンなどの置物は中華の流れを汲むベトナム文化。ベトナム北部の人形もありました。全体的にはベトナムがベースだけど、西洋のアールデコが混じった部分も主張しようと独自のデザインを創り出してるように見えます。
ナビが買うとしたら・・・
このデザインとクオリティで、このお値段はベトナムならでは。ナビも買えそうなものがたくさんありました。特に棚の上に置かれている小物。ランプやろうそくは西洋から来たものですが、ベトナム味の小物を横に置くと、自分のセンズがグンと上がったみたいになります。写真や阿片パイプなんかもなにげなくテーブルの上に放り出してるようで、全体的なバランスが計算されてるし。扇風機とかもレトロでいいですねー。大きくないから持って帰れそう。値段も受け入れられる範囲かな。
幸運を呼ぶものがいっぱい!
「RED DOOR DECO」のものはじっくり見てると、モノによっては吉祥モノってことがわかります。幸運、財運、長寿を担いでるんですよ。扉のトカゲもそうだけど、トンボも幸運。トンボはランプにひっかけて、ランプの明かりをつけると幻想的な味わいでいいムード。アクセサリーにもトンボがありましたね、あっ亀も。亀は長寿、この色合いのセンス、ほんとに脱帽もの。
扇風機 400万ドン。
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紅い石のリングとネックレス 各44万8千ドン。
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トレットペーパーかけ 72万ドン、とかげの取っ手 56万ドン、
タオル掛け 120万ドン。
トカゲシリーズでバスルームを飾りたくなります、とかげのクネクネラインをうまくデザインに利用してますよね、これも「RED DOOR DECO」のオリジナルです。
階段付近も宝の山!
ベトナムのお店は階段の利用が上手ですね。2階へうまく誘導されてるみたい。壁一面に絵がかかり、たっぷり楽しませてくれます。
2階も見よう!
2階はベッドや鏡台、棚が置いてあって、自分ちのインテリアを模索してる人は何らかのインスピレーションを与えられるかも。実際ナビもベッドの上のクッションを見たとき、ベッドシーツが地味な色でも、こういうクッションで人に見てもらえるベッドルームに変身するかな、なんて思ってしまいました。ランプをバランスよくあちこちに置くことで、部屋のムードを暖かくすることができるし、木目の棚やしみじみとした絵も心の安定には必要かも。壷や変わったデザインの箱もさりげなく部屋のポイントになります。かぼちゃの置物はベトナムっぽい柄がまたいいと思いました。
オーナーはアメリカ人
お客さんで一番多いのはアメリカ人、その次はフランス、そして、ドイツ、カナダ、オーストラリア・・・アジアではシンガポールや香港からが多く、日本人はまだ少ないらしいです。ナビが最初は骨董かと思ったけど、同じものも多いのでレトロ家具ですね、と店長のYenさんに聞いたら、お店から20分くらいのところに工場があって、そこで、オーナーがデザインしたものを作ってますと。え?オーナーは工場にいるんですか?と聞いたら、いつもは海外ですって。アメリカ人の女性で、お名前はC.Sue McKinneyさん、ベトナムとアメリカを行き来しているそう。ベトナムの雑誌には彼女のホーチミンの自宅が紹介されていて、雑誌を見ると、お店のインテリアは、彼女の自宅のものがそのまま映されてるんだというのがよくわかりました。
クオリティ保証!
「RED DOOR DECO」のものが他のショップと違う点、それはクオリティの高さだそう。海外、それもかなり遠いところから来た人が発注したものは到着するにも日数がかかります。店長のYenさんのお話をいろいろ聞いてると、日本人はあまり大きな家具とかは買わないでしょ?(=うちが大きくないので)とよくご存知。でも欧米人は大きな棚などの家具をよくオーダーするそう。そんなときに包装をしっかりするのはあたりまえだけど、元がガッシリ作られていないとベトナムものは到着したら壊れてたっていうことがよくあるそう。「RED DOOR DECO」はその点について一番ケアに力を入れていて、とにもかくにもクオリティ一番、包装を解いたら少しのキズもなく、自信をもってきれいな状態でそのまま出てくるのが当ショップの自慢できるところです、とのこと。おかげで固定客も増えてきて、その方たちがまた知り合いを紹介してくれるそう。
もちろん、オーダーメイドも可能。家具やインテリアグッズのオーダーメイドなんてゴージャスですよね。いつかチャレンジしてみたーいと強く思ったベトナムナビがお届けしました。