プラスティックの紐で作ったバッグがこんなにかわいいなんて、知らなかった。配色やデザインもいいし、何より安いからいっぱいほしい!
シンチャオ、ベトナムナビです。今日はプラスティック紐を編んで作ったバッグのためにチャイナタウンのチョロンまでやってきました!ベンタイン市場の前から真向かいのバスターミナルまで、道路を突っ切って渡ったナビ。バスは01番で、3000ドン。チョロンは終点だから何とか行き着けそうです。
チャイナタウンにあった!
終点で降りて、出口を出ると左に歩いていきます。途中野菜やら果物、いろんなものが売ってます。そのウワサのカゴやさんはすぐ目の前にありました。入口はぜんぜんおしゃれでもなく、あまりに周囲に溶け込んでいるので、危うく通り過ぎるところでした。ここが日本人がよくバッグを買いに来る人気店だとは!確かにいろんなバッグがかかっています。でもよくよく見ると、色合いもいい感じ。お店の左側は仏壇用の灯かりを売ってました。これぞ、ベトナムではよくあるサイドビジネス(*^_^*)。
店に入りま~す!
店(おうち)に入る右側には大変無造作にバッグが積み上げられています。棚の中にどうでもええやんって感じで押し込まれてる風でもあり、でも売り物なんだろうって感じ(実は売り物です)。土間のような入口で靴を脱いで上がります。ごめんくださーい、と呼びかけないまでも奥のほうまで見渡せ、入ったすぐのバッグの部屋に家族たち皆が待機している感じ。お客さんはその家族たちに見られながら、お目当てのバッグあさりをすることになります。右前方には積み上げられたバッグの山々。わかりやすいように分けてくれてる風でもなく、山から自分がほしいものを探してくださいってこと。自力にかかるので、宝探しのようでおもしろい~。掘り出し物を見つけたときは、やった~って。
ここのおうちの子供たち、ベトナムの女の子はおしゃれ!
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ハンモックで昼寝もしてたりして
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ベトナム語しか通じません!
お店の奥は深―い、この建物、お店兼工場兼おうちです
ここのお店で不便なのは交通と言葉。こういうバッグはチョロンにしかないから、バッグがほしかったらチョロンまで来るしかない。また言葉はベトナム語しか通じないのが難。ベトナム語でいくらですか?と話せて聞いたら、返ってくるのがベトナム語数字なので、聞き取れない人は筆談に頼るしかありません。または計算機持参もいいかも。お店の奥はかなり深そうで、2階と3階もあり、15人で作ってるとのこと。工場は上の階だそうで、見せてください、と言っても残念ながら通じませんでした。
カラフルでかわいい!
バッグをひとつひとつ見ていくことにしたら、ひと際目を引かれた鮮やかな色の小さなバッグを発見。一番色が派手でかわいかった。どうやら女の子用のらしく、おうちの女の子が持ってポーズをとってくれました。かわいい。
他にもいろどり様々ありました。
ピンク 3万5千ドン。 買っちゃおうかなと一瞬思ったけど、いつ持つの?と考え直してあきらめました。
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黒 4万ドン。 日本人に人気のバッグ、使い勝手よさそうです。
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ピンクとオレンジ模様 2万2千ドン。 これも配色がいい感じ。
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緑と黒の模様 4万ドン。
変わった配色に目が奪われました。
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プラ紐バッグの流行は日本人が作る!
ナビたちが取材していると、もう3年ホーチミンに住んでいるという日本人の奥さんが来ました。久しぶりに掘り出し物を探しにきたそう。お話しを伺うと、最近はみんな色合いからサイズ、取っ手の部分とかも材料や参考写真持参でオーダーしていくそう。道理で色合いも日本人が好むバーバリー柄や地味なくすんだ色、サイズも薄型サイズやちょうどいい買い物かごサイズ、取っ手の部分もビニールが巻いてあったり、布だったり、木だったり。ビニールかごの流行は実はベトナム在住の日本人から作られていることがわかりました。小さい四角いかごをいくつか作ってもらい、小物入れの引出しに使う人もいるそう。うちの中の雑誌入れ、ポスター入れ用のかごも日本人からもオーダーだって。お店も1つ作るのならといくつか一緒に作って、余ったのがこうやって棚に並ぶんですね。日本人が好む傾向はだいたい同じなんで、ナビがいいなあと思ったのもどうやらその流れモノのよう。オーダーメイドは一ヵ月くらいかかるそう。時間に余裕がある人は挑戦してみてください。
少し小さめ 2万ドン。
ベージュがなかなかよい雰囲気でした
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さらに小さめ 1万5千ドン。
ちょっと持つのにどうでしょう?
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安いから注意して!
カワイイ、いいねと取り上げてマジ買う段階になって、じーっくり見ていたら、あれ?ちょっとしたほつれを発見。荷物用の強いプラ紐だけど、されどプラ紐。こすると小さなほつれは簡単にできちゃいます。一か所ほどけたり、割れると、直しにくいかもしれません。ナビもひとつ薄型を買いましたが、暗めのいろだったので、どっかでこすった時にそこだけちょっと白くなってしまいました。注意、注意。
きれいだけど・・・
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ちょっとほつれたとこがあります。
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プラ紐バッグの妙~
ナビは最初プラスティックの紐製というのを聞いて、米袋を想像してしまいました。果物を入れたりする運搬系の袋モノとか、確かに原料は同じだし。が、目からウロコだったのが運送でダンボールを結ぶその紐の配色の多さ、それが編まれるといろんな形のバッグになること。それにデザインによっては日用品、果ては芸術品になるんだなってこと。何より軽いのがいいし、運送ヒモが引っ張ってもちぎれないように、このバッグも中身がいくら重くなっても丈夫さ万全。夏場は肌に触れるとヒヤッとして気持ちいい。
他の国にはないこのバッグ、チョロンまで来た甲斐はあった!ベトナムナビがお届けしました。