ホーチミンで西洋気分に浸ることができる2区のタオディエン地区。ラグジュアリーな観光をしたい方は一度訪れてみてください!
こんにちは、ベトナムナビです。発展途上のベトナムでは、年々観光インフラが拡大して、旅行者が楽しめるエリアがホーチミンを中心に増えてきています。今回紹介する2区のタオディエン地区もその一つ。数年前までは現地在住者しか知らなかった町ですが、最近は旅行者の姿もしばしば見かけるようになりました。今回はホーチミン市内の2区にある「西洋の町タオディエン地区」をご紹介したいと思います。
アクセス
今回紹介する2区のタオディエン地区は、同じホーチミン市内にあるエリア。皆さんが滞在の拠点とされているのは凡そ1区となります。市民劇場やベンタイン市場周辺がメインとなる活動エリアとなるでしょう。その1区からタクシーに乗って、2区のタオディエン地区まではおよそ20分前後。朝夕の通勤ラッシュの時間は渋滞にはまってしまうので、できれば避けたいところ。一般的なオフィスビジネスアワーは8時~17時となりますので、前後1時間から2時間が渋滞が続きます。
2区の概要
ここで紹介している観光エリアは2区の中にあるタオディエンと呼ばれる地区です。2区は1区に近いのですが、サイゴン川を挟み、一昔前までは川にかかる橋がなく、住民は船で移動していました。そのせいで2区は発展に取り残されていて、低所得者層が住む町でもあったのですが、1区とつながる橋がかかり、2020年の地下鉄メトロの開通で2区が最初に通ることが分かると、途端に地価が激増。タオディエン地区は現在ではベトナムで最も地価が高いエリアの一つとして数えられています。
フェリーは現在でも庶民の重要な足
気軽に船に乗ってサイゴン川をわたります
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夜の港湾は美観
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現在でも2区の港湾からは毎日フェリーが就航。日本の東京を回る山手線のように、数分間隔で就航して対岸のドンナイ省まで行くことができます。船賃は約10円~20円と非常に安い上、陸路で行くと1時間かかるところを船だと10分程度で行くことができます。観光エリアのカンザーに行く際もこのフェリーでドンナイ省を経由していくのが近道です。
高級マンションからヴィラまで並ぶ西洋の町
タオディエン地区に入ると、いままでとは打って変わった町並みとなります。高級マンションはいずれも分譲で数千万円しますし、賃貸でも10万、20万円以上が普通。事業の成功者の証とみなされているヴィラは、数億円の値が付けられています。平均年収が二十数万円のベトナム人の所得状況から鑑みると、ちょっと考えられませんね。
タオディエン地区は「外国人街」、「西洋の町」、「欧米人の町」、「富裕層の町」などと呼ばれているように、事業で成功を収めた富裕層のベトナム人と、外国人駐在員で構成されています。並ぶ店が西洋チックなのは、欧米人経営のお店が多いからです。また、欧米人が暮らしやすいように町もお洒落な装い。
タオディエン観光~西洋の町を散歩
タオディエン地区の観光の仕方ですが、まずはタクシーでメインストリートであるタオディエン通りまで行きましょう。タオディエン通りは同地区の内側を南北に走る通りで、この通りを中心に複数の道が枝分かれしています。まずは北上しながらタオディエン通り沿いの店に立ち寄ったり、町の雰囲気を感じながら散歩してみましょう。
街を歩いていると、ここで暮らす人々の生活風景をのぞくことができます。多国籍の子供たちがインターナショナルスクールで遊んでいる光景や、セレブチックな欧米人のママさんが犬を連れてカフェで読書をしている光景。青い芝が広がるオープンカフェで談笑をする現地人の様子など、東南アジアとしてのベトナムらしさはないかもしれませんが、これも異国ならでは。
タオディエン地区は西洋の町として知られていますが、よくよく探せばベトナムのローカルな雰囲気が漂う風景もみることができます。ノンラー(三角の菅笠)を被ったおばちゃんが屋台を引く光景や、大衆食堂や露店でフォーやコムガー(チキンライス)を頬張る現地住民の様子を見ていると、やはりここがベトナムだということを思い出させてくれます。
お洒落なオープンカフェで西洋に浸る
タオディエン地区には欧米人に人気のオープンカフェがたくさん点在しています。市民劇場やベンタイン市場周辺にもお洒落カフェが多々ありますが、タオディエン地区のそれは少し違う雰囲気。カフェ店内は自然な気品を感じることができ、ベトナムの心地よい風に吹かれて食べる料理はどれも一級品です。欧米人が経営している店はスタッフサービスも申し分ありませんので、どのお店でも満足することができるはずです。
スイーツが人気のカフェ
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サイゴン川を見渡せるオープンカフェ
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お洒落雑貨ショップでお土産探し
また、タオディエン地区ではお洒落な雑貨店も多く見つけることができます。1区のドンコイエリア周辺にも雑貨店が軒を連ねていますが、ここで買える雑貨は1区では手に入らないものばかり。外国人やベトナム人のハンドメイド品やオリジナルブランド。欧米人が母国から直輸入したテーブルウェアショップ。富裕層のベトナム人が欧米各国を趣味で渡り歩いて仕入れをしたお洒落なアクセサリー店などでショッピングをすることができます。いずれもドンコイのショップよりも値段は張りますが、ここでしか買えない良質の品ばかりです。自分用、大切な人用に一つか二つ買っていってはいかがでしょうか。
コペンハーゲンから直輸入した品々
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どれも手に取りたくなるものばかり
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西洋料理を堪能しよう
欧米人が経営しているレストランもこの周辺には多々あります。本場さながらのイタリアンやフレンチ、スペイン料理を頬張ることができます。日本で食べることができるものもありますし、「せっかくベトナムに来たんだからベトナム料理を食べたい」と思うかもしれませんが、西洋の町タオディエンに来たのだから、このときだけは西洋の気分に浸っていってください。また、欧米人経営のレストランでは、実際欧米人家族がスタッフとして勤務しているので、彼らとの英会話を楽しみにするのもいいでしょう。
タオディエンビレッジで半日過ごそう♪
タオディエン通りを北上したサイゴン川沿いには、「タオディエンビレッジ」という複合施設があります。ここではスパ、カフェレストラン、プール付きのホテルが敷地内に併設していて、カフェレストランではサイゴン川沿いのオープンエア席で優雅な食事をとることができます。「スパ・オーセンティック」はプールやヨガ教室、タイ式マッサージ、アロマボディマッサージで憩いのひとときを満喫することができます。
<タオディエンビレッジ>住所:195 Nguyen Van Huong St.Dist.2
HP:http://thaodienvillage.com/%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0/
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いかがでしたか。雑貨ショップ巡り、カフェ・レストラン巡り、スパを満喫といった目的でタオディエン地区を散歩してみてはどうでしょうか。きっと一味違った高級感溢れる時間を楽しむことができるでしょう。以上、ベトナムナビがお届けしました。